わたしたちの事実婚の決め手
わたしたちは事実婚をしています。
事実婚の理由は経済的負担を減らすためですが、「どうして事実婚をしてもいいと思ったのか」をテーマに寄稿します。
珈琲次郎さんのテーマに参加しています。
ミユ:一生一緒にいられる予感
2回目のデートでお互いについて話したときのことでした。
お互いの病気のこと、家族のこと、育ってきた環境のこと、恋人にされたら嫌なこと、結婚に対する考え方、子どもが欲しいか。
2駅以上ぐるぐると歩いて、気づいたら2時間が経っていて、聞いておきたいことも、言っておきたいことも全部話しました。
一緒にいたらいつかすれ違うかもしれないけれど、この人なら話し合って解決できるだろうな。そう感じました。
結婚は向かい合うより同じ方向を向くことだというけれど、彼とは同じ方向を向いていけるような気がしたのです。
それがわたしがこの人と一生を過ごしていけると感じる予感です。
数ヶ月前、同棲を開始する前に、理由のないブルーな気持ちになりました。
漠然とした不安を解消したくて、いろいろな人に結婚の決め手を聞いて回りました。バーのマスターにその質問をしたときのことです。
「今の嫁と2回目に会ったときに、『この人と結婚するんだろうな』ってなんとなく思ったんだよね。それを感じたのは一生に1人だけなの。で、ずっと一緒にいる。」
2回目に会ったときの予感なんて当てにしていなかったけれど、その話を聞いたときにわたしの予感は間違っていなかったんだと思えて、霧が晴れたように同棲ブルーが消え去りました。
今もこの予感はわたしを導いてくれています。同棲でも、事実婚でも、いつか籍を入れることになっても、きっとうまくやっていけるだろうと。一緒にいる時間はまだ少なくても、この予感は間違っていなかったと思いながら毎日を過ごしています。
トシ:一緒にいることで実現したい願い
一人暮らしの彼女の家で過ごす時間が、一緒に住むイメージを形作ってくれました。
彼女が大切にしているもの。こだわり。今まで見えなかったものをたくさん知るたびに、きっと一緒に暮らしても楽しく過ごせる。何かあっても話し合いで解決できるという気持ちが強くなっていきました。
彼女は僕と過ごす時間を作るために、自分の体調をすり減らしているように感じていました。
実際に彼女は僕と付き合いだしてから徐々に体調が悪くなっていたようです。
この状態は未来がないと思いました。
彼女には健やかに過ごしてほしい。願わくば自分が一緒にいても彼女には健やかでいてほしい。
彼女と過ごしている中でそのように考えることが増えていきました。
今も彼女には1秒でも多く健やかでいてほしいと思っています。そしてそれこそが、自分が彼女の隣に居続ける理由です。
まとめ:いつまでも、わたしたちらしく
わたしたちは初めて会ってから2週間で付き合い始め、3ヶ月で同棲開始と同時に事実婚を選びました。
一般よりは短い期間で距離を縮めてきたので、信用を得られないこともあります。
けれど、これがわたしたちにとってベストなタイミングだと信じています。
どれだけ歳を重ねても、わたしたちにとって最善の道を探して話し合いたいと思っています。
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