何歳からでも読んで損のない「現代文」の教科書
訳あって教育出版の「精選現代文」という高校用の検定教科書を読んでいます。平成17年発行のものです。
僕は不幸にして、高校の現代文でどんな教科書を使ったかはおろか、何を読んだかもほとんど覚えていませんが、ともあれ、この教科書は年代的にはひょっとしたらリアルタイムで触れる可能性があった教科書です。
丸山眞男、加藤尚武、西脇順三郎、石原吉郎、樋口一葉他、かなりコワモテ(?)なメンツの「現代文」が収録されております(明治以降の文章を「現代文」と考えているようです)。
まだ8割読んだ段階ですが、収録された作品は大体以下のいずれかに当てはまる内容かと思われます。
・戦争
・日本の問題
・近代
・科学
・人間とは何か
・文学や芸術について
文章一つ一つはそこまで長くないものの、現代社会に関する様々なテーマを扱っているため、一編読むごとに確実に知的な刺激があります。
今からでも遅くない! むしろ今から読まねば! と思うくらいに勉強になります。個人的なアレですが、こういう機会でもなきゃ絶対触れないだろうな、という類の小説や詩があるのもありがたい。せっかくだから、他の教科書も取り寄せて読んでみようかな〜、と漠然と考えております。
実はこの作業は横浜ボートシアターの新作とも関わりのあることなのです。この作業がどういう意味を持っているかは追い追い書いていきたいと思います。
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