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ポンコツだと自覚した時には手遅れだった

「マジで使えない」

「何言ってるかわからない」

「結論からしゃべってくれ」

「そんなこと言ってないんだけど、何勝手なこと言ってるの?」

「自分の殻破れよ」

「ほんま素直じゃないですね」

「ずっと保身ですね」


32歳の時に転職したWebマーケティングの
ミドルベンチャー企業で言われたこと。

自分より年下の先輩から
口酸っぱく何度も言われてきた。

転職してくる前はロレックス専門店で働いていた。

接客販売員として実績を出してきてたので
自信あっての転職だった。

ロレックス専門店時代の実績としては

社員数は100人くらいの時計屋で
全国10店舗ほど展開していた。

入社してからすぐに筆記テストがあり
全国で3位に入ることができた。

『え!?カンニングしたのでは!?』

って先輩からは疑われたけど、ちゃんと勉強してたし
聞かれたことは全部答えられるようにしてた。

年間販売実績では全国10位を
5年間常にランクイン

6年目にはTOP5入りも果たしていた。

また、売上セグメントでは嗜好性が高い
アンティーク時計商材の売上では
全国3位の実績を出すこともできた。
※アンティークとは3~40年以前のモデルでプレミアム値がつくようなモデル

以前持ってた赤サブ マークⅣと呼ばれるモデルで130万くらいだった記憶がある
発売当初は2,30万ほどだけど希少性が上がると値段が上がる。

コア商材の販売実績が認められ、昇進を果たすと同時に
コアな顧客を囲い込むエキスパート職として
新しい役職をつけてもらうことも叶った。

だからこそ

「俺はできる」

なんて自信を持っていた。

異業種に転職した途端に通用しない現実を突きつけられた

「全く通用しない」
「文化が違いすぎる」
「社員のスペックが高すぎる」

ことに転職して初めて衝撃を受けた。

時計屋で素人に毛が生えた程度のWebマーケティング知識で

「いけるっしょ」

って謎の自信を持っていたが
プロの世界はレベルが違いすぎる。

全く通用しない。

同時期に中途で入社した同期は自分よりも若く
20代半ばで優秀な人ばかり。

最初に配属される見習いグループで
みんな同じ課題をこなすも自分だけ前に進まない

進まなかった理由は業務に対するセンスもあるが
知識は関係なかった。

最も重要視されていたのが

スタンスとマインド

だった。

素直なマインドでどんどん吸収し
先輩社員をどんどん巻き込んでいく人ほど
現場に配属されるタイミングが早い。

なぜか僕にはそれができなかった。

「質問しようかな、、、でも忙しそうだしな、、、わからないって恥ずかしいな、、、」

そんないらないプライドが見え隠れしていて
自分でブレーキを踏んで前に進もうとしない
自分と戦っていた。

ただ質問するだけなのに、
なぜか心のブレーキが邪魔をする。

「聞いたらダメな気がする。恥をかきそうな気がする」

そんな勝手な思い込みが原因で
聞いた方がいいことを聞くことが
