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なまえのおはなし

話が長くなりそうなので2−3回に分けてお話します。


プロローグ
2つのなまえ


自分には2つの名前を持っていると、いきなり目の前の人から言われたとき、面識のない人からであれば、「ふーん。そうなんですね」と言われて終わるかもしれない。

ただ、面識もあって本来の戸籍上の名前で馴染みのある人からそんなことを言われたら「えっ、、いきなりどうしたの?」となるはず。無理はありません。おはなしする側だっていろいろな迷いのなかにあったわずかな勇気だけを頼りに打ち明けているのだから。

そもそもなぜ自分がこんなことをnoteにつづろうと思ったのか。それは自分にも2つの名前があるからだ。別にタレントをやっているから本名と芸名を持っているというわけではない。

ただ単に今の戸籍上の本名に生きづらさを、幼い時から抱えているから、少しでも心地よく生きるために、特定のコミュニティの中だけでいいからその名前で過ごしたいという強い思いがあったからだ。ちなみに、このnoteのToshi(とし)も今の通称名の“としや”を少しカジュアルにしてみた名前なんです(笑)



Part1
今の活動しているNPOの環境に助けられた。

今の活動しているNPO法人では本名を使う必要がない。それは自分にとって、とても大きな要素の一つである。その環境の中ではお互いを自分の“呼ばれたい名前”で呼びあうのだ。もちろん公式な書類の記入の時には本名の記載が必要になるときはあるが、普段の活動の中では“呼ばれたい名前”で呼びあう。

ニックネームで呼ばれる人、通称名で呼ばれる人、もちろん本名で呼ばれる人•••さまざまだ。自分の場合はこの通称名に属されるのだと思う。今のNPOで、お互いに活動しているメンバーの中で自分の本名を知っている人はほとんどいないと思う。逆に自分も通称名を使っている人の本名を知らない人が大半•••。お互いのプライバシーが守られている証拠である。

ただし、どうしても本名を使わなくてはならない時が一度あったが、その時に事情を話したときは皆が否定することなく受け入れ、理解をしてくれた。このような環境がそろっているからこそ、自分を含めメンバー皆が自分らしく活動することが実現できている大きな要素の一つになっているのではないかと思う。

次回に続きます。

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