アーガイルを観る
アーガイルはマシューヴォーン監督の最新作です。マシューヴォーン監督と言えば、キックアスやキングスマンシリーズで有名ですが、私はどちらも大好きです。
キングスマン以降はマシューヴォーン証があればなるべく観るようにしています。監督作ならマストです。
さて、今作は全米で二週興行収入で一位を獲りはしたものの予想のかなり下の興行成績だったようで、宣伝などの扱いはあまり良くない気がしています。ただ、作品自体はマシューヴォーン証全開で、面白い作品になっていると思います。
ただ、導入部から前半はもしかするとわかりにくいかもしれません。物語が構造的に重曹構造になっているので。後半にその理由も明らかになるので、その快感はあり、もうちょっと評価されてもいい作品なのではないかと思うのですが、どうでしょう?
マシューヴォーンの作品はどちらかというと、それほど凝った構造の作品を作らないイメージがあるので、その意味では疑問符が湧いて混乱する作品なのかもしれません。
やはり、2時間とか三時間とか何もわからず緊張しながら観るのはかなり疲れます。ある程度、その監督やプロデューサーなりの作風や傾向が道標になって、適度に作品を見やすくしてくれていたりするのです。逆に作風を誤解したり、制作側がわざと作風を変えてきたりするの観る側が混乱して、正当な評価ができなかったりすることもあるのです。
物語の構造が凝ったことによって観客やはたまた読者など、物語に迷子になってしまいことがあるので、作品を提供するものはそこのところをしっかりと意識する必要がありますね。
アーガイルに関して、私は最初の方、迷子になりかけました。でも、そういった作品はきっともう一回観るときに、新しい発見があったりして、すごく楽しめる作品なんだと思います。
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