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シャーとニャーのはざまでーチミママのこと(8)

前回の投稿からお正月をはさんで1ヶ月半が経った。昨年8月にチミママ(ママン)を10年の通い猫暮らしを経て保護してからまもなく半年になる。この1ヶ月半の間にママンには大きな変化があった、と僕は感じている。ようやく屋外への執念がなくなり、ケージから出て自由に徘徊し、ネズミのおもちゃで一人でも夢中で遊ぶし、僕が相手をしてあげると目をまん丸にして興奮、ネズミを追って僕の膝の上にまで登ってくるほど。僕に対する不信感が薄まり、ほとんどシャーしなくなった。シャーするのは不意打ちしたときとか、僕がしつこく「ママン、シャーは?シャーしてよ」とねだるときくらい。

チミとの関係も面白い。これまで距離をおいてママンを静観していたチミが朝型にママンとバタバタと追いかけっこをしている音で目が覚めることも多くなった。ママンはつねにチミに対してグイグイと遊ぼう遊ぼうとすり寄っていくから、ふたりの関係はチミの許容力にかかっている感じもあるけれど、それもいい方向に向かっている、と思う。猫の気持ちは猫にしかわからないから想像でしかないけれども。

ママンの左耳はずっとかさぶた→かさぶた取れてまた出血→またかさぶた→またはがれて痛々しい、というのを繰り返しているのだけど、年末に塗り薬と内服薬で様子を見ているところ。早く傷口が癒えて毛が生えそろったらな。毎日のブラッシングでツヤツヤのママンはこれまでの猫生のなかで一番美しく麗しい。もうすぐ、ママンがうちの猫になって半年。

僕のことよりネズミが好きなのよね?
エクササイズあとのママン


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