板金展開計算の悪夢

変な夢で目が覚めてしまった。

日本での仕事現役時代　毎日の様に行ってきた　
「複雑な曲げ形状の板金展開」
をしていたのだが行き詰まって　悶々としている状態で目覚めた。ドップリ疲れていた。

今さらである。

タイに来てから実質1年半はそんな仕事はしていないし
現在では　円→バーツ　の計算が日常の最も複雑な計算になっている生活なのにである。


板金展開計算についてちょっと説明。

世の中には様々な形の金属板を曲げて作られた板金部品が存在する。

そんな部品のほぼ全てがそれを設計した図面寸法通りに加工されて出来上がっている。

それを
「曲げる前の平面形状にした場合　どんな形状寸法になるのか？」
を計算して出力するのが
板金展開計算なのだ。

単純に完成品の寸法を足したり引いたりして求められる物では無く　1箇所の曲げだけでも　
板厚　曲げ角度　曲げR　中立線の位置
等の色々な要素を計算に組み込んで仕上げなくてはいけない。

要するにそんなに単純に出来る作業じゃ無いんだヨネ〜って事で。

そんな面倒くさい事を夢の中でやって、更には行き詰まって悶々として、答えの出ない消化不良の状態で目覚めるなんて最悪の気分である。しかもしっかりと疲れてるし！

前日は11時頃には就寝したのだが、午前2時頃にサクラがプープーごねて目が覚めてしまったのだ。

無視していると　ちょっと高すぎるベッドから飛び降りようとする危険があったので、仕方なくベッドを出てソファー前に横になってウトウトした時にこの変な夢をみてしまった訳だ。

目が覚めて最初は　ボーッとしたままスマホで計算を始めて我に返った。

計算するって言っても　細かい数字は覚えていないしソフトは入れていないし　そもそも基になる図面も夢の中なので直ぐにどん詰まりだ。
10秒で愚かな行為である事に気付く。

こんな事をして答えの出ない消化不良感を感じて疲れているんではホントしょーもない！

こんな事早く忘れてタイ語でも勉強した方がいいのに　潜在意識はまだ日本での工場長時代を引きずって居ると言う事か？。

これは日本の仕事優先社会で必死になって生きてきた後遺症なんだろうなァ〜と考えながらもう一度寝直す事にした。

もう起こすなよ！サクラ！