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不倫と決断 6日目

月曜日。
また1週間が始まる。
今週はどんな1週間になることやら・・・。
最近はいろいろありすぎて、もう何が起こってもびっくりはしないと思うけど、それでも平穏で安定した日が1日でも長く続けばいいなと思わずにはいられない。

感受性豊かな彼女

彼女は自分で認めるほど、とても感受性豊かな女性だ。
自分の感情のほか、他人の感情、言葉、態度にとても敏感である。
週末、彼氏とのデートの約束が流れたみたいで、そのせいで辛くなっていた模様。

「toshiと会う約束入れておけばよかった。」
でしょ〜。
私ならあなたとの約束を最優先するからね。
私を選んでおけばよかったのにね!と心の中で呟く。

私が自宅にいるときは当然ながら電話には出られない。
それをわかってて彼女は電話をかけてくる。
「私が辛いときいつも話せないじゃん!」とよく怒る彼女。
テキストのやり取りではなく、話をする方が好きな彼女。
声を聞くと安心するらしい。

苦肉の策として、電話には出でイヤホンで彼女の声を聞いてるけど、私は声を出さずにチャットを送る(彼女は話している)という方法を以前から採用している。
「壁に向かって話してるみたい。」と文句を言われるが、全く連絡が取れないよりはマシなので、この方法を続けている。

もちろん外に出て話せるときはちゃんと話すけど、頻繁に外に出るのは不自然なので致し方なし。
こういう自由にならないところが彼女にとってはストレスなんだろうな。

で、昨夜の話し。
彼氏との予定がキャンセルになって、辛すぎて私に電話をかけてきた。
電話越しにたくさん泣かれて、「toshiの事、好きなのに!」ってあたられた。
デートの約束キャンセルするような奴なんかいらない。
彼女のこと、こんな気持ちにさせる奴なんて彼氏失格だと思ってしまうのだが、それを言ったらまた喧嘩になるし、根本原因が私とのGoalのない恋だとわかっているので、私には何も言う資格はない。

普通の恋をしてることに恋してる彼女

彼女の周りで結婚や彼氏の話題が出る度に、人に話せぬ辛さを感じていた彼女は「普通の恋」に恋い焦がれていた。

よくよく話を聞くと、今の彼氏のこと「好き」という感情はあるものの、それよりも「普通の恋をしている」ということが嬉しいようだ。
友人に話ができる、SNSで発信できる、世間体も気にしなくて済む。
それが彼女にとっては何よりも嬉しいこと。

彼女の中で「普通の恋」に対する期待値は相当高かったのだろう。
舞い上がっていたことに気がついたらしく、彼氏が思ったような盛り上がりの反応を表さないことに不安が募り、少し恋のモチベーションがクールダウンした模様。
「彼氏の事、考えすぎないようにする。」と彼女。
「あなたのこと考えすぎないようにしたい」私と一緒ですね。

ファッション彼氏

こういう言葉が適当な表現なのかはわからない。
彼女にとって彼氏は「期待せずに、ただ彼氏がいることで世間体を保ち、顔がいいので観賞用として置いておく」存在にするらしい。
それってもはやファッションじゃん!
だからファッション彼氏。(失礼な言い方だけど)

まあ、そうは言ってるものの、デートがキャンセルになって怒って一時的にそう言っているだけだろう。
彼氏から連絡がきたらすぐに舞い上がって、再びデートの約束でも取り付けたら、直ぐにデレデレし始めるに違いない。
気分屋な彼女なのだ。

それに私を刺激しないよう、今の彼氏はその程度の存在なのと思わせておくほうが都合がいいという計算なんだろうな。
それで彼女との関係が落ち着くのならそれでもいいけど。

会う約束

水曜日の夜に会う約束をした。
会って話をしたほうがいいのはふたりともわかっている。

だけど核心部分の話はできないんだろうな。
多分そこに触れると、また喧嘩してふたりの関係が不安定になるってお互い感じているから。

まあ、昨日も書いたけど、いつも以上にゆっくりとした時間軸で見ていく必要があるのかなと思う。

本当は週末、1日時間をもらってゆっくりデートしたい。
週末は予定があるらしい。
彼氏とデートかな・・・。

なんかよくわからない状況。
結局、あなたは誰のことが一番好きなの?
「好きは比べられない。」
いつもそう言って答えてくれない彼女。
彼女にとってはそれが真実でも、私にとってはそれが残酷。

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