【イギリス生活】ロンドンに住むなら、どこがいい?
こんにちは。
お読みいただきありがとうございます。
今回は、「ロンドンに住むなら、どこがいいのか?」について、書きたいと思います。
初めに断っておくと、このエントリーは、ぼくのようにしばらく働いてから大学院に留学することになった人、又は、駐在することになった人をメインに想定しています。年代でいうと、30代以降の社会人の皆さまですかね。
学部留学やYMSでいらっしゃる若年層の方については、考慮すべき事情も異なりますので、参考にならないかも知れません。
ただ、そういう方は良い意味で住まいに制約が無いはずなので、本当にフィーリングで、住みたい場所に住まれて、ロンドンを満喫されるのが良いと思います!!
では、始めます。
ロンドンの全体像
こちらは、ロンドンの地下鉄(Tube)の路線図です。
位置関係は正確ではないものの、家を探す人の多くは、駅を目安に場所を考える人が多いと思うので、これを見ながら考えたいと思います。
Tubeでは、運賃の計算のため、ロンドンの中心地に当たるZone 1から、ロンドン郊外のZone 9まで、だいたい円心状に区間を設定しています。すみません、細かくて見づらければクリックして拡大してください(笑)
Zoneは、家探しにおいても、「都心度」を図る一つの尺度となっています。例えば、Rightmoveでも、Zoneで物件をソートできます。
こちらは、ロンドンを行政区画で分けた位置関係が正確なバージョン(多分!)です。住民税関係や行政サービスは、この区画ごとに行われるので、どこのカウンシルに住むのかも、ポイントかもしれませんね。
治安の良い地域/悪い地域
治安、めっちゃ大事ですよね。
本当に一般論ですが、ロンドンは、西と北は治安が良くて、東と南は治安が悪いと言われがちです。その中でも南部は、特に治安が悪いと言われます。
もっとも、ロンドンでは頻繁に都市再開発(gentrification)が行われており、数年たてば治安の評価もガラッと変わります。例えば、Canary Wharf周辺は、以前は治安が悪かったようですが、再開発により日本の東京でいう湾岸エリアのようなオシャレなスポットに変わっています。
また、ロンドン東部も、一部の地域には、トレンドに敏感な若者たちが好んで住み始めているようです。
加えて、悪名高いElephant & Castleなんかも、どんどん新しい建物が建っており、この前訪れたのですが、昼間にうろつく程度なら普通に安全です。
このように、治安のトレンドは年々変わっていってるので、これからロンドンに住もうとされている方は、ぜひ最新の情報を得られることをおすすめします。
ぼくのおすすめ:日系のエージェントが管理している物件
結局のところ、住みたい場所に住めばいいのですが、日系のエージェントが管理している物件は、やはり便利です。
第一に、こちらでは、日本の比じゃなくトラブルが起こるので、そんなときの対応の労力が少なくて済みます。
ぼくはロンドンに住み始めて以来、次のトラブルに見舞われました。
こういうときに、大家さんや現地の管理会社と交渉するのは、結構大変じゃないかと思います。言葉の問題もありますし、こちらの人が適当なのも、ストレスの要因ですよね。
もし、日系のエージェントが間に入ってくれれば、日本語が使えて余計な手間をかけずに済みます。特に、駐在の方は、帯同のパートナーに家のトラブルの処理を任せることも多いはずです。もし、パートナーが英語が苦手だった場合でも、お昼休みに自分で電話して交渉しなくてもいいというのは、地味にありがたいのではないでしょうか。
第二に、日系のエージェントが管理している物件は、必然的に日本人にとって生活しやすい環境に所在していることが多いです。日本人が多く住んでいる、日系のスーパーがある、日系の学校が近い、などですね。
日本人が全くいない環境で暮らすというのも魅力ですが、治安、食べ物、子供の教育は、如何ともしがたい部分だと思いますので、ぼくは、第二の点も日系のエージェントを使うことのメリットだと思っています。
というわけで、ぼくは、日系のエージェントが管理している物件にすることをおススメします!
