新幹線の徐行運転
帰省ラッシュのこの季節に、宮崎県で起きた地震の影響で南海トラフ地震の可能性を政府が発表しました。その対策ということでJR東海が浜松辺りで徐行運転するというアナウンスをしておりました。
実際、新幹線に乗ろうとすると乗る段階ですでに五分遅れでどんだけ遅れるのだろうと思っていたのです。今回の目的地は広島。通常で4時間かかるイメージなのでこの日は徐行も予告されているのです。個人的には5時前近くになるのではないかと予想していました。
しかし、いざ、ふたを開けてみるとほぼ五分遅れ。出発の遅れた時間がそのまま遅れただけ、という結果でした。
もちろん車内アナウンスなどを聞いていると駅に着くたびに五分遅れの謝罪アナウンスが流れていたので、全体的に5分遅れのダイヤを守るという判断をJRがしたのだと思います。
ただポイントとしては徐行運転があります。徐行運転と言えばノロノロ運転のイメージがあります。しかし、そのイメージは当然,通常の鈍行列車のイメージです。新幹線の徐行運転はもしかしたら急行や特急の通常運転するなんかと比べても全然早いのかもしれません。まあ、新横浜から名古屋までの間でその徐行運転のマイナス分を取り戻せる程度の遅れしか出ないことは確かです。
ただ新横浜から名古屋までほどはなくとも他にも長い箇所はあるので、素人考えですが、五分程度の遅れなら簡単に取り返すことは出来そうな気がします。
しかし、それでも5分の遅れをずっと保っていたことを考えるとダイヤ全体をスライドさせたのではないかと考えたのです。
ただ、よく考えてみれば徐行運転を決めて、仮にそれぞれの運行が遅れるのであれば、その遅れが積み重なっていくことになるので、ダイヤ自体が意味をなさなくなってしまいます。そんな愚策を敢えてJRがするとも思えないので、そういう場合も想定された対応なのだと思いました。