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【イギリス生活】ロンドンの男性のファッション事情

こんにちは。
お読みいただきありがとうございます。

ぼくは、ロンドンに留学中の弁護士です。
2022年に渡英し、こちらで暮らして1年半ほどになります。

以前のエントリーで、ロンドンの「食」と「住」について投稿しました。

そこで、今回は「衣」、ロンドンのファッションについてです。

とはいっても、ぼくにはロンドンの最新のトレンドを紹介できるような知識はないです。もし、そういうトピックを期待してアクセスして頂いた方がいたら、謝ります。すみません。

どちらかといえば、ロンドンの春夏秋冬を暮らしてみてぼくが感じた「一般的なロンドナー(男性)はどんなファッションをしているのか?」について書きたいと思います。


ロンドナーはオシャレなのか?

一般的なイメージ

ロンドンの「食」に対しては、否定的なイメージが多い一方で、「衣」に関しては良いイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。少なくとも、ぼくはそうでした。

英国紳士という言葉がありますよね。

街中でこんな古典的な出で立ちをしている人はいないとしても、綺麗目な着こなしをしたジェントルメンがロンドンを闊歩していると思っていました。

British Men’s Style: Is It Time For a Revival?

実際のところどうなの?

街を歩く男性たちが客観的に見てオシャレかどうかは、何とも言えません。

ただ、一つ言えることは、ファッションのことを気にかけている人の割合は、東京と同じかそれより少ないように感じます。

ぼくのようなアラフォーのお父さん世代はもとより、若年層の大学生ぐらいであっても、服装は本当に適当です。

ぼくが通っていたキングス・カレッジ・ロンドンのロースクールの近くには、社会科学系の学部のキャンパスもあり、10代後半~20代前半の人たちがいっぱいいたはずですが、最寄駅からキャンパスまでの光景は、大して華やかなものではありません。

人種ないし出自によってファッションの傾向が違う

ロンドンは、もはや英国紳士だけが住む街ではありません。様々な人種・国籍の人間が暮らす世界有数の国際都市です。

次のように、ロンドンにおけるイギリス系白人の割合は全体の36%に過ぎず、その他の白人が17%、インド・パキスタン・バングラデシュ系アジア人が合計で14.5%、黒人が13.5%という構成になっています。

White (British):36.8%
White (Other):17.0%
Asian (Indian):7.5%
Asian (Pakistani):3.3%
Asian (Bangladeshi):3.7%
Asian (Chinese):1.7%
Asian (Other):4.6%
Black (African):7.9%
Black (Caribbean):3.9%
Black (Other):1.7%
Mixed:5.7%
Arab:1.6%
Any other ethnic group:4.7%

2021年のロンドンの人種構成

そして、ファッションの傾向も人種ないし出自ごとでかなり違います。

日本に旅行に来ている中国人の服装を見ても、同じ東アジアのモンゴロイドとはいえ、日本人の趣味とはかなり異なると思いませんか?ロンドンでは、その趣味の違いが、更にバラエティ豊かになっているイメージです。

よく見るファッション

とはいえ、全体的に均して見ると、街を歩いていてよく遭遇するファッションみたいなものは、確かにあります。

例えば、次のようなものが挙げられます。

ジョガーパンツ

ぼくが渡英する前には、やんちゃな感じのお兄さんがごついスニーカーと一緒にピチピチのジョガーパンツを履いていたと思うのですが、まだそうでしょうか。

イギリスでも、同じようなオラついた感じの、主に中欧、東欧系の兄ちゃんがジョガーパンツをはいて、こんな髪型で街を練り歩いています。

50 Men's Short Haircuts for Thick Hair

暖かい時期はピチピチのTシャツ、寒くなってくるとその上にパーカーとダウンを着ていることが多いです。

SUPERDRY

、、というブランドをご存じでしょうか。

ぼくは渡英するまで知らなかったのですが、イギリスでは、リーズナブルなアメリカンカジュアルのブランドとして全国的に展開されています。

SUPERDRY Core Logo Great Outdoors T-Shirt

極度乾燥(しなさい)というプリントが印象的ですね。このTシャツに限らず、このブランドは奇妙な日本語が好きで、だいたいの服に何か日本語(又は謎の中国語)が書かれています。

人種、老若男女問わず着ている人をよく見かけます。

マウンテンパーカー

ロンドンの夏は短く、寒い季節が圧倒的に長いので防寒着は重要です。

もちろんぼくらのイメージどおり、ウールのチェスターコートを着ている人もいます。ただ、マウンテンパーカーを着ている人も意外と多いです。

日本とイギリスのファッションの趣味は、かなり違うように感じますが、マウンテンパーカーが無難な位置づけにあるのは、変わらないのかなと思ったりします。

もっとも、日本だと短い丈の方が人気だったと思いますが、こちらでは長い丈のものを着ている人が多いかもしれません。色も、日本はダークなものが好まれますが、こちらではカラフルな人もいます。

あと、雨が降ったら傘を差さずにそのままフードをみんなかぶっています。傘を差さないのは、正にぼくらのイメージどおりですね。

ベージュのチノパンにブルーのシャツ

割と有名なこの画像ですが、ぼくもドキッとした覚えがあります。

実は、ロンドンでも、この組み合わせをしている人を割と見かけます。

この画像は、あまりイケていない男子学生を揶揄する文脈で使われますが、こちらでは、若くてがっちりしたエリートっぽい白人男性がよくこんな格好をしています。ただ、ズボンはもう少しぴっちりしているかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか。
ロンドナ―のファッション事情についてイメージが湧いたでしょうか。

ぼくは就職で京都から東京に出るときに、都会のオシャレな雰囲気になじめるか心配で、四条のデパートで服を買ったことがあります(笑)でも、いざ東京に来てみると、道行く人全員がハイセンスなわけでもなく、大して京都と変わらないんだなと安心したことを覚えています。

きっとロンドンも東京と同じで、ファッションに敏感な人はごく一部じゃないかと思います。その他大勢の男性は、自分の格好に無頓着です。

さらに言えば、人種構成が多様であるがゆえに画一的な流行もなく、オシャレさを測る基準も様々です。というか、イギリスの個人主義の風潮も相まって、誰も他人の服のことなんて気にしていません。

だから、ロンドンではどんな格好をしてもいいし、オシャレをしたければしすればいいし、どうでもよければ全く気にしなくていいと思います!

ここまでお読みいただきありがとうございました。
このエントリーが豊かなロンドン生活の一助になれば嬉しいです。


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