フジテレビのCM枠
フジテレビのCM枠がすごい状態になっています。ACジャパンのCMばかりが流れている状態。これ、東日本大震災のときにもCM枠がそういう状態になっていましたが、それを彷彿とさせます。
まあ、これは企業の在り方が変わってきたことを表しているような大きい事例のような気がします。ジャニーズ事務所が海外圧力によってジャニー喜多川の性被害問題に関してはかなり以前から言われていたことが一気に進みましたが、同じようなことがフジテレビにも起こっているように感じます。
海外のアクティブファンドが異議申し立てしたことからワールドワイドに活動してる大企業を中心にCMの放映中止の事態となり、レギュラーで契約している150社のうちの75社は方法を取りやめているということで、トヨタやホンダなどの自動車会社から食品会社まで。キッコーマンなどは一社提供の長寿番組食いしん坊バンザイの番組自体の放送を取りやめるに至ったのです。松岡修造もビックリの展開です。それほどまでに今、世界的に見ても人権に対するガバナンスのプライオリティが高くなってきているということなのだと思います。
最近、私はあまりフジテレビの番組は見ていなかったのですが、その異常事態がどんなものか見ようととフジにチャンネルを回しました。するとCMの入るパートももしかしたら減らしているかもしれないように見えましたが、本当にACジャパンばかり。それ以外でCMがながれたのは、私が見たところライフネット生命、アイリス大山、ニトリとすべて新興の企業でした。
こういった会社はまだ海外のアクティブファンドの株式保有の割合が少ない、とか海外の事業展開の割合が少ないとかで、外からの影響が少ない会社なのかもしれません。
なかなか、世の中複雑になっていますね。