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年間ベストアルバム2024 Top5

 Noteを書くのはだいぶ久しぶりですね~。今回は2024年の新譜について書いていきましょう。
 実は今年初めて新譜を追うなんてことをしたんですよね。いつもはチャートに入ってる曲を聴いてばっかで。アルバムで一枚で、っていう聴き方をするようになったのは大学に入ってからで、ようやくその感覚が染みついてきたタイミングが今年だったんですよ。

 ということで、1月から新譜をできるだけ聴くようにしまして、大体50枚以上聴きましたかね。Noteを書いて「第30位は…!」とかやってる皆さんに比べれば聴いた枚数はだいぶ少ないですが、とりあえず何かは書いておきたいと思いまして、特に思い入れのあるTop5を選びました!

 参考程度に、温かい目でご覧ください(笑)


第5位 Beyoncé "Cowboy Carter"

 第5位はこちらのビヨンセのカントリーアルバムです!このアルバム、素晴らしかったですね~。かなり収録時間は長かったですが、何度も聴きたくなるような良いアルバムでした!

 まずこのアルバムで度肝を抜かれたのは、ビートルズの"Blackbird"のカバーですよ!いやー、ビヨンセは地の歌のうまさがあるのでこういう曲もすんなり行けちゃいますね~。後ろのサウンドはおそらくビートルズ版からそのまま引っ張ってきてる、つまりサンプリングと言ったところでしょうか。

 大ヒットした"Texas Hold'Em"も良かったですね。これがカントリー系の楽曲としては一番最初の公開曲だったと思いますが、「え?カントリー、行ける?合う?」っていう心配を完全に振り払ってくれました!

 ドリー・パートンウィリー・ネルソンなどの大物の参加、そして彼らに対するリスペクトはもちろん、シャブージーポスト・マローンなど今年それぞれが大ヒットを放った売れっ子の貢献も見逃せません。
 "YA YA"でのビーチ・ボーイズの"Good Vibration"のサンプリング、"16 Carriage"、そして"Sweet ★ Honey ★ Buckin'"でのグラミー賞に対しての言及などに代表される内省的表現は個人的に面白いなと思ったポイントです。

 ビヨンセらしいR&B感も損なわれていない、非常に完成度の高い一枚だったので、この順位にさせて頂きました!
 もう少し曲数と収録分数が少なかったら上位だったかもしれませんが、仕方がないですね…。
 彼女は次にどんなアルバムを作ってくれるのか、期待しましょう!!


第4位 Coldplay "Moon Music"

 第4位はコールドプレイの新作です。これは個人的に結構サプライズなクオリティのアルバムで驚きました。

 なんと言っても先行配信曲の"feelslikeimfallinginlove"ですね。久々にロックなサウンドのコールドプレイが帰ってきてくれて結構嬉しかったですし、メロディも自分好みでした!正直この曲の良さに関しては言うこと無しです。

 ただ、2曲目に配信された"We Pray"。「え?feels…、めっちゃ良かったのにまたこのスタイル?」と最初はちょっとガッカリしたのは事実です。でも、アルバムを通して聴くと思ったよりも違和感が無いんですよ(笑)
 単曲で聴くと理解が出来なくても、アルバムで聴くと良さが理解できる。これがアルバムで聴くことの良さの一つでもあるのかなと改めて実感しましたね~。
 "Jupiter"のようなギター弾き語り系の曲、"All My Love"みたいな昔のコールドプレイを聴いているように感じる曲の存在も素晴らしかったです。
 
 個人的には『Mylo Xyloto』以来の傑作だったように思います!


第3位 Linkin Park "From Zero"

 ここからはトップ3。リンキン・パークの新作ですね。
 
 「チェスターの代わりは務まるのか」

 そんな意見を跳ね除けんとばかりに躍動した新ボーカル、エミリー・アームストロングのまさに名前通りの破壊力が感じられるアルバムです。
 マイク・シノダもよく歌い、ブラッドのメロディセンス・ハードな幾重にも重なって聞こえるギターサウンド、ジョー・ハーンのスクラッチも炸裂!メンバー全員が「リンキン・パーク」という一つの方向に向かって突き進んだ、これからが楽しみになってくるようなアルバムでした。

 上に添付した記事で、それぞれの曲の雰囲気や感想を詳細に書いていますので、良ければこちらもチェックしてみてください!


