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Hyperliquid(ハイリキ)2nd Seasonに向けて
億ドロ頻発!ということで12月のTLを掻っ攫ったHyperliquid(ハイリキ)についてまとめていこうと思います。
この記事を見ている皆さんはハイリキが何かご存知の方が多いでしょうから、細かい説明は省きます。
知らない!という方に簡単に説明すると、透明性・UIUX・低手数料・高速取引に優れた分散型取引所(DEX)がHyperliquid(通称ハイリキ)です。
彼らが発行した HYPE と呼ばれるTokenのエアドロップがかなりのデカドロを生み出しており、ユーザーを爆発的に増やしています。
より詳細を知りたい方は、らとさんの記事が恐らく日本で一番詳しいと思うので是非ご覧ください!
ハイリキ概観
ちゃまさんの記事で紹介されていた、プロジェクトを調査する際の基準が非常に使えそうでした。今回は、それに従ってハイリキをまとめてみたいと思います。(元記事はロシア語)
表にまとめていたのですが、noteは表が作れないようなのでスクショします。また、元の表は以下のNotionにまとめていますので良ければそちらをご覧ください。
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X、GitHub、HP調査
平行して他PJのフォロワースコアやPJ関係者を調べていましたが、ハイリキはその中でも良い結果を出していました。投稿内容もPRだけでなく技術的なもの、機能に関するアップデートが多く好感が持てます。
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Team調査
ハイリキの創業者であるJeffの経歴がかなり凄そう。らとさんのnote記事にも詳しく記載されていますが、ハーバード卒業の国際物理オリンピック金メダリストで、マーケットメーカーの活動に従事していたとのことで実績は十分なようにみえます。
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PJ調査
Jeffがハイリキを創った動機が既存のCEX、DEXへの不満からでした。実際、ハイリキは取引の透明性、高速取引、直感的なUIUXを採用しており一度触ってみるとなかなか他のCEX、DEXに戻れない実感があります。
さらに、ハイリキの特異性としてVCからの調達を一切行っていないことが挙げられます。普通、VCからの調達がないと満足に開発やマーケが出来ないですが自己資金で開発費を賄っているとのことで、チームが裁量とスピード感を持って意思決定することができています。
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Tokenomics
現在、エアドロの配布量は31%となっておりCEXへの配布量は0%となっています。直近のエアドロでは、CEXへの配布量が多くコミュニティの不満からアーリーユーザーの即売りにつながった事例もあるのでこのあたりの設計は非常に上手くやっているなと感じます。
また、定期的に「店長」と呼ばれるハイリキ運営によるHYPEのバイバックが行われており、買い支え・インフレ抑止につながっています。
🤺 @HyperliquidX vs @Scroll_ZKP
— CryptoTelugu (@CryptoTeluguO) November 29, 2024
📜 $SCR
🪙Airdrop-5%
🪙Binance-5.5%
💵Funding - $80M
💱List 1st, Airdrop later
💰Mcap - $112M
💰FDV - $814M
💎 $HYPE
🪙Airdrop-31%
🪙Binance-0%
💵Funding - Zero
🪂Airdrop First
💰Mcap-$1.4B
💰FDV-$4.3B
🤔Who won?
👑 $HYPE
🤔Agreed?
💙Like
🔁RT pic.twitter.com/PxeCyG3lgZ
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Dune
ハイリキへのUSDC流入、ユーザー数は大きく増えておりDefiLamaのChain別TVLでも登場して1カ月足らずにも関わらず9位を記録しています。
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2回目のエアドロはあるか?
現状では、公式からのアナウンスはありません。ですが、Tokenの配布を見ても40%近く残っていることから可能性はゼロとは言えないと思われます。
また、今後HyperEVMやStakingが始まっていく中で新たな収益機会は生まれていく事が予想されるため、この記事では2回目のエアドロがあると仮定して戦略を書いていきます。
エアドロ戦略
1. トレード活動の継続(オーガニック活動)
活発なトレードがエアドロの配布基準の中心になる可能性が高い。
前回のエアドロップでは「取引量」や「アクティブなトレード回数」 が重要視されていた傾向があるため、
PERP(先物取引)とSPOT(現物取引)の両方を継続利用。
Botでの取引はポイント加算が減らされる可能性があるため、人間らしい取引を意識することが大事。
具体的な行動
週単位で一定量のトレードを行う。
小さなポジションでもいいので、日常的に動かすことがポイント!