できなかった。

同期は次々に配属されているのに僕はされない。

そんな状況を横目に現場に配属されない日々が続き
新入社員や新しい中途入社社員が入ってきて
見習いグループの中で先輩的な立ち位置になってしまった。

見習いグループでやることはわかっているので、
もうベテランみたいな感じ。

現場に出ていく同期や後輩を横目に
どんどん自信がなくなっていく。

日を追うごとに会社までの足取りが
重たく感じてしまう。

「あぁ、なんか嫌だな、、、」

とはいえ悔しいから会社には行く。

「なんとかしてやる」

そんな思いで終電間際まで残業する日々。

残業したって思考力も体力も落ちるから
正直意味がない。

全く意味ないことはないかもしれないが
良いループだったとは言えない。

ただただ憂鬱と闘う日々を送っていた。

そんな時に過去苦しんでいた先輩が言ってたのは

『憂鬱じゃなければ仕事じゃないことを胸に刻んでるんです』

と、憂鬱ながらも通ってなんとか生き抜いている
先輩が一言。

周りも苦笑いしながらも、苦い思い出があったことを
思い出されていた。

でも僕は笑えなかった。

『そんな余裕ないし。ずっと憂鬱だし。そうじゃなければ仕事じゃないってなんやねん』

心がぶっ壊れそうだったけど
数名の苦しんだ過去を経験した
先輩がいたからこそ耐えることができたと思う。

変われなかったのは素直じゃないから

どうして周りがどんどん現場配属されるのに
僕にはそれが叶わないのか。

それはプライドが邪魔していた。

ただそれだけだった。

32歳で転職し、これまで積み重ねてきた
経験があったからか、無意識にプライドが
邪魔して素直になれなかった。

厄介なのことに、自分がいらないプライドを
持っていることに気付けなかった
こと。

自分は素直だと思っていたから余計に。

でも周りから見ると全然素直じゃなかったらしい。

『ほんと素直じゃないですね。素直じゃないと伸びないですよ』

としつこいくらいに言われてきた。

年下に。

悔しいったらありゃしない。

心では

「いや、素直やって。なんで素直じゃないって言われているかマジで意味がわからない。ふざけるなよ」

ずっとそう思っていた。

入社してから、
6ヶ月ほど経ったころだろうか。

「現場にも入って慣れるように」と
先輩社員に同行するようになり

相談しながら質問しながら色々聞いてきた。

何人か同行させてもらう中で
唯一先輩社員で一人だけ
僕と同じような状況で
苦しんでいた人がいた。

「この人も苦しんでいたのか」
「僕も脱出できるかもしれない」

ずっと暗かった状況から
少しだけ光が見えてきたように
感じていた。

「この人に色々相談しよう」

と思い、先輩に色々と質問をしては
改善を繰り返すように心がけた。

先輩も過去苦しみまくったからこそ
親切に教えてくれる。

でも、色々アドバイスをもらうも、
なぜか自分に落とし込めない。

(言ってることわかるけど、なんだか腹落ちさせられない)

もんもんとした日々を過ごしながらも
現場に入れるように次のフェーズに
進むタイミングがやってきた。
(もうこれは仕方なくの判断)

