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活動報告(シーズン2023)

活動報告の前に

今さらですが、まずご報告の前に…とさレモンの会は1シーズンの区切りを8月〜翌年の7月末としていることを改めてお知らせいます。レモンの果実の出来具合によって、レモンの価格設定と、お送りできる会員さんの人数を見極める必要があるため、ある程度果実の生育状態がわかる、夏の間に次シーズンの計画を立てるためです。
(ヘッダの画像は2024年6月のベビーレモンたち。約1cmほど)
ですので、シーズン2023の活動報告もこれに準じています。


初の「とさレモンサミット」開催

シーズン2022のとさレモンを使ったクラフトビール「Lemon splash」

2023年10月、高知県内のとさレモン栽培農家、同じく一部のプロ会員さんにお声がけし、初めての「とさレモンサミット」を開催しました。
※今回は会場の都合もあり、栽培メンバーは(一般栽培者を除く)農家さん限定、プロ会員さんは飲食店さん、パティシエさん、ネイバーズメンバーの参加となりました。2023年10月、高知県内のとさレモン栽培農家、同じく一部のプロ会員さんにお声がけし、初めての「とさレモンサミット」を開催しました。
※今回は会場の都合もあり、栽培メンバーは(一般栽培者を除く)農家さん限定、プロ会員さんは飲食店さん、パティシエさん、ネイバーズメンバーの参加となりました。2023年10月、高知県内のとさレモン栽培農家、同じく一部のプロ会員さんにお声がけし、初めての「とさレモンサミット」を開催しました。
※今回は会場の都合もあり、栽培メンバーは(一般栽培者を除く)農家さん限定、プロ会員さんは飲食店さん、パティシエさん、ネイバーズメンバーの参加となりました。


サミットの様子


栽培者同士でノウハウをシェア


ご存知の通り、高知県は面積が非常に広いため、地域の離れた農家さん同士の付き合いもほとんどありません。そもそも、農家さん同士の付き合いは◯◯組合などの所属していない場合あまりないのが普通です。今回は初顔合わせのメンバーも多く、まずは自己紹介、そしてレモンの栽培でどんな工夫をしているか、これまでにどんな苦労や失敗があったか、などをシェアしました。
そして会場となったゲストハウス「Yananose house」の敷地内に植えられている、三年目を迎えたとさレモンの苗を全員で見ながら、幼木の生育に必要な情報などをシェアしました。


乾杯はとさレモンのビール「Lemon Splash」


その後の懇親会の乾杯は、8月にリリースされた、マウンテンリバーブリュワリーさんの「Lemon Splash」。前シーズンのとさレモンを醸造して作られたレモンフレーバーのクラフトビールでした。レモンの酸味と香りが効いた爽やかなビールがとても好評だったそうで、マウンテンリバーさんではこの後もとさレモンを風味漬けに使った限定フレーバーが次々とリリースされています。クラフトビール好きの方はぜひチェックしてください。

さてご周知の通り、高知県人はお酒好きの多い県民性。ましてや農家さんはその中でも酒豪揃いの職業。とさレモンサミットも夜遅くまで、お酒の勢い衰えることなく続いたにもかかわらず※、翌朝、午前6時前にはみなさん颯爽とそれぞれの畑に向かって出発していきました。タフです! ※会場のゲストハウスに宿泊しました。


シーズン2023その他のトピック


2021年スタートから4回目の定植


今年も植えた苗は述べ50本。毎年50本ずつの苗を、高知県内で栽培を希望する方たちでシェアし、200本の苗を植えてきました。果樹園としての苗数としては圧倒的に少ない数です。
とさレモンの会は「持続可能な農業」を目指し、地球にも栽培者にも、食す人にも負担の少ない農業を模索しています。柑橘専門の農家では1シーズンで100本以上の苗を植えることは当たり前です。育てる量が増えれば、作業量もリスクも高くなります。そのため、とさレモンの会では、あえて農家ではない一般の方にもお声がけし、庭先や家庭菜園の中にレモンの苗を1~3本ずつ植えることを推奨しています。家庭で食べきれないレモンをとさレモンの会が買い上げる仕組みです。
結果、現在農家さんも含めて「とさレモン」の栽培をしている栽培者は22名になりました。

プロ会員さんも少しずつ増えています

シーズン2023では、高知県内では知らない人はいない大手チェーンのスーパー、サンプラザサンシャイン土佐山田ショッピングセンター各社四国CGC) の、それぞれ1店舗ずつがプロ会員にご入会、店頭展開をしてくださいました。スーパーの店頭ではまだ珍しい、リノカの反応が良かったようです。たくさんの商品が山のようにあるスーパーの店頭、とさレモンに関する説明のPOPなどを丁寧に提示してくださるなど、バイヤーさんたちの意気込みを感じました。ありがたいことです。

プロ会員にご入会いただいた地元スーパー各店舗の店頭など

売り場を変えるのは買い手が変わること

とさレモンの目標の一つとして、スーパーの棚を埋めている輸入レモンをできる限り国産(地元)のレモンに変えていくことがあります。そしてピカピカの見栄えではなく、作り手や味わいで食品を選んでもらえるようにすることです。シーズン2023では、決して多い店舗数ではありませんが、それらの目標に対して小さな一歩を踏み出せたと思います。
一見わかりにくいとさレモンの仕組みを受け入れることは、大きな会社では難しいことだと思いますが、1番早いのは買い手が変わること。買い手が求める声が高まれば、扱いの難しい商品※も店頭に並ぶようになり、栽培者を支援する仕組みに参加しようと手をあげる販売店や飲食店が増えていきます。(※例えば賞味期限が短いものや価格が高めもの、栽培方法のこだわりがあるものなど)

シーズン2024もサポートをよろしくお願いします

前述の地元スーパーさんでの販売については、とさレモンの認知を上げるためにできるだけ店頭の価格を抑えられるよう、とさレモン事務局・取扱店さんともに利益度外視で展開しています。レモンの配送に配送業者を使うと、送料が乗ってどうしても販売価格が高くなってしまいます。例えば、リノカの栽培をしている宿毛の成田さんのところから高知市内までは車で約3時間。(高知は広いのです!)配送業者を使うと、10kgあたり約1500円の送料が乗ることになります。そこで、週に一度、宿毛と高知間を営業者が走らせている(プロ会員の)ディーブレーンさんにお願いして、レモンを運んでいただいています。そのレモンを受け取った事務局が仕分けをし、各店舗さんへ直接納品することで、送料がかからないようにしています。
納品にはガソリン代も人件費もかかるのですが、そレラの費用を会員さんからお預かりした会費で賄わせていただいています。
現在、栽培中のレモンたちがまとまって収穫できるようになるためにはまだ五年ほどかかります。その間、会員の皆様のサポートがあることでとさレモンの活動域を広げたり、認知を上げていく活動ができています。まだまだ模索しながらのプロジェクトですが、どうぞ引き続きサポートをよろしくお願いいたします。

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