【雷轟するしない#4】得点効率編③雷轟解放していい時としない方がいい時
雷神の皆様、こんにちは。
雷轟サテライト支部のとしです。
今回は雷轟の醍醐味とも言える「雷轟解放」についてご紹介します。
いずれかのプレイヤーが【雷】を発した時に、手にある【轟】を発することで【雷】の落雷地点を自分が持つ任意の塔に変更することができますが、この【雷】が雷放として発されていて、落雷した塔が役として成立していれば「雷轟解放」となり、通常の得点に加えて2点の加点を得ることができます。
特殊な状況であること、「雷轟解放」というこのゲームを象徴する言葉であることからついつい狙って雷轟解放してドヤ顔を決めたくなりますが、実は塔によって雷轟解放すべきケースとそうでないケースがあります。
以下のケースを考えてみましょう。
四重蓮花を雷轟解放した状況です。四重蓮花は基礎点1点+高さ加点1点の2点となり、雷轟解放で2点の加点で計4点を得ることができます。つまり、雷轟解放とは【雷】と【轟】の2枚を使って2点を得る技と捉えることができます。
では、こちらはどうでしょうか。
四重蓮花に重さ2の駒を2つ重ねて六重桜蓮花に昇華させた形です。六重桜蓮花は蓮花の基礎点1点+桜花の基礎点2点+高さ加点3点の6点を得ることができます。四重蓮花と六重桜蓮花では4点の差がありますから、【蛇】と【二】の2枚を使って4点を得たと捉えることができます。
つまり、四重蓮花は雷轟解放よりも大きな加点チャンスがある役だから雷轟解放はしない方がいいということになります。
亜種が存在する六重桜蓮花・六重蓮桜花・椿は、染め加点を考慮しなければ全て6点の役と見なすことができ、これらの塔よりも雷轟解放の方が価値がある状況というのは意外と稀です。
それではどのような時に雷轟解放すると良いのでしょうか。
こちらはターン開始時、つまり現をする直前の状態です。桜門が3つ埋まっていて、体内にある【七】はどの塔に積んでも不穏の塔となってしまいます。
雷轟解放した方がいいケース①:空の桜門が無く、処理できない駒が体内にある場合
桜門が1つ空けば体内の【七】を処理することができるので、例え【轟】が無かったとしてもここは損切りのつもりで雷放していった方がいい状況と考えられます。【轟】も持っているのであれば、このタイミングでまとめて処理してしまいましょう。
雷轟解放した方がいいケース②:組合せ役になることがない五重の塔がある場合
五重蓮花は基礎点1点+高さ加点2点の計3点を得ることができますが、ここに新たに1つ駒を乗せて六重にした場合の加点は1点となります。雷轟解放をすることで1点多く加点することができますから、【雷】・【轟】の駒を持っている場合はこのタイミングで処理するといいでしょう。
特に、染め桜花はどの状態でも1枚あたりの平均点数が1点なので、染め桜花に関しては三重の時点でも雷轟解放するメリットは高く、五重染め桜花を雷轟解放した場合は基礎点2点+染め加点1点+高さ加点2点+雷轟解放ボーナス2点で7点の加点となり、安定して出せる点数が6点のこのゲームで7点の役を作ることができれば、相手にプレッシャーをかけることができるので有効打と言えます。
雷轟解放した方がいいケース③:【轟】カウンター
これまで「雷轟解放」のメリット・デメリットについてお話してきましたが、【轟】カウンターについては全く話が変わってきます。
【轟】カウンターは、相手からの【雷放】に対してこちらの【轟】を発すること(勝手に命名しました。。。もうちょっとかっこいい名前ください)ですが、この場合だと自分は【轟】1枚で2点の加点をし、相手は【雷】1枚を失ったという恰好になります。
こちらのケースを考えてみます。
相手から【雷放】が発され、それに合わせて【轟】を発して三重染め蓮花に落雷させた状況です。
この場合、基礎点1点+染め加点1点+雷轟解放ボーナス2点で計4点を得ることができ、1枚あたりの平均点数は1点です。三重の解放であってもこのケースなら積極的に雷轟解放すべきです。
では、落雷した塔が染め蓮花ではなく染め桜花だったらどうでしょうか。
この場合、基礎点2点+染め加点1点+雷轟解放ボーナス2点で計5点を得ることができ、1枚あたりの平均点数は1.25点です。これは雷神役の解放を除いて2番目の点数効率です(1番高いのは六重染め桜々花の1.33点)。
ちなみに、最も点数が低い三重染め蓮花に【轟】カウンターによって落雷させた場合でも1枚あたりの平均点数は3点÷4枚=0.75点となり、これは山茶花(0.66点/枚)よりも価値が高いということを示しています。
相手の桜門に四重の塔があった場合は六重の塔にさせない為に【雷放】するのが望ましいですが、その脇に三重の塔があり、かつ相手の手に駒がある場合は要注意です。
ということで、雷轟解放はしない方がいい時とした方がいい時があるけど、【轟】カウンターだけは絶対にさせないようにしましょうという話でした。
どろん。