
タイ移住 1年経過
犬連れタイ移住1年経過!
定年退職後、犬連れタイ移住して1年が過ぎました。
移住前の計画からは大幅に日程変更してしまったタイ移住でした。
最初の予定では2023/7月が65歳の誕生月で定年なので、会社の規定通り6/20で退職する事に
そして65歳の誕生日が過ぎてから雇用保険申請すると年金と雇用保険一緒に頂けるらしいので、雇用保険頂きながら移住の準備をして10月〜11月位に渡航する予定でした。
ところが、移住準備真っ最中の3月に、妻の身体に膀胱癌が発見されてしまいました。
「このまま日本で治療を開始すると、今年の海外移住なんて無理だよ!」
と医者に言われた為
治療開始し容態が安定する来年以降に渡航延長するか?
治療前に直ぐに渡航してしまうか?
の2択になってしまいました。
渡航延長すると雇用保険も受給期限が来てしまう事と、一緒に渡航するトイプーサクラの年齢の問題も出てくるので
「退職したら最短で渡航する!!」
と言うめちゃくちゃ忙しい決断をしてしまいました。
そして2023/6/20に退職して6/30に渡航するタイトなスケジュールで移動して、バタバタでタイ バンコクに来て早くも1年が経過しました。
人生で1番濃密だった1年
計画通りなら渡航後 結婚ビザを取得して ゆったりとタイ生活するはずだったのです。
そしてビザ取得までは計画通りだったのですが、その後に私が急性大動脈解離で入院 大手術する事になり、
退院後の看病中に妻がコロナ感染して、そのまま還らぬ人になってしまいました。
更に妻の急死によって 結婚ビザの滞在資格が消滅したため、不法滞在になってしまって、隣国のカンボジアへのビザランを強行せざるを得ない状況に追い込まれました。
カンボジアからのタイ再入国後 今度はビザの種類をリタイアメントビザに変更して申請取得して現在に至ります。
日本にいた頃、結婚前は色々な職を経験しましたが、結婚後は町工場勤務の会社員をやっていたので基本的に毎日が繰り返しになって、日常の変化がそれほど激しくは無く いつの間にか季節が流れて行くと言う様な生活を送っていました。
それがタイ移住の準備から渡航、35年連れ添った妻との別れ、ビザ関係の手続き等をこの1年でやる必要があり、日本のサラリーマン生活では経験できなかった忙しさでした。

今の処「何とかなるもんです!」
そんなこんなで1年経過してしまった訳です。
タイ語も英語も完全には程遠い私が頼みの綱だったタイ人妻を失い 外国で犬連れで生活して行かなければならなくなったのですが、
全体の感想としては、
「やればなんとかなるもんだな!」
「時間があるという事は素晴らしい事なんだな〜」
と言う感じですね。
もちろんタイ人の妻が居たので
「タイに親戚が居る!」
と言う恵まれたアドバンテージはあります。(但し親戚達は英語も日本語も理解しません)
毎日生活して行くと言葉の壁には突き当るのですが、最近の翻訳アプリが素晴らしいのと、タイの方達が一生懸命会話しようとしてくれるのに助けられて、最低限のタイ語でコミュニケーション取りながら暮らしています。
日本にいた頃は割とせっかちな性格だったかもしれないのですが タイに来て年金暮らしになり、基本的に仕事していないので時間に余裕が有り
「失敗したらやり直せばいいんだよ~」
と言う気持ちを初めて本当に理解する事ができました😊
日本での現役時代にはいつも時間に追われている感じで本当にリラックスできてなかった事がわかりました。
そんなふうに考えられると心がとても楽になって
「求めていた年金暮らしってこういうのかな?」
と感じられる様になり
「タイに来て良かった~」
の毎日です。