大学を休学して就活浪人をした話 番外編①
これから何か挑戦をする人へ
当たり前ですが、悔いのないようにしてください。
悔いが残ると僕の就活みたいに大学を休学して(もしくは大学を一応卒業して)就活をもう一回やり直すことになるかもしれませんし、新卒の会社をわずか数年で辞めてしまうことにもなると思います。
私はその中で「就活浪人」という選択をしました。
これはあくまで選択肢の一つであって、就活が上手くいかなかった人たちの進むべき道ではありません。
これまでの記事を読んでくれたらわかりますが、うまくいくとは限りませんので…
あくまで僕は、この選択と経験の方が、後悔しない人生を過ごせるなと思ったので、この選択をしたわけです。
当たり前ですが、多くの人にとって、初めてのこととは怖いものです。
しかし烏滸がましいことに僕は、他の人よりもフットワークが大変軽かったので、やろうという気持ちになってからすぐに取り組み始められました。
やると決めた時は、受験浪人と違って前例なんてごく僅かにしかありませんでしたし、親からは休学するということもあって猛反対されました。
母親からはお金は支援するから、諦めた海外留学をすればいい、父親からは大学院に行ってやり直せばいいと。
どちらも正しい方法ですが、僕のやりたいことではありませんでした。
ハッキリ言って留学も院進も、僕がやり直したい就活のための寄り道にしかならないと思っていました。
だから僕はそれを否定してこの道を選んだわけですが、
その結果、最初は一番信じてほしい両親にすら、否定されることになりました。
(色々揉めましたが、時が経てば協力してくれるようになりました。)
始めることを決心した6月のうち、2週間は鬱のようになりました。
親からも否定され、社会、そして仲間たちに置いて行かれてしまうような感覚に陥り、頭の中は自己嫌悪でいっぱいになりました。
そんななかでも応援してくれる人がいて、精神的にすごく支えられました。
本当に感謝しかありません。
しかしながら落ち込んでいた時は、同じ道に行けないことに、なぜだか申し訳なさも感じているくらいには追い込まれていました。
それでも決めたのだからやるしかない、そう言い聞かせて立ち上がるのに、動き出すのに2週間かかりました。
僕はこの経験を通して、自分の周りの人が何かするときは「信じる」ことを大切にしたいと思うようになりました。
しかし信じるということは「快諾する」ということではありません。
必要な時に手を差し伸べることはもちろんですが、あえて課題や試練となるような言葉を自分からも与えて、それをも乗り越えてくれることを「信じる」と言っているわけです。
そうじゃないと、その人の決心がいい結果に結びつくことはないと思うから…
もう1つ、会社は選んでもいいのではないかと僕は思います。
これは中小やベンチャー企業に限らないと思いますが、
社員の「人がいい」とか、「自分のことをよくみてくれている」、「面倒見がいい」というのはハッキリ言って当たり前だと思います。
だって、新しく入る社員が会社に利益上げてくれなかったら会社側として採用するメリットなんてないんだから。
バイトとの違いは「責任」です。
バイトよりもたくさんのお金をもらうし、いい待遇で入社させてくれますが、そこには「会社の名前を背負う」という大きな「責任」があるわけです。
バイトはミスしたらお客様に謝罪をして、店長や責任者も一緒に責任を負ってくれますよね?
つまり社員として働くと言うのは、バイトよりもより大きな会社の責任を背負って仕事をする必要があるということが言いたいわけです。
また、すごーーーーく真理的な話をしますが、会社は会社が利益を上げるために社員を雇っていて、その社員が「使える」人になるために育成するというのはもはや会社にとって自明なんじゃないでしょうか?
そのためには先輩社員が新入社員を「よく見る」なんて最早当たり前なんじゃないですか?
そうしないと社員なんて集まらないんですし、会社として残らないんじゃないでしょうか?
とある調査によると、ベンチャー企業が生き残る確率は、創業から5年で15%、10年で6.3%、20年後には0.3%なんだそうです。
つまり生き残るためには会社としての戦闘力を維持向上する必要がありまして、それが「社員を育てる」ということにもなるわけです。
私は現在の就職先以外にもさまざまな業種、形態の企業をいくつも受けましたが、その中でも「私個人」のことを選考中にもかかわらずよくみてくれている会社は大手企業でもありました。
特に印象に残ったのはとある業界の超大手企業で、人事面接に合格した後、個別でしっかりとフィードバックの時間をくださったのです。
(その企業は最終面接で落ちました。)
またとある飲料大手には面接にすら進めませんでしたが、なんとそんな人にも性格検査の結果を提供してくださいました。
こう言った取り組みからも、多くの企業がいかに個人をよく見てくれようとしている傾向にあるのか、よくわかると思います。
中小だからより私のことをよく見てくれている。
それは視野の狭い就活生が考えることだと思います。
大手企業だって、社員をしっかりと「戦闘要員」に育成するために社員を育成します。
育成後だって、経験豊富な先輩社員が相談に乗ってくれるでしょう?
企業規模は社員数にも比例しますので、事業規模はもちろんですが、相談できる人の数が増え、頼れる人の数が増え、広い範囲のさまざまな経験をしている人がいる傾向にあるんじゃないかと僕は思います。
ここまで言えば、会社が新入社員の面倒をよく見ることがいかに自明の理かがわかると思います。
補足しますが、だから大企業に行けというわけではありません。
もちろん落ちてしまう人もいますし(私も数多の企業に落ちました)、様々な事情から大企業に行くことができない人だっています。
つまり僕が言いたいのは、自分の人生の話なのに、最後までやり切らなかったり、妥協してしまうのは少しナンセンスなんじゃない?と思うわけで、
まだ受けられる先が残っているのならば、しっかりと最後まで受け切って、内定をいただいた会社の中で、自身が最も成長できる環境とか、やりたいことができる環境、キャリアを重ねた時にどんなことができる会社なのかとか、自分が仕事をする上での理想、つまり「軸」を吟味して就職先決めるべきではないか、ということです。
もちろん、納得いかない部分を受け入れるのことも時には必要だと思いますし、
私のように、やり切った末に一社しか内定を頂けない場合もありますから、それは結果として受け入れる必要があると思います。
会社が「選考」と称して就活生を選ぶのだから、学生にも就職先を「選ぶ」権利があると私は思います。
多くの就活生が何社もの会社から内定をもらうくらい就活をするのは、きっとそういうわけですよね???
(第一志望に合格するまでの保険としている人もいるのかもしれませんが)
長くなりましたが、少なくとも私は、こういった考えを曖昧にも持ちながら、この1年間の就活に取り組んできたわけでして、
その経験を通して、僕なりにわかった見解を今回こうやって記事にしました。
よかったら②も呼んでください。