第2位 Billie Eilish "Hit Me Hard And Soft"

 今年の個人的な女王格アーティストはこの人、ビリー・アイリッシュ。待望の新作が堂々の2位です。

 本当にこのアルバムは今年よく聴きましたね~。初手でぶっ刺さりましたし、好きすぎて友人と一緒に東京のポップアップストアにも行っちゃいましたし(笑)まあちょうどサークルの用事で東京に行く日がたまたま重なってくれたのが大きかったですね。トラックリストがプリントされたTシャツやレコードも変えたりして大満足でした!

 さあ、一体このアルバムのどこが僕を沼らせたのか。まず一番大きかったのは、2曲目"Lunch"の存在です。これまでのビリーとは一味違う、アップテンポでどこか明るい雰囲気のあるこの楽曲。その中に少し混ざった、今まで通りのダークな歌い方やおしゃれな表現の歌詞。「この曲、だいぶヤバくないか?」と感動すら覚えたような1曲でした。

 独特な世界観の"Chihiro"、世界的なロングヒットを記録している、ソフトかつポップなスタイルのロックソング"Birds of a Feather"、歌唱力が存分に引き出された"The Greatest"など素晴らしい楽曲の数々。レコードとして発売することを考え、曲のクオリティはもちろん、その曲順や配置箇所へのこだわりもこのアルバムの良さを極限まで引き出しているように思います。
 様々な楽器の担当、プロデュース、アレンジメントの作業などを一手に引き受けた、兄のフィネアスの貢献も見逃せません。

 次はどんな傑作を世に送り出してくれるのか、かなり気は早いですが楽しみで仕方がありませんね。


第1位 Green Day "Saviors" 

 まあ文句なしの1位ですね。今年1月の中頃に発売された、グリーン・デイの新譜。間違いなく、この1年で圧倒的にリピートしたアルバムでした。
 
 前回はガレージロック、グラムロックのスタイルを取り入れたものの、あまりのサウンドの変化や性急な内容だったこともあり、評価が芳しくなかった前作。その音楽性も踏まえて昨年発表された先行シングル、"The American Dream Is Killing Me"。自分が一番好きなグリーン・デイの音が帰ってきましたね。そこからの『Revolution Radio』の流れを汲んだ、"Look Ma, No Brains!"もスピード感があって素晴らしかったです。

 しかし、このアルバムからの最高傑作は3曲目の発表曲、"Dilemma"でした。ボーカルのビリー・ジョーが苦しんだアルコール問題について歌った曲で、とにかくカッコいいパンクサウンドと美しいメロディラインが同居した3分間はこのアルバムで至高の時間です。
 勢いのある楽曲が連続する中、中盤で落ち着かせてくる"Suzie Chapstick"は、ビリー・ジョーの腕が光る柔らかなミディアムロックバラードで"Dilemma"にも匹敵する出来栄えでした。

 全体的に統一感があり、曲数も15曲と十分お腹一杯になるボリュームで、曲のクオリティも文句なし!メジャーデビューアルバムかつポップパンクの傑作『Dookie』の30周年、パンクオペラという画期的な概念を生み出した『American Idiot』の20周年という彼らにとって重要な作品の節目の年に発売されたアルバムとして本当に素晴らしい作品でした!!
 
 2月の待望の来日公演も参戦しますし、彼らのこれからの活躍も本当に楽しみです!


最後に

 かなりコンパクトな年間ベストアルバム紹介、いかがでしたか?個人的には去年よりも新譜が盛り上がったような気がしましたが、あまり去年は興味を持っていなかったせいもあるんでしょうかね…?実際どうだったかは分かりませんが、この新譜たちのおかげで今年も素晴らしい音楽ライフを楽しめたのは間違いない事実です!
 でも新譜って結構耳が疲れますね…。来年はほどほどに新譜を聴くのをゆったりと楽しみながら、学生としてのラストイヤーを過ごしたいと思います!
 最後まで記事をお読みいただきありがとうございました!

追記
今回漏れてしまったアルバムたちも含め、Tier表にして以下に掲載しておきます!皆さんが好きなアルバムが下にあったらごめんなさい🙇


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