道路に穴が開くというのはかなり怖いのですが…
昔、御徒町で道路が陥没する事故がありました。1990年の出来事です。この事故の原因は東北・上越新幹線の来春の開業に向けて,事故現場の地下にトンネル工事を行なっており、その工事によって不具合が生じ、陥没事故が起こったようです。
つまり御徒町の陥没事故については,下に穴を掘っていたわけです。事故なので大したことがないわけではないのですが、下が空洞化しているのならば、何かのきっかけで穴が開く、ということは理解できるのですが、八潮市にできた穴はどうもそういうわけでもなさそうなのです。地下にある下水管が老朽化して、そこから汚水が出るのはわかるにしても、どうしてそこが空洞化してしまうのでしょうか。
下水管から汚水が出て、そこの土方がなくなってしまう、というのがイマイチイメージできません。汚水といっても水ではなく硫化水素によって下水管が腐食して、そこで漏れ出した、みたいな話です。
水でも土が泥になったら地盤が不安定になって重たいものが乗ったとしたら、そこが沈んでいく、というイメージはわかります。かつて東日本大震災のときにあった液状化現象に近い感覚なのでしょうか。
さらに,下水管の上に下よりは小さいのですが、雨水が流れるような水道が作られているそうで、二つできた穴が一つの大きな穴になったときに穴の中で出ていたのが雨水が流れる水道から流れ出ている水なのだそうです。
ただ、穴は完全な穴になっていたので,汚水によって泥になって,という推論はまったくの的外れなのだと思っています。
天然で地面が空洞化するという現象があるのかよくわかりませんが、私の頭では硫化水素によって土が溶けて空洞にでもなったのか?とか考えてしまうのですが、それもたぶんハズレでしょう。
まあ、私に原因が理解できるとは思わないのですが、いきなりトラックくらいの重量のものが乗ったら穴になってしまうことがあるということで、コレはかなり怖いです。トラックに乗らなくても、交差点で信号待ちしていたら隣にトラックが止まる、なんてことは普通にありますから。