エブリバディウォンツトゥルールザワールドについて
怪盗グルーの新作で思いっきりフィーチャーされていた80年代を代表する名曲、ティアーズフォーフィアーズのエブリバディウォンツトゥルールザワールドですが、やはりいつ聴いてもいい曲だと思います。
この曲はティアーズフォーフィアーズの2ndアルバム ソングスフロムザビッグチェアからのアメリカでの第一弾シングルで見事、一位を獲得したと記憶しております。ちなみに,彼らの本国イギリスでは第一弾シングルはシャウトでアメリカでは第二弾シングルで、そちらも一位になったはずです。
さて、ティアーズフォーフィアーズはサブスク主体の世の中になって復活したアーティストでもあります。最新作ティッピングポイントはチャートアクションも良く英米でヒットしたなんてニュースもあったかと思います。
ウィークエンドがペイルシェルターをサンプリングした辺りから本格的な再評価が高まってきているような気がしていましたが、いよいよ本格的にティアーズフォーフィアーズのブーム到来でしょうか。
個人的には、エブリバディウォンツトゥルールザワールドは、曲がすごく夏っぽい気がしています。最初のイントロがかかると暑い夏にさわやかなそよ風が吹き込んでくるような気がします。
しかし、それよりも今の世界情勢を考えると凄く響いてくるような気がします。何たって、みんな世界のルールになりたがってる、ですからね。ロシアしかり中国しかり、アメリカもここにきてトランプが優位になってきてるところを見ると、この曲が,注目を集めてきているのには何か警告めいたものを読み解きたくなるのも仕方のないことなのかもしれません。
怪盗グルーの音楽監督のファレルウィリアムスがそれを予見してピックアップした、とまでは言うつもりはありませんが、時代を読む才覚が確かなのは間違いがありませんので、あるいは、そんなことも…
まあ,私は世界が平和になることを望んで止まないのでしが。