PERPの建玉(Open Interest)を維持しながら、市場動向に応じて適度に回転させる。
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2. 保険基金(Insurance Fund)への貢献
HYPEをHoldしつつ、システムへの貢献度を高めることでアクティブユーザーと認識されやすい。
前回エアドロでも、保険基金への貢献(取引手数料の支払い、損失負担など)が間接的にポイント化された可能性がある。
具体的な行動
安定したトレードで手数料を払う。
損失を出しても、全体として「HYPEの経済圏を回している」と評価される可能性がある。いわゆるパチカス優遇。
3. HYPEの長期Hold
エアドロップ配布基準には、「HYPEトークンの保有期間」 や 「ホールド量」 も考慮される可能性がある。
具体的な行動
HYPEをガチホする(短期売買は避ける)。
現物を買い増しして、中長期的なホルダーであることを示す。
4. HyperEVMとStakingへの参加
次のエアドロでは、HyperEVMとStakingへの参加が大きなポイントになる可能性がある。
具体的な行動
EVM対応後は、HYPEエコシステムを積極的に活用する。
Stakingに参加し、HYPEの価格安定・セキュリティの安定に貢献する。
PSA: Hyperliquid UI for staking $HYPE on testnet is live!
— HypurrCollective.hl 🐱 (@hypurr_co) December 19, 2024
If you're unsure on how to stake, here's a guide to staking on testnet.
1) Go to https://t.co/Ay6FOj2iC5
- Click Establish Connection
- Sign and confirm in the wallet pop-up
2) Click Spot <> Staking Balance Transfer
-… pic.twitter.com/DWAP7S4vs3
5. ポイントを意識した分散アクティビティ
取引や保有だけに偏らず、複数の活動 を分散して行うことで、より高い評価を得やすい。
「バランス良く活動しているユーザー」 が次回のエアドロップで優遇される可能性がある。
最も意識したいのはやはり、トレード活動の継続(オーガニック活動)かなと思います。
ハイリキへの収益貢献性・これまでの配布傾向を見ても、2nd Seasonがあったとして全く考慮されないというのはないんじゃないかな…?
個人的にはSpotでHYPEを長期保有し、PerpでHYPE/USDCの取引を日次レベルで複数回行い取引volumeを稼ぐのがいいんじゃないかなと思っています。
次に、HyperEVMとStakingへの参加が新しい目玉になりそうです。
現在Stakingはテストネット運用中ですが、テストネット用のHYPEが枯渇しておりOTC取引で売られているほどと聞きました。日本コミュニティだとハイリキJPがテストネットに参加しています。
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前述したとおり、テストネットではHYPEが購入できない状況のため参加できませんがメインネットローンチされた際にはStakingに参加するのが良いかなと思います。
また、上記以外にもpvptradeやHYPEmemeのお触りなども考えられますが、私個人があまり触っておらず分かり次第追記したいと思います。個人的には、HYPEトレードしている方が良いような気もするんだけど、どうなんでしょうね…。有識者の方いらっしゃったら是非教えてください。
(追記)ハイリキでvirtualをlongしていたユーザーにエアドロが降ってきたようです。今後、ハイリキ内で上場するmemeでこのようなエアドロがあるかもしれません。
virtualホルダーにサンタさんからエアドロきてるっぽい?
— ぽんぬ🐕🐕 (@hiropon_lol) December 25, 2024
ハイリキでロングしてるだけの人に6000ドル降ってきてるww
ショーターはダメですは草
.@santavirtuals pic.twitter.com/0E7m4AasGn
ということでここまでハイリキの概観とエアドロ2ndSeasonがある場合の戦略をまとめてみました。
まだ使ったことがない!という方は、エアドロの有無に関わらず、面白いプロダクトだと思いますので一度覗いてみてはいかがでしょうか?