ビレッジピープル
トランプ大統領が就任しましたが、就任式やその前日のイベントは大盛り上がりだったようですね。日本の政治集会はどうしても地味になりがちですが、そこは民衆を取り込むか根回しでやりきろうとするのか、政治における国民性の違いにあるのかもしれません。
さて、そのトランプ大統領就任式の前日のイベントにビレッジピープルが出演しヤングマンを演奏した,という話題をニュースで観ました。
トランプ大統領は就任当日から大統領令を連発してトランプ色を鮮明に打ち出しました。その中にアメリカの性別は2種類男と女しかない,という旨の話をされていました。これはLGBTQ、トランスジェンダー、ゲイカルチャーの完全否定のように私には映りました。
そこで、ビレッジピープルの話になるわけですが、なぜトランプ大統領のイベントに彼らが出るのか?すごく違和感を感じます。もちろんトランプが大統領で彼らの代表曲ヤングマンをテーマソングのように使っていたのは知っています。しかし、ブルーススプリングスティーンがトランプに選挙戦でボーンインザUSAを使用をしないよう申し立てたというニュースのように、ミュージシャンの意図に反して勝手に使われることはあります。ビレッジピープルの預かり知らぬところで使用されていたのかも知れません。知ってたけど抗議するほどでもないと思っていたのかもしれません。
しかし、イベントに出演するとなれば話は別です。ミュージシャンの意思がそかには少なからず介在します。つまり,少なからずビレッジピープルはトランプを支持しているということが明確にされたということです。
ビレッジピープルは70年代、ゲイカルチャーが注目を浴びた際にその急先鋒としてYMCAやマッチョマンなどのヒットを出したディスコバンドです。つまり、ゲイなのに、トランプを支持している、ということです。YMCAはゲイの歌ではないと聞いたことがあるのでトランプが使用するのも理解はできるのですが,まあ、すごくアガる曲ですし…
しかし、ビレッジピープルの立ち位置は謎です。まあ、私がビレッジピープルを誤解しているだけなのかもしれませんが。