ある6段の階段。
こんにちは〜としちゃんですぅ。
最近お酒を飲むの一旦やめてみてるんですけど睡眠の質があがるわ少しだけ痩せるわいいことづくしで嬉しいです。
あとはモテるだけ!よろです!
今回は広島のスケボー愛好家なら誰もが知っているであろう、ある6段の階段についてのお話しです。
スケートボード。
以前の記事にも書きましたが僕の趣味はスケートボードです。
高校2年生の夏休み前くらいに始めました。
素振りなんてほとんどしたことなかった野球少年が、練習終わりにお家のお庭でオーリーの練習をやり始めた時は親も驚いたことでしょう。
#オーリー (ollie) とは
スケートボードの板と一緒にジャンプする技。
基本中の基本の技のこと。
スケートスポット。
スケートボードをやるにはある程度の広さと、路面のコンディションが必要です。
それに加えて縁石や段差、階段や手すりなどの遊び相手がいればなお嬉しい。
総じてスケートスポットとよばれます。
大まかに分けてスケートボードができる場所、スケートスポットは2種類あります。
・スケートパーク
スケートパークと呼ばれる広場はそれらが用意されてる、導線も考えてスケートボードをするために人が設計した場所です。
ゆっくり練習したり、酒飲んだり、情報交換などに使われることが多い場所です。
・ストリートスポット
ストリートスポットと呼ばれる場所は都会や田舎に限らず、地上に突然現れるスケートボードに適した場所です。スケートボードのためには作られていないので様々な障害が降りかかる事があります。
スケートパークが練習の場ならストリートスポットは本番の場です。
そこでどんな技をするか、様々な障害にどう対応するかでそのスケーターのスタイル(持ち味)がでます。
○田公園。
そんなこんなで高校3年の夏、野球部を引退。
素振りもしない少年は、当然受験勉強などするはずがなく今まで味わえなかった高校生活を謳歌しながら、スケボーにどんどんハマっていきました。
そろそろ地元を抜け出して、新しいスポットで滑りたいなと思っていた矢先でした。
友人からスケートパークとストリートスポットの合いの子のような公園があると情報が入り、
さっそく次の休みの日に向かうことになりました。
到着。
そこは天国に見えました。
なんだここは、、、本当にただの公園なのか?
路面は綺麗で最高、縁石も様々な高さがあり、ステアと呼ばれる階段も1〜3、6段と
豊富にとり揃えられているではありませんか!
公園の一角、そこだけ、まるでスケートボードをするために作られたかのような場所が広がっていました。
ステア。
先程説明したオーリーというスケボーの基本の技がある程度できるようになっていた頃で、低めの物なら飛び乗る、飛び越えることはできていました。
次は、そう、飛び降りる。
全く同じ技でも見え方や難易度がガラッと変わるのがスケートボードの面白さの1つで、飛び降りるに関しては飛び乗る&飛び越えるの数倍の恐怖が芽生えます。
たった1段でも最初はめっちゃ怖いです。
2段とかやばいです。3段はもう軽いいじめです。4段からは保険に入りましょう。
この階段の事をスケーターはステアと呼びます。(英語で言ってるだけ)
そして、この公園の6段ステアこそが今回の記事の主役なんです!(やっと出てきた!)
○田公園の6段ステア。
この公園で初めて3段(軽いいじめ)のステアを飛びました。いぇーい。
実はその数日前に新調したデッキ(スケボーの板)だったのですが、3段ステアの練習中に中折れしました。。。。
ステアを飛ぶのも初めてだったけど板が折れるのも初めてでした。。。
ステアってなんかやべー。みたいに思いつつも隣には倍の6段が見えています。
いやこれはただの階段や!とか思いながら〜〜...
時がすぎ
もっともっと時がすぎ
実に7年の時が経ちました。
ただの階段という認識から、だんだんスケートスポットとして認識できるようになり、ついに挑戦の段階まできた!
(もっと前から挑戦できていたはずだが、度胸がなかった、、、)
6段って実は大した事なくて、他のスポットの6段や7段は飛んだ事あるのですが、ここの6段はちょっと特殊なんです。少し難易度が高い。
去年からここの6段にトライはしていたのですが抱えている膝の古傷の事もあり、なかなかうまくいかず、この人生でここは飛べないのだろうかと考えていた時期もありました。
ありました。??
