2018W杯ポーランド戦の展望
まずはセネガル戦を軽く振り返ろう。
惜しかった。
当然、セネガル戦のことです。
先制、追加点と絶えず先行される試合でしたが
W杯前のマリ戦・ガーナ戦と、身体能力の高いチームに付いていけなかった
ことを考えるとポジティブな結果と捉えていいのではないでしょうか。
たらればの話をすると、もう1チームのコロンビアVSポーランドでコロンビアが
勝ったので、セネガルに勝っておけば・・・。っと
言うところは皆さんとも同意見でしょうか?
しかし長友のトラップもさることながら、同じトラップでも、前半終了間際の
オフサイドトラップは夜景のように綺麗でした。
面白い。
日本代表の戦いを食い入るように見たのは2009年のコンフェデ。
日本VSイタリア戦以来でしょうか。
結局負けましたが・・・。
勝ち切れ!ニッポン!!
ポーランド=レバンドフスキ。
言わずと知れた得点量産マシンだ。
2017〜2018シーズンのブンデスリーガでは29得点。
とんでもないですね。
ただ、ポーランドは完全にコンディションを落としてます。
個人的にはロシアという国が合ってないのかなぁと。
皆さんもありませんか?
国内・海外問わず、違う場所で数週間過ごすと落ち着かなかったり、
ご飯が合わない。街が合わない。なんてこと。
眠れずにイライラしたり、不安になったり。
加えて敗退が決定した3戦目はモチベーションもあがらない。
もちろんプロ同士の対戦。
出だしから試合を放棄するとは考えられませんが、日本とのちょっとした気持ちの違いが1歩目の出足の速さ、攻守の切り替えに影響が出るのは間違いない。
レバンドフスキも人間。バイエルンのように周りが自分の『使い方』がわかっている場合は活躍もしやすいでしょうが寄せ集めて作られる代表では全く同じとはならないのでしょう。
クラブと代表で同じ選手とは思えない。
そんなのはサッカーあるあるですよね。
気持ちよくプレーできるクラブチームに所属していれば、呼吸の合いにくい代表は居心地の悪いものになり、それがフラストレーションになります。
最終的には自分を見失いラフプレーに走ります。
南米・ヨーロッパの選手はうまくプレーできないとラフプレーに走る選手が多いように感じます。
筆者は日本が世界で唯一『ラフプレーに走らない』チームだと感じてます。
これは非常に重要で、日本の武器はパスワーク・個人技などではなく、『チームに徹する』ところです。
チームに徹し、ラフプレーに走らないからファールが少ない。
セネガルも良く統率されたチームでしたが、日本ほどの統率は見られませんでした。これはセネガルが『作られた統率』であり、日本は『元々持ち合わせているもの』だからです。
劣勢に立たされると『お国柄』が出る、出してしまうのです。
今の日本はW杯での経験と前回大会の悔しさがあります。
全てを出し切れたのか?まだ出来たのではないか?
そんな不完全燃焼の悔しさを全力で今大会にぶつけている。
初めて『日本らしいサッカー』でW杯を魅了している。
気持ちの入った日本に『元々持ち合わせているもの』が融合し、ザック時代の『寿司・タカ』サッカーも、南アフリカ大会での守りきるサッカーもできる。
その両方のサッカーを経験した選手も多く在籍している。
そしてその経験を表現できる。
この日本はホンモノだと確信している。
ポーランド戦。
早めの先制点は不要。
ポーランドにポーランドの色を出させない。
そうすれば自ずと日本にチャンスが来る。
筆者は次の試合、オカザキが来ると確信している。
さぁレバンドフスキにレッスンを!