山田尚子監督のUKロック愛について考える


山田尚子はけいおんで一躍有名になりましたが、以後も聲の形などのヒットを飛ばしました。
京アニを離れてからも平家物語などを官時されていました。そして8月30日に新作のきみの色が公開されました。
山田尚子監督の作品の特徴として音楽に近しい、ということが挙げられるかもしれません。
たまこマーケットはちょっと違うかもしれませんが、それ以外は音楽好きであるところが作品から現れていると思います。
ラインはニ通りあって、クラシックとロック,ロックに関しては厳密に言えばUKロックということになります。まあ、平家物語は日本の、ではありますがクラシック、ということで解釈しています。
まあ,私はあまりクラシックには詳しくはないですが、ロックはそれなりに知ってる自負があります。その視点から見ると山田尚子監督はUKロック好き、特にニューウェーブを好んでいるようです。きみの色で主人公たちが組むのがニューウェーブバンドというなかなかチャレンジャーな展開でした。一応バンドものと言えると思うのですが、ギターの次に登場するのがテルミンというのはなかなか、音楽好きでなければ思いつかない展開だと思います。
それに聲の形のオープニングでフーもマイジェネレーションがかかったり、きみの色の途中でアンダーワールドのボーンスリッピーnuxxがかかったりと、なかなかその筋の音楽好きがグッときそうな音楽を選曲していたりするのです。
きみの色で披露される楽曲もインディダンスやシューゲイザー、4AD系とモロUKの影響を感じさせる音楽なのです。
それに、けいおんでも海外でライブをするのがロンドンであったりするのも、きっとそのUKロックへの愛情からくるのではないかと、私は睨んでいます。

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