そう、飛べたんです。おととい。
(動画はInstagramに載せます!)
やったー。
飛べたと同時に頭の中でいろんなモノがスパークしました。
ドーパミンやアドレナリンが大量放出し今までにないくらいの多幸感と達成感に加えて、
この7年間で影響を受けてきたスケーターや、一緒に滑ってくれてるホーミー達たちへの感謝の気持ちが大爆発。
新たな宇宙が誕生しました。
えもん銀河と名付けました。
飛べた考察。
7年という割と長い年月が経った末に飛べたこの6段ステアから学びや喜びを得る事ができました。
まずこの7年間、いろんなステアを飛んできましたが、常にこの公園の6段をイメージしていました。
ここを飛べたらあの公園の6段飛べるかなぁとか
ここを飛べないならあの公園の6段は飛べないなぁとか
ステアを飛ぶ時の基準というか標準はずっとこの公園の6段に定めていました。
昔ステアの街と呼ばれた地元広島の有名なスポットでもあり、先人たちもみんなここを飛んできたという事で、なんとなくこのステアを飛んでやっとステアを飛べるスケーターという称号が手に入るのではないかと勝手に決めていたので、自分にとっては意味のあるステアだったのです。
そして6段を飛ぶという1つの目標を達成した今、また新たな次なる目標が見えています。
これってなんか本で読んだり、大人と呼ばれる人たちからよく聞く事に重なるなぁとも思いました。
今の自分よりも少し大きな目標を立ててそれに向かってコツコツ努力を重ねる。(努力したつもりはないけど)
目標と目的はあくまでも別物で、俺がスケートボードに求めている目的は楽しむこと。
より楽しむために目標を立ててそれを遂行していく。
これが成功体験というやつか。
誰から教えられたわけでもなく自然に、しかも楽しんでそれができていたんだなぁと改めて考えさせられました。
気づいていたのか気づいていなかったのか、自分の中で腑に落ちるまで7年間も費やしてしまったが、この経験は他でもないスケートボードに出会ったからであって、純粋に好きなものに打ち込んできたから得られた結果なんじゃないかなと思います。
これをなー、ビジネスや日々の生活に落とし込めたら最高なんだけどなぁ。。笑
でもこの事が1つの成功体験として僕の中に蓄えられたので、やり方やジャンルが違うだけで僕にもできるんだと言い聞かせて、自信や行動に繋げていこうと思います!
最後に。
時にはスケボーできない時期や、あまり熱がなかった時期もありましたが、一緒に滑ってくれる気の合う仲間がいる事や、コツコツ練習を積み重ねてきた結果、だんだん体の動かし方がわかってきたり、イメージも膨らむようになりました。
でも、技術的には飛べるはずなのに、気持ちの面でクリアできておらず恐怖心に負け何度も諦めました。
そこで背中を押してくれたのはやっぱり仲間の存在が大きいなと思いました。
あいつに負けたくないとか、かっこいいとこ見せたいとか、少しガキっぽい気持ちも正直ずっとあります。
でもそれはちょっとエゴというか自己中心的な面があるんじゃないかなと自分では思います。
それで自分の背中を自分で押す事ができる人もいると思うし、悪いことではないと思います。
でもおそらく僕はそのタイプの人間じゃないんだと思います。
最近バイブスの上がり方が前と何か違うなぁと自分で気づきかけていました。
色々経験して丸くなったのかなんなのか、バイブスが上がる時って仲間の存在をより強く大切にイメージできているというか、感謝の気持ちというか、まだ上手く言葉にできなくて薄っぺらく感じさせてしまうと思いますが、なんか違うんです。あったかいというか。
目標だった6段を飛べたことで、ただ一緒に滑ってくれたり、ガッツ見せてくれたり、バイブスあげてくれたり、アホなことで笑ったり、誰にも話せないような相談を聞いてくれる仲間に対して
ありがとうと、感謝の気持ちと
そんな仲間に出会わせてくれたスケートボードへのリスペクトの気持ちが
僕にとっては重要で、欠けていたピースだったんじゃないかなぁと気付くことができました。
俺と一緒に滑ってくれた、滑ってくれてるスケーター全員にビッグリスペクトを送るぜ。
いつもありがとさんきゅさんきゅー
ぴーすめーん
のちで〜