外国人は日本に体験に来ている。

先日ニュースを見ていると、インバウンドで12月の結果を待たずして今年の来日外国人数が、史上最高になったことを報じていました。
今まで日本は、見るべきところもたくさんあるし、何と言っても食べ物が美味しいのに、どうして訪日外国人数が少ないのだろうと思っていましたが、ようやく、侍や忍者だけでなく、和食,酒、アニメ、漫画などさまざまな資源で、訪れたい場所として認められたということなのでしょう。
そして、これは世界的な傾向なのだと思うのですが、物消費からこと消費へと変化してきているのですが、その傾向は日本の観光にも影響を与えています。まあ、昔から舞妓さん体験とかありましたが、寿司作り体験とかもあったり、いろいろ体験、インバウンドの観光客をターゲットにしたいろいろな体験も企画されているようです。
で、そのニュースで紹介されていた体験が、個人的には驚きでした。廃校になった小学校が、その体験の舞台です。
そこに連れられてきた訪日外国人で、学校に入ると制服に着替えて、出てきます。そして、体験が始まります。廃校を使って日本の学校生活が体験できるという企画です。
授業で書道をやったり,体育のところでパン食い競争をやったりしている映像が流れました。あと、給食もありました。参加者は、日本のアニメを見て、日本の学生生活に憧れをいだいた人たちが参加しているようでした。
中国とか韓国の人たちにはスラムダンクに出てくる湘南の江ノ電の踏切が観光名所になっていたり、アニメの世界的な広がりが感じられる事象だと思います。
ネットプリックスなど動画配信などでさらに世界に広がっていく可能性があります。工夫によってはもっとアニメと関連させた観光施策などで訪日外国人観光客をもっと増加させることができるかもしれません。
作品をうまく利用すれば,地域を分散させることもできるかもしれないですし、もしかしたらIPの掘り起こしもできるかもしれないと思いました。

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