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自転車で四国旅

こんにちは! 四国のまんなか、高知県嶺北地方の民泊『一軒宿さめうら』です!

民泊を始めて約半年。ありがたいことに、多くのお客様に宿泊していただいておりますが、始めたときは、お客様がどうやってこの場所まで来るのか、分かっていませんでした。

四国の山奥にあるうちの民泊、最寄り駅(土讃線大杉駅)は14キロ離れています。徒歩3時間。駅からバスは出ていますが、本数が少ないですので、地元の人はほとんど利用していません。実際、今まで公共交通機関でいらっしゃたお客様は、ゼロです。

これは想定外で、うちの宿はバス停も近いし、電車&バスでいらっしゃるお客様もそこそこいらっしゃるかな、と思っていたんですが、見事にゼロ。

最寄りのバス停。大体、1時間に1本バスがきます。

じゃあ、どうやって来るか。もちろん自家用車が一番多いのですが、意外だったのが自転車です。5%ぐらいのお客様は、自転車です。四国横断サイクリングをしていて、その途中で宿泊するみたいです。

自分はサイクリングをしないので、そういう需要があるとは気付いていなかったんです。しかし、たしかに意識してみると、自転車で四国を旅をしている人はよく見かけます。その半分くらいは、外国の方という印象です。では、この方々、どういうルートを自転車で走っているのか。

本州と四国を結ぶ橋は3本あるのですが、そのうち、広島と愛媛を結ぶ「しまなみ海道」は自転車でも渡れます。ここをスタート&ゴールにして、愛媛→香川→徳島→高知と、四国を一周するのが人気のルートです。

四国一周は、普通にやれば海岸沿いを一周する、いわゆるお遍路コースになるわけですが、それだと長すぎるとか、海ばかりじゃなくて山を見てみたいという方は、内陸を小さく回れるルートがあります。

愛媛から瀬戸内海沿いを東に進み、香川の善通寺から国道32号を南下、徳島の大歩危・小歩危を通り、高知県嶺北地方の国道439号を西に行き(ここでうちに泊まる)、さめうら湖畔を走り、国道194号を北上して愛媛に戻るという、内側を小さめに一周するというルートになります。一応、小さいながらも4県を走破するルートです。

小さく4県を回れるルート

このルート、愛媛~香川にかけては瀬戸内海沿いの都会を走り、そこから山の田舎道を走るという、四国の海と山、都会と田舎どちらも味わえる面白いルートだと思います。そして手前みそになりますが、さめうら湖畔は交通量が少なく景色がきれいなので、サイクリングに良い感じです。

また、ちょっとうれしかったことなんですが、『一軒宿さめうら』にはガレージがあるんですが。このガレージ、シャッターがすごく低いんですよ。車高が高い自動車は入らない。軽トラがぎり入るかどうか、というレベルです。

手前の青いシャッターがガレージ
中はこんな感じ。トタンを塗装して、コンパネを貼ってリフォームしました。

入り口が低すぎて駐車場として使えないので、バーベキュー用品とか、水遊び道具を置く場所として使っていたんですが、このガレージが自転車で来るお客様には喜ばれます。たしかに、中で作業もできるぐらいのスペースがあるし、ちょうど良いサイズ感。おー、ガレージの良い使い道があった! と、うれしかったですね。

こんなことも、やる前は想像していませんでした。実際に民泊運営してみると、想定外の需要があるなと感じています。これからの季節、涼しくなってきてサイクリングにもうってつけの季節です! ぜひ四国横断サイクリングの際には高知の嶺北にお立ち寄りください!


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