現場に入るためのロープレを受けるも
全然合格できない。

最初は仕方ない。

「そりゃそうだよね。改善していけばいいよね」

でも、状況は一向に改善しない。
何人も、何度もお願いするも全然受からない。

『またロープレっすか?多分無理っすよ』

超優秀だけど、めっちゃ見下してくる
6個も年下の先輩に言われたこと。

くっそ腹立ったけど何も言い返せなかった。

『お願いします、、、』

と頭を下げ何度も挑戦するも受からない。

『だんだんと良くなってはきてますね』

と前向きなフィードバックをもらうも
受かるには程遠い状況。

僕が必死で食らいつこうとしている姿をみてか、
前向きなフィードバックをもらえるようにはなってきた。

でも合格はできない。。

合格できないのはマインドの問題

「スタンスとマインドが大事」

って口酸っぱく言われてきた。

頭でわかってても全然理解できてなかった。

特に影響していたのが

・わからないことを「わからない」と言えない
・人のアドバイスを100%素直に受け取って改善できない

ことだった。

「わからない」と言えないのは致命的で
ロープレで合格できない根本原因だった。

なぜ根本原因だったのか、、、

それは、ロープレで質問されて毎回答えるのが

わからないことを分かったような口ぶりで答える

癖があったから。

実際に客先に出た時に大炎上してしまう。

要するに客からすると

嘘を言われている

ことになるからだ。

だから絶対に現場に出すことが
できないと言われていた。

ロープレだから質問されることも想定できたので
めちゃくちゃ調べて望むけど毎回想定外の質問をされて
同じように回答してしまう。

優しい先輩は
「めちゃくちゃいいじゃん!」
ってフィードバックくれるけど

厳しい先輩は
「全然ダメ!舐めてるんですか?」
って超厳しいフィードバック。

「絶対に現場に出てやる!」
「きっと次は受かるはず!」

と気合いを入れるために
時には始発で会社に行って朝から準備をしたり
徹夜で起きて調べまくって翌朝に準備をしたり

毎日毎日ヘトヘトになる日々を過ごしていた。

でも全然受からない。

大体こういった話だと
この辺のストーリーまでくると

頑張った結果なんとか認めてもらえてクライアントを持たせてもらうことができるようになって、、、、

ってハッピーエンドで終わるだろうけど
そんなありきたりの話で終わらないのが
僕のポンコツキャリア人生。

何やっても合格を貰えない僕をみかねて
ある日突然事業部長から呼び出された。

言われたことが

『もう、この会社は厳しいと思いますよ。次探した方がいいと思います」

クビを宣告された。

会社はクビにすることはできないので
自主退職を促された。

「マジかこんなことってあるんや。。。」
「あぁ、俺ってポンコツだったんだ。。。」

とこの時に気づいたけど時すでに遅し。

責任者からは

「僕も次いいところないか探しますね。できる限りの協力はします」

と、良さそうなこと言うけど紹介されるはずもない。

だって、ポンコツなんだから。

この時に
「あぁ、こういう感じで人は自分のことを”良い人ぶる”んだな」
「マジでクソだな」
って心の底から思い知らされた。

本気でなんとかしてあげようって思う人って
少ないなぁってこの時に実感した。

ただ、そんなこと考えても、
責任者に何か訴えたところで意味がない。

もう挽回はできないんだから。

ロレックス専門店で働いていた時は
勤務地は関西(兵庫や大阪)中心。

新しい人生を切り開くため、そして
勝負を仕掛けるために東京に進出。

当時は子供が生まれたばかりでまだ4ヶ月ほど。

家族総出で退路を経って進出したのに
1年ほどで本当に退路を断たれた。

崖っぷちとかじゃなく、崖から突き落とされてしまった。

この話を聞いてから魂が抜けてしまった。

「あぁ、何も結果残せなかった。。。」
「これからどうしよう。。。」
「転職手伝ってくれた人に説明できない」

六本木にあった会社だったけど、
とにかくやることもなくなってしまい
これからどうしたらいいかもわからないから
とりあえず外を歩いていた。

まぁオフィスに戻りたくないってのもあったけど。

正直歩いている時の記憶はなくずっと下を向いていた。

気づいたら東京ミッドタウンを歩いていて
どうして来てしまったのかも覚えてない。

ただただ、歩いていたらミッドタウンにいた。

「あ〜どうしよう、これからマジで先が見えない」

と顔を上げることもできないし、ミッドタウンに入っても
どこ歩いていたかもわからなかった。

気づいたらお気に入りのお店が目の前にあり

「とりあえずお昼ご飯でも食べようか」

と、お昼を取ることにした。

味なんてわかるわけもなく、
味わうこともできず、ただただ
泣きそうで泣きそうで仕方がなかった。

「あ、嫁にはなんて説明しよう」

って説明することも考えてみたけど
何にも思いつかない。

「正直話すしかないか」

何考えてもすぐに思考停止してしまう。

生きてるのかどうかすらわからないほど
落ち込んでいた。

家に帰ってから嫁に伝えたことは

「ごめん、クビになってしまった」

と一言だけ。

一瞬その場の空気が固まってしまったけど

「まぁ仕方ないんちゃう?なんとかなる!」

と背中を押されて励まされた。

この励ましがなかったら正直どうなってたかわからない。

いつまでもクヨクヨしてても仕方がないので
転職活動をすることに。

とにかく必死。

お世話になったエージェントだけでなく、
新しいエージェントにも登録してチャレンジするけど
全く決まらない。

毎回面接官に言われることは

「どうしてこんなに早く辞めるんですか?」

そりゃそうだ。

入って1年弱。

東京に出てきてまで転職を果たしたのに早くないか?