特に、家族でロンドンに暮らす方は、帯同で来られるパートナーや子供の意見も聞かれるのがいいと思います。
候補先1:日本人が多く住んでいる地域
日系のエージェント使うか否かはさておき、暮らしやすさを考えると、日本人が多い地域に住むにこしたことはないです。
以下の3つは、日本人が多い地域です。
ソースは、ぼくの経験なのですが、だいたい当たっているんじゃないかと思っています。よければご参考にされてください。
Swiss Cottage
まずは、Swiss Cottage周辺です。隣駅のFinchley Road、St. John’s Woodを含みます。青い丸で囲っています。
候補先1の中では、最も高価格帯の地域で、単身の方や年次の高い駐在員の方が住んでいるイメージです。
実は、このあたりを訪れたことが無いため、街の様子は分かりません。でも、よく知られた高級住宅街ですし、治安も良いはずです。Zone 1もすぐそこなので、交通の便も申し分なしですね。
もし、東京に例えるなら、ぼくの独断と偏見ですが、世田谷区か目黒区ですね!
Acton/Ealing
次は、Acton、Ealing周辺です。緑で囲みました。
おそらく、駐在員さんが一番住んでいる地域です。
どこに住んでいるか聞いたとき、体感で4割ぐらいはこの辺に住まれています。家賃もSwiss Cottageよりは安いです。
日系の有名な幼稚園があることもあり、小さいお子さんがいる家族が、めちゃめちゃ多いです。
あとは、Central Lineが通っているので、Bank駅(金融街)、Holborn駅(法律事務所が林立するエリア)にも一本で出られるので通勤の環境も良いです。上記の地図は古くて反映されていませんが、Elizabeth Lineという新路線も出来て、さらに便利になっています。
ぼくの独断と偏見ですが、中央線の三鷹ー吉祥寺です!
Finchley
最後は、Finchley周辺です。赤で囲みました。
ぼくはこの辺に住んでいます。
この地域も日本人がすごく多いです。公園に子供と遊びに行くと、普通に同じような日本の家族が1, 2組います。
あと、Acton/Ealingよりもおそらく家賃が安いです。
その分、Zone 4なので都心からは離れてしまいますが、Northen Lineが通っているので、ぼくは特に不便していません。30分も電車に乗れば、都心に出られます。
治安もロンドン基準ではすごく良いです。
首都圏に例えるなら、和光市ですかね!
候補先2:現地のファミリー層から人気の地域
他に人気のエリアとして3つピックアップしてみました。
Kensington & Chelsea
ロンドンで最もハイソなエリアの一つです。
Kensington & Chelseaの中でも特に人気のエリアを紫で囲んでいます。
ハイドパークにも近いので、都心にいながら緑地へのアクセスも良好です。
あとは、ネットの情報ですが、優秀な学校もたくさんあるようです。
ただし、家賃はめっちゃ高いです。
東京に例えると、南青山とかその辺ですかね。
Wimbledon
テニスで有名な街ですが、治安が良く、アクセスも比較的良好です。
黄色で囲みました。
東京に例えると、二子玉川でしょうか。
Richmond
ロンドンの中では抜群に治安が良いそうです。
しかも、有名な進学校がたくさんあり(と複数のWEBメディアに書いてありました。)、教育熱心な家庭にはもってこいの地域だと思います。
桃色で囲みました。
東京に例えると、地理的には都心から離れていますが、文京区に近い立ち位置なんですかね。
ちなみにここまでの「例えシリーズ」はぼくの独断と偏見なので、話半分に聞いてください!
当然ながら、特定の街を貶める意図もありません。
おわりに
いろいろ書きましたが、一人一人細かい条件は違うと思います。
もし可能であれば、日本にいる間に家を決めてしまわず、実際に現地に来てから街を歩いてみて契約されることをおススメします!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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