#479C|1つ1つの動作に心を込める
自分の「意識状態」を細かく見ることを意識して過ごしている。無為に過ごしている瞬間を見つけては、そこに問いをかけて別の意識に変える。これを始めてから、毎日発見があってとてもおもしろい。
「何をやるか」より「どうやるか」。意識の話なので「どのように在るか」という表現が正確なのかもしれない。
どのような意識状態で、心持ちで、その行動に取り組むか。これにより、その行動の結果に対して掛け算くらいの違いが生まれるように感じる。
茶道とか華道とかの"道"系や、高級ホテルなどでは、「1つ1つの動作に心を込めろ」とよく言われる。それを行うのにベストらしい意識状態みたいなものがあって、実際にどんな状態でその行動に取り組むかで結果は大きく変わる。
これは「イマココ」「目の前のことに集中する」習慣のネクストステージというか、LV.2というか、そんな感覚だ。(あるいは亜種)
本を読んでいても、「ただ読む」のと「目的をハッキリさせて読む」のでは、3倍くらい読了時間が変わったり、頭への残り方が変わったり。
やらされている勉強と自分からやりたくてやっている勉強では天と地の差がある。
こういう「行動の意識状態のセットアップ」を、みんなはどれだけやっているのだろう。私はかなり無頓着だったなと、もったいないことをしてきたなと、今さら思ってこうして記事に残している。
"その行動"をするのにベストな意識状態を探す。探すというか、当たりをつける。それを実際に実行して、実感を見てからまた別の意識を試していく。この「いくつか試していく」というのがポイントだ。
仕事や勉強に対してはもちろん、人と話す時とか、食事やシャワーや眠る時にも、どんなことをするにも大変効果がある。
今私が取り組んでいるのは「階段を昇っている時」とか「スマホで文字入力をしている時」などの細かさで調整しようとしている。
これをある程度やったあとには「何も気にしないのが1番パフォーマンスが高い」といった境地に行き着くかもしれないが、やったことがない場合はやった方が楽しくなるはず。
これは生活を充実させてくれる素晴らしい実験だなと、毎日楽しんでいる。