【雷轟するしない#7】言霊編②【蛇】
雷人の皆様、こんにちは。
雷轟サテライト支部のとしです。
だいぶご無沙汰ですが、今回は【蛇】について解説していきたいと思います。
②【蛇】7枚
2番目に軽い駒です。使い方として、
a.相手の駒を奪う
b.自分の体内から駒を持ってくる(蛇現)
c.積する
が、考えられます。
ざっくり書いてしまえば上記3通りの使い方になるのですが、【蛇】は非常に器用な駒です。
下図で考えてみます。
六重完成を目前に控えた状況で【雷】と【蛇】の2現をしたところです。
この後2選するわけですが、ここで【雷】と【一】のどちらかが引ければ、選した駒を【蛇】によって手に移動させる、いわゆる蛇現を行うことで六重完成を成就させることができます。引けなかった場合、相手の体内から【雷】【一】を奪えることに期待して【蛇】を使います。
塔に駒を積む場合、下にある駒よりも軽くなければならないというルールがあるため、軽い駒は体内に滞留しやすくなります。
しかも重さ①の駒は必ず頭から近い位置に置かれますから、このような状況では積極的に体内の軽い駒を狙っていった方がいいでしょう。
もちろん外す場合もありますが、そのリスクを負ってでも六重完成は絶対に目指しましょう。
相手の駒を奪うケースに限定して、以下のケースを考えてみます。
逆のパターンです。
あまり見ないケースですが、分かりやすくする為に【七】による四重染め桜花を六重に昇華させようとしている状況を考えます。【三】【斬】【五】【轟】【六】【霧】を引ければ六重の完成ですが、見て頂きたいのは相手の盤面です。
相手の視点に立ったとして、この状況で重い駒を引いた場合は積することが難しいでしょう。そうなれば、今度は重い駒が体内に滞留するようになります。
もし自分なら、相手の体内にある駒のうち、奥に置かれている駒は【五】【轟】【六】【霧】の可能性が高いと考えて、【蛇】を発して一番重い駒を奪います。
では、こちらはどうでしょうか?
このケースだと、内駒の奥にある駒が重いとは考えにくくなります。理由として、相手の桜門が開いている状況であれば重い駒は積することができますからわざわざ体内にキープする理由はありません。
その為、六重の完成に必要な駒を相手から奪う為に【蛇】を現するのはリスクが大きいかと考えられます。ただし、この場面で相手から駒を奪いに行けるケースが1つだけあります。それは直前のターンで相手が2現した場合です。この瞬間だけ、相手の体内から狙った駒を奪える可能性があります。
ということで、【蛇】は状況を見極めればどんな駒にでもなれますよーという話でした。
どろん。