7月3日 SHINOBUE × JAZZ

7月3日、六本木CLAPSにて「SHINOBUE × JAZZ」と題して、篠笛カルテット編成、初めてのリーダーライブを行いました。会場にてご観覧、また配信のご観覧をありがとうございました。

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堀秀彰(p)安ヵ川大樹(b)柴田亮(dr)という、日本ジャズシーンでそれぞれがリーダーとしても活躍する凄腕アーティストたちとのステージ、実際私自身が夢見心地で惚れ惚れしながらのあっという間の時間でした。

今回のこの企画、話の発端は安ヵ川さんとの昨年3月のデュオコンサートがコロナ禍で中止となった事。どうしても仕切り直しをしたくて、開催を決めました。高校からの友人、JAZZの師とも言える堀ちゃんに相談、そして2014年の渋谷JZ Bratのチャリティコンサートの出演メンバー、広瀬潤次さんもお願いして鉄壁の布陣での企画、の予定が……。広瀬さん当日に高速道路での貰い事故のため出演叶わず、堀ちゃんが当たってくれた柴田亮さんに急遽代演をお願いする事となりました。ピンチヒッターとは言え、結果的にまた素晴らしい音楽家との出会いに恵まれました。広瀬さんお大事になさって下さい。柴田さん、レッスン休んで下さったのかな……本当にありがとうございました。あと堀ちゃんには会場選びからセトリから当日のバタバタから、またお世話になりました。堀ちゃんに出会わなかったらJAZZを好きになってなかったし、この日のライブは無かっただろうな。

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1st Set
Stolen Moments(Oliver Nelson)
幕末ファンク(Sui)
まほろば(安ヵ川大樹)
Footprints(Wayne Shorter)
Jody Grind(Horace Silver)

2nd Set
Sing a Song of Song(Kenny Garrett)
Dat Dere(Bobby Timmons)
Blue Bossa(Kenny Dorham)
Traveler(堀秀彰)
Hide & Seek(Sui)

本当に終始ごきげんなサウンドに夢見心地(&少し必死)だったので、ちょっとハイライトだけご紹介。拙作の”幕末ファンク”、皆さんのアプローチが楽しく、自分の曲の再発見となりました。そして”まほろば”の安ヵ川さんマジック。篠笛の音をイメージした、という安ヵ川さんのお話を伺って、今回演奏させていただきました。安ヵ川さんの深い音色との対話、悠久の時に想いを馳せるようなひとときでした。一転してFootPrintsでも堀ちゃんの熱いソロに艶っぽい熱を帯びた安ヵ川さんのベースソロ、最高でした。このあたり、自分がJAZZミュージシャンなんじゃないかと思うほどリラックスしていました。ラストに”Jody Grind”。柴田さんの目にも楽しいドラムソロをフィーチャーして1st Set終了。

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2ndは”Sing a Song of Song”からスタートしました。後半ハイライトは”Traveler”での縦横無尽にリズムを操るピアノソロ、それに応える柴田さんの冴えたドラムソロが圧巻でした。そしてもうひとつの個人的ハイライトが、”Hide & Seek”のJAZZバージョンでした。この日この時に素晴らしいアーティストと演奏できた事、皆さまにその演奏をお届け出来た事ですでに感無量でしたが、そこへ安ヵ川さんの優しいベースソロで私の心の涙腺は崩壊していました。

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JAZZのステージでは大まかな流れの約束はしますが、あとはその場の雰囲気で音楽が紡がれていきます。あれしよう、これしようなどと言う前日までの目論見などあってないようなもの。いつも終わると、ああもっとやりたかった事あったのにな、と思います。でもそんな風に生まれる音楽だからこそ、生き生きとしているし、画面に映る自分が本当に楽しそうで羨ましい。きっとまた、第二弾リーダーライブやりたいな。

ご来場、配信ご観覧、誠にありがとうございました。柴田さん、安ヵ川さん、そして堀ちゃん、ありがとうございました。会場の六本木CLAPSさん、素敵な会場で様々なご協力、ありがとうございました。

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