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孫守りの楽しさとやりがい
娘夫婦が共働きで忙しくしているため、私は自然と「孫守り」を任されています。孫守りは単なる子守とは違い、自分の子供を育てた時とはまた異なる視点から孫と接することができるものです。自分にとっても楽しい時間ですし、何より娘のサポートができることにやりがいも感じます。
孫守りの一日にはさまざまな出来事が待っています。時には保育園でのエピソードが影響を与えたり、大好きなアンパンマンの話が飛び出したりと、小さな孫から学ぶことも多いものです。今回は、そんな「孫守り」の楽しさや成長の発見、そして孫との生活を通して感じる気持ちをまとめてみたいと思います。
保育園での学びが生活に溶け込む
孫は保育園に通いながら、日々新しいことを学んでいます。保育園から帰ってくると、学んできたことを自然と生活に取り入れているようです。特に、遊びの時間になると「保育園で先生から教わったこと」をすぐに披露してくれることが多く、お歌を歌ったり、ダンスをしたりと。そこから孫の成長や思考の変化を感じることができます。
例えば、おままごとです。保育園では先生が「お礼を言う」ことを意識的に教えてくれているようです。そして、おままごとの中でも「はい、どうぞ」「ありがとう」と、きちんとお礼を言う場面があったりします。
おままごとで食事をするときの「食事作法」についても、遊びながらも自然と学びの成果が出ていることに驚かされます。
一滴の水にも天地の恵みがこもっています。
一粒のお米にも万人の力が加わっております。
お父さん、お母さん、ありがとうございます。
先生、みなさん、いただきます。
いつの間にか忘れていたことを今更ながら思い出されます。
やっぱり「アンパンマン」は永遠のヒーロー
孫が一番夢中になっているものの一つが「アンパンマン」です。アンパンマンの力には、私も驚くばかりです。子供たちのヒーローとして長く愛されてきたアンパンマンは、孫にとっても絶対的な存在。アニメを見たり、おもちゃを集めたりしているうちに「アンパンマンみたいに優しくて強い人になりたい」と思うようになっているみたいです。
アンパンマンを通して孫が学んでいることは、単なる「強さ」だけではありません。アンパンマンはいつもバイキンマンと戦いながらも、最後には誰にでも優しく接するキャラクターです。孫はそのアンパンマンの行動を見て、「人に優しくすることの大切さ」や「困っている人を助けることの意味」を自然に感じているようです。
孫守りを通して感じる世代を超えた学び
孫と過ごす時間は、ただの「子守り」ではありません。孫が新しいことを学び、それを私に教えてくれることで、私自身もさまざまなことを考えさせられます。保育園での学びやアンパンマンからの影響は、現代の教育や子供の成長について改めて考える機会となっています。
例えば、私が子育てをしていた時代と比べると、今は「共感」や「思いやり」といった社会的なスキルがとても重視されているように感じます。保育園でも「自分の気持ちを表現する」「お友達と協力する」ことが大切にされていると聞きますし、実際に孫の行動を見ていると、その影響を受けていることがよく分かります。こうしたことを学ぶことで、孫だけでなく私も成長している気がします。
また、孫を通して現代の流行や教育方法にも触れることができ、私自身の視野が広がっていくのも孫守りの楽しみです。孫が教えてくれることを通して、日々新しい発見があり、若い世代とのつながりを持つことで、自分も「アップデート」されているような気がしています。
「孫守り」で感じる家族の絆と支え合い
孫守りをしていると、私自身も子育てしていた時のことを思い出し、懐かしい気持ちになることがあります。孫と娘がオーバーラップして感じることもしばしば。そして、娘が一生懸命仕事をしている姿を見ていると、かつての自分と重なる部分もあり、少しでもそのサポートができていることに喜びを感じています。家族としての絆がさらに深まっているのを実感します。
また、孫守りをしていることで、家族全体が協力し合いながら日常を支えているのだと感じます。孫の成長を見守りながら、娘と私の関係も少しずつ変化し、新しい形の親子関係が築かれているように感じます。孫を中心に家族が支え合い、学び合い、互いに成長していく——それが、孫守りの一番の魅力かもしれませんね。
まとめ
孫守りは確かに大変な面もありますが、それ以上に楽しく、やりがいのあるものです。孫の成長を間近で見守り、共に喜び、時には驚かされながら、私自身もたくさんの幸せをもらっています。また、孫が成長していく中で「どのような大人になっていくのだろうか」と想像する楽しみも増え、未来への期待で心が満たされます。自分自身も健康でいようと励みにもなります。
何より、こうして孫と共に過ごす時間があることで、私自身も充実した毎日を過ごすことができています。「孫守り」は娘夫婦を支えるという側面もありますが、私にとってもかけがえのない時間となっています。今後も、孫と一緒に成長していく毎日を大切にしていきたいと思います。