ライオンキングムファサがまさかの北米首位に⁉︎
ライオンキングムファサは公開第一週に前作の五分の一程度しか興行成績を叩き出せなかったという散々な成績で、失敗したと思われたのですが、翌週からまさかの事態が起きたのです。
ビッグバジェットの映画には珍しく、二週目がまさかの動員が30%以上の増加という驚きの結果を叩き出した。
普通なら二週目では40%近くは下がるものです。マーベルなどなら70%程度下がることもまあまいったりするのです。それなのに、ライオンキングムファサは、まさかの初週超えという結果に。初週の動員が低すぎた,ということも二週目に動員が増えた一因になるのかもしれないのですが、たいていの場合、初週が少なかったからといって二週目もさらに動員を減らすものなのです。二週目に動員を増加する場合は,単館上映のような映画が上映館数が増えて拡大することによって増加するような場合にほぼほぼ限られるのです。
そして、三週目は二週目より動員は落ちましたが、二週連続で首位だったソニック3 トーキョーミッションを抜き去りまさかの首位を奪取したのです。
ライオンキングムファサは、前作のような技術的な驚きもなく、物語としてはよくまとまってはいるとは思うものの、逆に凡庸な印象もあったので個人的な評価は高くはないのですが、中国他日本をのぞく外国ではかなりのヒットを記録しているようです。そして、北米でも、まさかの二週目以降の動員増で前作超えは無理にしてもそれなりの結果を残しそうな風向きに変わってきました。
そうなってくると、何故初週の入りが悪かったのかが気になるところではありますが、二週目からの復活に関してはやはり口コミというか作品を観た人の評判が高かったということなのでしょう。
そこでわかりやすさというのは一つの大きなポイントのような気がします。映画好きに合わせていくと、だんだん蛸壺化して、普段映画を見ない人にはわけのわからないものになってしまうのかもしれません。そこにあれだけわかりやすい作品というのは、もしかしたらわかりやすさ故に広い世代に響いたのかもしれないと思いました。