台湾食レポート
久しぶりのnote更新です。お待たせしました。
バンドのツアーで台湾に来ています。来るのは2回目。私の興味はやはり食です。今回もなるべくいっぱい色んなものを食べたいです。
さて、昨日は早速ライブ前後で食事に連れて行ってもらいました。ツアーを企画してくれた台湾月見る君想うのオーナー、ブッダさんです。
食事をしながら興味深い話を聞きました。食の宝庫と呼ばれている台湾ですが、飲食店経営はやはり難しく、半年や1年の短いサイクルで店が変わってしまうこと。成功しているお店も薄利多売であることが多く、そのため単純作業を繰り返し作れるような専門店が多いこと。飲食店経営者ならではの事情から、台湾の食事状に深く切り込んで行きます。
ブッダさん、もちろん食は好きなのでしょうが、台湾を手放しで褒めることはしません。日本に帰るといつもほっとする。やはり日本食は美味しい。成田空港のコンビニでカツサンドを食べては感動する。という、発言まで飛び出します。え、台湾食アンチなの?と思ってしまいますが、どうもそうではないようです。
ブッダさんが台湾食に対して持っているイメージは
・油が多い
・塩味が少ない
この2点でした。なるほど、確かに、と提供されている料理を食べながら頷いてしまいます。
台湾人は体質的に油を分解できる酵素が多いらしく、多少油が多くても気にしないそうです。日本人はそうでもないので、例えば台湾の人気食である魯肉飯も、毎日は食べれない、食べれて週1かな、とブッダさんは言います。
また塩味についても、甘みや香辛料、といったものに比べると全体的に控えめに抑えられていて、日本人には薄味に感じられる味付けが多いようです。逆に台湾人が日本に行くと、どれも全体的に濃い味付けに思うのだとか。ラーメンも麺だけ食べてスープを残す、ということもあるそうです。こちらでは家食より、外食で済ます人も多く、毎日食べれるようにという事情も影響しているのかもしれません。
他にも、暑い国柄なためか、よく噛まずに食べれるような柔らかいものが多いこと、でも弾力のあるモチモチしたものは好まれる(例えばタピオカとか)らしく、モチモチ食感のことを”QQ”と呼ぶ、とか。QQ、良いですね。覚えやすい。
そんな話を聞きながら、初日の夜が更けて行きました。さあ今日は2日目です。これから金峰魯肉飯を食べに行って来ます。
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