続・ドイツ5部チームのゲームモデル
どうも!ドイツで活動中のToshiです!
今回は、以前紹介させて頂いたゲームモデルにて、守備の原則が見受けられなかった…
という話をさせて頂いた後、昇格プレーオフに向けてのトレーニングの中で、
チームの守備における原則がトレーニングにて判明しましたので、紹介させて頂きたいと思います!(個人的には、チームとしてやるべき事が、試合では見受けられなかったにせよ、存在していた事に一安心)
守備
ミドルサードにブロックを敷いて、中央orサイドで前後で挟み込む
原則
①1-4-1-4-1の4-4ライン間は縦横10m間隔でポジショニング(アンカーはカバーと中間ポジション)
②相手MFラインへのボールをスイッチにスライド&プレス
③CHに対してはIHとFWで挟む、SHに対してはSHとSBで挟む
狙い
ミドルサード(自陣側)にブロックを敷いてMFラインへのボールをターゲットに、圧縮して奪いに掛かるのが、基本的な狙い。
サイドか中央かという部分は厳密にはこだわっていないものの、FWにはサイド方向への誘導を促している。非常にベーシックなプレッシングですが、実際の試合ではFW1枚では開いたCBに対して限定が出来ず、IHが相手CBに対して出て行かなければならない状況が多々あり、この形は機能していなかった印象。(IHはカバーシャドウも上手くなく、簡単に捨てた選手にパスを付けられるシーンもしばしば)
FWまでボールを入れられた際は、ボールサイドのCBが出て対応し、残り3枚のDFが絞る形(空いた場所をどう埋めるかは言及されず)
他にルールとして存在したのは、下げたボールに対してはしっかりと全体のラインを上げる事。
実際の試合では…
原則自体は見つかりましたが、攻撃に比べると、試合での再現性や選手の実行の意識はかなり希薄な印象でした。IHのカバーシャドウや、SHの献身性、ボールとは逆サイドに位置する選手の準備や配置を改善して実行すれば、よりカウンターのチャンスが増えるのでは無いかと感じました。
そんな状況ではありますが、プレーオフは2試合トータルで11-1と圧勝し、昇格が決まりました!
来季に向けて、オフの間に資料をまとめて、監督に自分なりのアイデアを伝えてみたいと思います!
来季はシーズンのスタートからチームに帯同出来るので、より誰からも認められるような、目に見える貢献をしていけるように準備したいと思います!
サポートして頂いた費用は、現地での練習・試合視察の費用に活用させていただきます!よろしくお願いします!