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哺乳類脳が持つ感情の力 - モチベーションの源泉

こんにちは。SEA SIDE.代表のとしです。

前回は「本能の力」について、直感的な判断力の活用法をお伝えしました。今回は「感情の脳が秘める可能性」について、特にやる気と記憶の観点から、その驚くべき力についてお話しします。

感情がもたらす意外な効果

「感情に流されてはいけない」「冷静に判断すべきだ」―こんな言葉をよく耳にします。確かに、感情的になりすぎることは避けるべきかもしれません。しかし、感情を過度に抑制することは、実は大きな可能性を逃すことにもなりかねません。

なぜなら、感情を司る脳は、単なる「感情の入れ物」ではなく、記憶や学習、そしてモチベーションを生み出す源として、極めて重要な役割を果たしているからです。

感情脳の核心的な働き

感情脳の最も注目すべき特徴は、「感情」と「記憶」が密接に結びついていることです。例えば、学生時代の思い出を振り返ってみてください。特に感動的だった授業や、強い印象を受けた場面は、今でも鮮明に記憶に残っているのではないでしょうか。

この現象は、感情脳が「感情を伴う体験」を優先的に記憶するように設計されているためです。つまり、感情が強く動いた経験は、より深く記憶に刻まれやすいのです。

持続的なやる気を生み出す感情の力

さらに興味深いのは、感情脳とモチベーションの関係です。多くの人は「意志力」や「根性」で目標達成を目指そうとします。しかし、実は持続的なやる気は、感情脳が生み出す「報酬システム」に大きく依存しているのです。

例えば、継続的な運動習慣を維持できる人の多くは、運動そのものに「楽しさ」や「充実感」を見出しています。感情的な報酬が、行動の持続を支えているわけです。

感情を味方につける3つの実践法

では、この感情脳の力を最大限に活用するには、どうすればよいでしょうか。3つの重要なアプローチをお伝えします。

第一に、感情に正直になることです。「こう感じるべき」という判断を一旦脇に置き、素直に感情を観察してみましょう。

第二に、ポジティブな感情を意識的に取り入れることです。例えば、「毎日学習する」という目標に、好きな音楽や場所の要素を組み込んでみる。

第三に、小さな成功体験を積み重ねることです。感情脳は、成功体験を通じてポジティブな記憶を蓄積していきます。

明日からの具体的な実践

まずは1週間、以下のような取り組みから始めてみましょう:

  • 毎日、楽しかったことや嬉しかったことを3つ記録する

  • 目標に向かう際の感情の変化を観察する

  • 小さな成功を意識的に喜び、その感覚を味わう

次回は「理性脳の可能性」について、論理的思考の活用法と感情との調和について、より詳しくお話ししていきます。

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とし🌊SEA SIDE 代表
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