と思われていたのだ。

僕が面接官だったら同じように質問してただろう。

だから毎回決まらない。

「うわー、マジでやばい。。。」

と、ほんとどん底でどうしようもない状況。

本気で人生に寄り添ってくれるエージェントに助けられた

ただ、いつまでもこの状況は続かなかった。

マジで動き回ったことが功を奏して
内定をもらうことができた。

しかも、東京進出を手伝ってくれた
エージェントの華麗なスルーパスのおかげ。

「天は味方してくれている」

と、この時ばっかりは本当に実感した。

僕を2度も救ってくれたエージェントさんは
今となっては10年以上のお付き合い。

今まで数十人ほどエージェントと
会ってきたけど、ここまで寄り添ってくれる
人はいなかった。

土日も職務経歴書の添削や
面接練習もしてくれる人。

『僕は一生涯お付き合いする前提でエージェントやってます』

この言葉に嘘はなかった。

こんなどうしようもないポンコツな僕を
拾ってくれる会社があったことや、
手伝ってくれたエージェントさんと付き合いがなかったら
実現してなかったわけだから。

本当によかった。

今だからわかる素直になれなかった理由

わからないことを「わからない」と言えない

のには理由がある。

自分のプライドがあるから。

ってそんな単純な話ではない。

わからない。と言うことによって
自分のプライドが傷つくこと以外に
あるのは、

「完璧じゃないといけない」

という「〜ねばならない」思考が
あったからです。

これは”思考の癖”として幼少期から
作られてしまった思いこみ。

完璧じゃないといけないから

・「わからない」と言えない
・完璧にできるまで「相談ができない」

状態になり、悪循環になっていた。

一見、完璧主義って良さそうに思えるけど
厄介でしかない。

完璧主義だからこそ

・納得できないと前に進めない
・完璧に準備できないと挑戦できない
・完璧と思えないとアウトプットできない
・完璧な答えがないと伝えられない

だけでなく

・完璧にできない人を見るとイライラする

ようになってしまい、自分も相手も責めてしまうようになってしまう。

この思考の癖が邪魔してしまい

頭では

「もういいよね」
「8割できたら上出来だよね」
「完璧主義じゃなくて完了主義でいいよね」

って理解してても自分の本心が許せないので、
この状況から脱出できなくなってしまう。

心当たりある人いませんか?

よく𝕏で完璧主義を手放すマインドとして
見かけますが、そんな簡単にできたら
苦労しないって話です。

思考の癖は誰にでもある

思考の癖は誰にでもあって、
幼少期の経験からくる思い込みによって
作られます。

だから、必ず全員持ってます

顕在化しているものは少なく、
潜在的に持っているものが存在してます。

こんな感じで

これはごく一部の例です

この図のように、
思い込みの思考の癖は無数に存在しています。

少なくても100以上。

本当に色んな体験、経験によって
この思い込みが記憶されてしまいます。

この思い込みは幼少期に経験したことが
事実であったかどうかは関係なく、

自分がどのように解釈したか?

によって決まります。

子供がいる人は思い当たることがあるかもしれませんが

自分が言ったこととは異なった解釈で子供が受け取っていることありませんか?

怒ったつもりないのに「怒られた」と解釈してしまっている
否定したつもりなにのに「否定された」と解釈してしまっている

ことってめちゃくちゃあります。

これは親の意図とは関係なく解釈されます。

そして、親が持っている思考の癖を無意識に子供にも
押し付けてしまいます。

「完璧じゃないといけない」

という思考の癖があると、子供にも求めてしまうからです。

これまでの内容を見てもらうとわかる通り
このような思考の癖があると自分本来のパフォーマンスを
発揮することができなくなってしまいます。

だからこそ、この思考の癖は取り除く必要がある。

この思考の癖を取り除くと”驚くほど”
自分本来のパフォーマンスが
発揮されるようになります。

『自分にはどんな思考の癖があるのか?』
『どうすればパフォーマンスが発揮されるのか?』
『どうやって思考の癖ができてしまったのか』

について、少しでも気になった方は
ぜひご相談ください。

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対応させていただきます。

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