11月 ボケルバタイマントーナメント

連覇したかったぁねぇ〜
何も優勝せずに終わると思ってた身からすると、大喜利人生で連覇できる経験があるってだけでありがたすぎるんですが、それにしても悔しいっすね〜

それでも準優勝は頂けて、凄いですね的なことは言っていただけたのですが、実はあまり今日の大喜利には自分では納得いってなかったりします。(「自分は面白くなかった」は、観てくれた人にも戦った人にも失礼だと気づいたのでもう言わないことにしました。結果とは別に反省点があるという話)

1回戦は敵刺(テキサス)さんとの対決。
お題は、『天井が低いコンビニ』先にお客さんの心を掴んだのはテキサスさんに見えたのでしんどかったけど、まず「(重なったチロルチョコが天井を支えてる絵で)レジ横に取ってはいけないチロルがある」と答えてなんとか食らいつく。終盤、実は最初の方に思いついてたけど頭の中で捨ててた回答を、フィジカルで押し出して大きな笑いを取れた。フィジカルに自信がつくと、「悪くは無いけど戦況は変わらないか」といった答えも出せる可能性が産まれるので助かっている。本当に戦況が変わるかは知らん。
という訳で1回戦突破。ボケルバタイマントーナメントには何回も出てるのですが、結局1回戦が一番緊張する。「1勝も上げられないまま涙を飲む」怖さに耐えられない。2回戦以降は出番の間隔が狭まって来てあっという間に終わってしまう。

2回戦はVSえちえちさん。お題「社長に座るときに気をつけること」
えちえちさんは1回戦でベテランを倒し勢いに乗ってるし、実際隣でめちゃくちゃウケられていた。対するしろやまは、もうお題がふざけてるのでその逆の回答をして1発大きな笑いは取れたものの、同じやり方やってたら明確にウケが減ってた。ちゃんとバレるんだね。
また別の方向で考え直さないといけないので、ビジネスマナー教習ビデオの形を使うことにした。ただ切り口としてはチープなのでどうしようか考えてたところ、昨日もんじゃ作りに失敗した時の声がウケてたのを思い出したので、それをフリにしてビデオの無機質なセリフでオトしたら今までのトナメで1番ウケたかもしれない。何人か咳き込んでたぞ。
そんなんで2回戦も勝利。

3回戦、ここでなんとカニさんとバトル。過去のタイマンで敗れているのでここでリベンジを果たしたい…!
先に結果を言ってしまうと勝利!リベンジは達成!…ただ、ここの戦いが一番反省点が多い気がする。
まず「引き出しの少なさを実感した」こと。この対決のお題が「牛乳早飲み大会に出場するみたいですね!何か秘策はありますか?」だったのだが、ここで2回戦と同じ「当たり前のことを言う」切り口を出してしまったのが自分の中で悔しかった。フィジカルメインに見せかけたのでウケたにはウケたんすけど、こんな逃げの一手の為にこのスタイル選んだんじゃないのにと思っている。(この試合勝てた安心感で一旦忘れてたんですけど、今打ちながら目がウルウルするくらいには悔しい。)
あと、「相手を揺さぶることに重きを置くあまり自分の回答が疎かになっていた」。いや、駆け引きもタイマンの醍醐味だとは思うんだけど。ただ、カニさんに勝つことだけに目がいって、盤外戦を露骨に仕掛け過ぎていた。
それで「こんな回答したくない〜」なんて言っても説得力の欠片も無いんよ…。最後の一答も今までと比べると芯を捉えかねてるよ。まずは3分お題に向き合え。ヘイトも貯まるし。「今勝つこと」だけを目的にするならいいけど、「数試合後優勝にふさわしいと思われる」ことも考えなきゃ。

準決勝はいいさん。あの、こんなことを言うのは戦ったいいさん、そしてニシダさんに申し訳ないのですが、準決と決勝の試合中の記憶はあまり無い。ここに書いてる数回答しか覚えてない。お2人とも1答あたりの出力がとても強いので必死になってたのかな…ただあまり良かった印象は無い…ここは、「どんな食べ物でもど根性〇〇として道などから生えてくる世界」みたいなお題で「アスファルトに咲くひじきのように」みたいな回答が決め手だったと思う。ただ、個人的には最後に出した「(ニョキニョキニョキ)パペットマペット」の方が好き。
15VS16で辛くも決勝へ。

そんな訳で決勝。ただ、前回は自他ともに「明確にノリにノッてる」感があったのと比べ今回はそれが、少なくとも自分の気持ちとしては無かった。先程の試合に残る物があったのか、決勝へのワクワクは少し薄れてたように感じる。
とはいえ試合はやってくる。相手はニシダアツシさん。前回の準決勝と同じカード。
お題は「カレーの臭いに引っ張られた半沢直樹」。これは2人とも得意そう、ただ芸能知識のあるニシダさんが強いか?ただ、確実に撃ち合いになることだけは分かった。
スタート。1答目、ニシダさんが先に手を挙げる。大ウケ。続いて僕も。これは…少し外した。
この時点で逆転できないだろうなとは悟っていた。ニシダさんは僕よりも速く、正確に、大きくウケを取っていた。負けじとしろやまも「大和田!チーズを頼め!」「噛みごたえのある野菜、潰すわよ」とかで応戦するが、終始ウケ続けて来たニシダさんには遠く及ばない…

温かい拍手に包まれてニシダさんの優勝が決まった。自分自身、ニシダさんには色々な場所でお世話になっているので優勝は嬉しい、ただ、本当に勝てなかったのか?あるいは勝てないにしても、餞の回答として、もっとウケることは出来たのではないか、とはずっと思っている。1,2回戦で出した強度のボケが出来てたら、3回戦準決勝で自分でも納得が行く勝ち方が出来てたら…振り返れば振り返るほど、自分が憎くなる。

逆に考えてみよう。自分では納得のいかない形でも準優勝できたというのは、「ベースの力が上がっている」「勝つための回答ができている」ということなのではないか。前回はお題の運が向いてると感じる中での勝利だったが、今回そこまで自分有利だと感じたものは無かった。相手もかなり手強かったし、満票で勝った試合は無いはず。それでも5戦戦えたのは、以前の優勝がまぐれでは無かったことの証明になるのでは…

エキシビションも終わり23時の街へ。さっきまで考えていた前向きなロジックを責めるように道は寂しい。今日の失態は、すぐに溜飲できる悔しさではない。次のタイマンの予定は答龍門か。必ずリベンジを果たす。誰にも疑わせない勝ちを手に入れる。その思いが強くなった夜だった。

PS.席の隣がしらすさんで「どんな大喜利するんだろう」とは思ってたんすけど、toolさんとの試合がめちゃくちゃ凄かった!
あと、トーナメントでは1回戦でニシアツさんに敗れたけど、吉村さんが面白かった!エキシビジョンで出した答えでゲラゲラ笑ってしまった。あと、下ネタの回答した後とても申し訳無さそうにしている吉村さん可愛い。
ギトウさんは、EOAで見てからファンになっている。ジリジリと狙いをつけた1発が痺れるほど強い。他の方もしがまれているけど「東京タワー」は見たことないざわつき方していた。

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