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タイ バンコクの動物病院(2)

 


急性膵炎で入院!

 
            
角膜潰瘍が完治してから3週間 今度は突然の下痢と血便の症状が出て病院のお世話になる事に。
発症した日の朝 散歩の途中で排便したのですが、だいぶ柔らか目でした。
その時は 今迄のサクラはおなかの調子を崩したことが殆ど無かったので
「まあ 大丈夫じゃないかな」
と タカをくくっていましたが 珍しく 食欲もありませんでした。
そして夕方の散歩の時に排便すると今迄見たこともないような真っ赤な血便が出ました。
「これは、ちょっといつもとは違うな。」
と思ったのですが、先代犬キャンディーもおなかを壊すと 血便が出ることがあったため1晩絶食して様子を見ることにしました。
その晩 何も食べていないにもかかわらず90分おきぐらいに血便が続きました。水だけは自分から飲んでいるのですが食欲は全くありませんでした。
翌日は朝のうちにタイ滞在の為にイミグレーションに用事があってすぐに病院というわけにはいきませんでしたが、午前中のうちに病院に連れて行くことは出来ました。
最初のクリニックでの診察結果は
「急性胃腸炎」
というものでした。抗生物質の注射をしてもう1晩様子を見ます。
そして1晩、状況は全く変わりませんでした。むしろ飲んだ水を嘔吐する様になってしまい悪化している感がありました。
サクラが頻繁にトイレに行くのでいつものようにベッドで一緒には寝られません ソファーの上だとサクラが上がりたがるので昨晩に続いてソファーの前にごろ寝です。
翌朝 クリニックに連れて行くと
「食事も取れずに血便と嘔吐があると脱水します」
との事で 1日点滴をしながら入院する事になりサクラを預けてクリニックを出ました。
「昨日 この処置をするべきだったんじゃない?」
と思いましたが、ここは1日でも早い回復を願ってクリニックに全てを任せる事にします。
翌日クリニックに行くと
「血便も嘔吐も止まらないので、消化器系の専門医院を紹介します。」
という事で、消化器系専門クリニックに転院して診察を受けることに。ここが私が在住する町からはちょっと遠い場所になってしまいました。
移動が多いのでタクシー運転手をしている甥っ子がいなければ大変です。
甥っ子の家にはサクラを通算で1ヶ月以上預かってもらっているので、サクラも懐いていますし 何にしろ医者の言葉がタイ語でも英語でも難しすぎて私ではお手上げなので タクシー運転手のタイ人の親戚と言うのはとても心強いものです。
さて、専門医の診察結果は
「急性膵炎、腹膜炎併発の疑いあり」
と言う結構深刻なものでした。
「入院して点滴しながら治療しますが、急変する事もあるので、24時間看護体制のとれた病院が必要です」
との事で、また少し離れた町になりますが 消化器系専門で24時間医者が常駐して居る病院を紹介頂き、また転院です。
入院するクリニックもとても綺麗で、タイの動物病院全般に言える事ですが、スタッフのサポート体制が整っていて、病院に入ったら飼い主は全く動物を気にしなくてもケアは全てスタッフがやってくれます。
ここでサクラは治療 検査しながら5日間入院する事になります。
2日位で症状は治まったものの、血液検査すると、まだ膵臓の酵素の値が高いので5日間入院になりました。
急性膵炎の点滴薬って日本だととても高い様なのでヒヤヒヤしていたのですが 入院費用全てで17000バーツ(74000円位)で収まりました。

退院時の明細書

トータルの医療費は計4回の支払いで28000バーツ(122,000円位)保険未加入の為 全額自費支払になりました。
今月私の方も 昨年の急性大動脈解離の大手術の事後検査でCT撮影して約30,000バーツ支払っているので医療費が妙に高額になってしまいました。


バンコクのペット事情

犬連れでタイに来て、気が付いた事は
「バンコクには動物病院が多いな」
と言う事です。
車窓から街を見ると沢山の ペットクリニック サロン 用品店等を見つけることができます。
過去の記事でタイのペット産業について少し書いたことがありますが(コチラ
タイのペット産業は日本の規模の10倍位あるのではないか?(体感的にですが)と思う位に動物を扱う店舗が多いのです。
つい先日もアジア最大規模のマーケット チャトチャックでペットショップエリアの火事があり118店舗焼失したと言うニュースがありましたが(ニュースコチラ)そもそも日本でペットショップがそれだけの数まとまって商売が成り立つでしょうか?
ペットショップがそれだけ多いので、ペットを飼っている家庭もとても多い様です。
更にタイでは仏教に関連して
「動物を殺さない」
「いじめない」
と言う習慣が定着している事で動物との距離が近くなる事に繋がっているようです。
今住んでいる街にも沢山動物を飼育している家があって 見せてもらったりしますが
「これは 日本なら水族館レベルだな~」
と思ってしまうような魚を庭の池で飼っていたり
サルが居たりハリネズミが居たりモモンガが居たりで
「狭い範囲でこんなに居るんだな~」
って感じですね。
さらに関心するのはみんな繁殖していると言う事です。
気候の違いもあるのでしょうが タイ人の動物飼育に対しての情熱と言うものを強く感じます。

イグアナまとめ売り


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