世襲制世代交代顛末記(2)
前回 パワハラ上司になりそうだったガンコ職人の強制定年退職?からの 社長と女帝お局様の息子達の入社ラッシュまでを書きました。
息子の喧嘩で女帝退場
息子が各1人位ならあるかもしれない話ですが、社長は子宝に恵まれた5人のお子様持ちです。
そのうち3人の息子達が入社しました。
あるあるですがものづくりの会社で役に立たないド素人役員が1年で3人も増えてしまいました。
流石に女帝お局様のご子息の方は一般社員扱いでしたが なんたって後ろ盾が強力です。
社長の息子達とも対等な人間関係を築いていたようでした。
そんなある日
女帝の息子と社長の長男(現社長)が言い争いになりました。
原因は
「みんなが忙しい時に長男が違う仕事をしていた」
と言う はっきり言って「どーでもいいじゃん!」の問題だったのですが、他人に厳しく自分に甘いお局様のご子息はこれが気に入らなかったのかキツい口調で文句したらしいのです。
別に遊んで居たわけでは無いので普通なら「ちょっとコレ手伝ってヨ」
位で済む筈ですが、お局様のご子息は冬の寒い日に屋外に出る時 ドアを開けっ放しにするので注意すると
「俺は外で寒いんだから!(中の人も寒いの我慢しろよ!の感じ)」
と私に反論する様なちょっと凄い育ち方をしてしまった残念男子なので、自分が忙しい時に長男が違う仕事してるのが許せなかったのでしょう。
争いになった時私も次男に呼ばれて事務所に行ったのですが、既に親同士の争いになっており 雇われ工場長如きが口出し出来る状況ではなくなっていました。(社長と愛人の喧嘩だからね!)
そうこうしてるうちに女帝お局様が
「もう息子と一緒に辞めさせてもらいます!」
になってしまい 女帝に意見する事など恐れ多くて出来ない会社であった為 その場の勢いで退職が決定してしまいました。
その後は社長も女帝も意地の張り合いの様でお互い歩み寄らない為 3週間程で女帝とご子息の退職となりました。
お局様の後任も凄かった!
お局様事務職であった為 退職後に事務員さん募集です。
当然本来なら前任者が在職中に採用して教育期間を設けるべきですが 社長の
「求人なんかしたらキレられるかも」
と言う臆病さが出て、退職後に求人開始です!
その間事務作業は社長と長男と私が手分けしてみたいな感じでしたね。正直大した仕事してなかったじゃんって思いました。😂
事務員さん応募者がありました。
その頃は事務職の採用面接は私は担当していなかったので選考時に何があったかは分かりません。
が
とりあえず
30代バツ1の女性と
20代独身 弊社の向いに位置する会社からの転職者でした。
2名です。
「〇〇さんの給料考えたら事務員さん2人雇えるヨ」
と言う社長の考えで2人採用になりました。
〇〇さんと言うのはお局様の事ですね。
いくらもらってたんだ?まったく!
入社後 一週間で30代の方が片足捻挫して
足を引きずって出社しました。
「夜2時位に酔っ払って転んだ!」
オォ猛者だ〜!😭
20代の方はと言うと 弊社はものづくり企業なので時々ボルト・ナットを数えたりするんですが、800本位のボルトを数えてもらったら600本間違えると言う大ヒットを飛ばして
社内的に有名になりました。😰
つづく
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