【TTT #02】RED NIGHT
『RED NIGHT』
【企画概要】
TTT第2弾となる『RED NIGHT』。
諸々の交渉ごとのために企画書的なものをペライチでまとめたので、ここにも貼っておきます。
この時点でのタイトルは『Night shot』でしたが、なんとなく変更。
企画書にもある通り赤外線カメラを使うことが今回のトライアルです。
【赤外線カメラとは?】
我々は光を目で捉えることでモノを見ています。それはカメラも同様です。ですが、人の目もカメラも感知できる光の波長が限られています。人の目で見ることのできる光線を可視光線と言います。
その上で赤外線とは、人の目では見ることのできない光です。つまり赤外線カメラとは人の目には見えない赤外線という光を捉えることができるカメラということです。
防犯目的や野生動物の観察などに使われることが多いと思います。
僕はこの赤外線カメラを使ってみたいと前々から思っていました。そんな折、こんな動画がアップされたのです。
カメラ系YouTuberとして名高いジェットダイスケさんの動画です。SiOnyxのAURORAという暗視カメラが紹介されています。
これ2019年の動画ですよ…
暗視カメラ使ってみたいと思ってから実際に試してみるまでに3年も経っちゃったんですね。TTT始めて良かった。
さて、このAURORA、特徴的なのは赤外線と可視光線の映像をうまくミックスした写真や映像が撮れるということ。
一般的に赤外線カメラで撮られた映像はモノクロか緑がかっているかで、カラーの印象はありません。(サーモグラフィーも赤外線撮ってるんですけど今回は置いておきましょう。)
ですがAURORAは鮮やかで、かつ暗所に強いという尖った性能をしているわけです。
【使ってみた感触】
まず第一に暗所を気軽に撮影できるのは楽しいです。
小型軽量で気軽に持ち運べるのもポイントですね。
他方、720pまでしか撮れなかったり、フォーカスが合わせづらかったりするのでその辺は割り切りと慣れかなあと思います。
あくまで暗視カメラなので用途を精査すれば楽しめるし、面白い画が撮れるカメラだと思いました。
【その他雑感】
今回登坂のiPhoneとAURORAを併用して撮影しました。当初はAURORAのみでの撮影を考えていたのですが、35mm換算で47mmという焦点距離のため、室内での引き画が撮れず断念しました。
ちなみに本作はモノクロのところ以外はカラコレしてないのでAURORAとiPhoneの色の違いなども確認できます。
こうみると赤外線の影響か、かなり赤方向に転んでいるように見えます。
本当だったら引きの画も別の暗視カメラ、例えば本当の防犯カメラなどを使って、徹底的に赤外線祭りにすべきだったのでしょうが
↓こういうのとか
まあ、その辺は大人の事情です。
【アフタートーク】
撮影終わってからロケの借用時間かなり余ったので由一朗とのアフタートークを撮りましたのでご覧ください。
【クレジット】
出演
登坂義之
細川由一朗
撮影・編集・監督
登坂義之