ブルーススプリングスティーンのボーンインザUSAの40周年
ブルーススプリングスティーンの大ヒットアルバム「ボーンインザUSA」、6月には40周年記念盤まで出たようです。
そうとは知らず、たまたま先日、ブルーススプリングスティーンのベストアルバムを聴いて、いろいろ思ったので、このアルバムのことを書こうと思います。
あまり語られてはいませんがブルーススプリングスティーンを元ネタにしている日本人アーティストは結構います。尾崎豊も佐野元春もハウンドドッグも,そのまんまじゃないかという曲があったりするのです。アレンジなんかも80年代前半の日本のかなりの数のアーティストが影響を受けていました。
私としてはブルーススプリングスティーンの最初はダンシングインザダークなので、まさにボーンインザUSA世代なのですが、当時はブルーススプリングスティーンが人気なのは知っていましたが、どれほどの支持をされているかは知りませんでした。
そんなわけでボーンインザUSAがブルーススプリングスティーンのノーマルとして認識していたのですが、ベスト盤を聴くとボーンインザUSAがブルーススプリングスティーンにとって意欲作というか勝負作というか異色な作品であるということに気付かされました。
シンセを大胆に導入し、それまでの無骨なサウンドよりも耳馴染みのいいサウンドになっています。時代が時代ならセルアウトとも呼ばれかねない変化のようなサウンドの変化です。
しかし、この作品はブルーススプリングスティーン最大のヒットとなり不動のロックスターのポジションを確立しました。あまりに売れすぎたために以後の作品は内省的な方向に進むことになるのですが、それでも支持されるポジションをこの作品が完全に築いたのです。
ボーンインザUSAというタイトル曲はアメリカの大統領選挙の度に使用が話題になるなど国民的な1曲となっています。
当時、私はボーンインザUSAのアルバム連続首位をストップさせしばらく首位の座にい続けたパープルレインを推していたので、実はあまりボーンインザUSAを好んではいませんでした。ただパープルレインが首位の間ずっと2位でパープルレインを首位から引きずり落としたのもボーンインザUSAでした。
アレから40年過ぎてもまだブルーススプリングスティーンは第一線で活躍しているのですから、なんともすごい話です。
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