引っ越しました
引っ越し最高♪
ひっこ
しソング
(引用元:『くるまソング』byしゅごしゅぎ)
前より広くて家賃の安い家に引っ越しました。
引っ越しの繁忙期を避けたくて年始(ちょうど更新のタイミングだった)に引っ越す予定だったけど、確定申告で夫婦共にくたばっていたため諦めて、5月(なんの制約もない時期)に引っ越すことを決めた。何かしらの期限を気にしながら引っ越しの荷造りなんてできないと思ったし、実際そうしてよかったと思います。
引っ越してやはりすぐに、前の家でじわじわと心身共に削られていたことが確認できました。
多少のこだわりはあったけれど、基本的になんでもよく、「通勤に便利で安ければどこでもいい」「自分も夫も働いているし、寝る場所の機能さえあればいい」「同棲だからワンルーム・ワンケーより広ければいい」という理由で決めた家でした。実際住み始めた当初はそこまで不自由はしなかった。
問題は私が絵や漫画を毎日描くようになってからです。その直後に夫が在宅勤務になったこともあり、作業スペースと衣食住の場が一緒くたになってしまい、本当に狭かった。
またコロナウイルスの関係で不動産屋も色々あるのか、いつの間にか変な管理会社の管轄になって事務所がクソ遠くなったり、対応が適当すぎたり、あと安い(つまりボロい)建物なのでしょっちゅう断水や停電があり、面倒くさかった。
家にずっといるようになると、狭さ、隣人の音、在宅なのに都心へのアクセスがいいというだけで割高な家賃を払い続けている(当時は夫でしたが)損してる感、周囲にマンションばかりで人口密度が高い上に誰とも仲良くないこと、どの道路もボーッと歩いてたら事故になりそうなくらい人や車や自転車が通ること、一歩外に出れば常に誰かの視線があること、このギュウギュウに密集している中で自分達が迷惑をかけていないか気になること、それらが地方出身の我々に圧をかけていることが日に日にはっきりと感じられて、いつか引っ越さなきゃな、でも上記の理由で体力を削られているから先延ばしにしてズルズルと住んでしまっているな、という状態が3年くらい続いていました。
引っ越した感想としては、「広い」「最高」「楽しい」です。イェーイ‼️
引っ越し先の土地は私の労働の関係でもう決めており、それ以外でこだわった点を並べます。
●作業通話ができるように、完全にドアで遮られる「登竜門の仕事部屋」を確保
●「登竜門の仕事部屋」を閉め切った状態で、夫が玄関や寝室、その他家の全てを行き来できるようにする
●片方が風呂に入っている間にトイレに行きたくなった時に気を使わずに済むように、風呂場・洗面所とトイレは別々
●リビングダイニングキッチンは広く、ダイニングテーブルとソファを置けるくらい
●駅からは多少遠くてもいい
●3部屋は欲しい
●2階より上
最後の条件以外はまるで達成できていない部屋に7年ほど住み続けたわけですが、我々夫婦がその点で衝突したのは3回くらいで、互いに気を使いながら一応穏やかに生活をしていました。(どちらかというと夫の方が気を使っていたと思いますが)
狭さゆえに必然的に仲良くせざるを得なかったのか、仲が良いから狭くてもなんとかなったのか、どちらが先かはわかりませんが、本当によく住んでたなと思います。
とにかく新しい家は最高で、絵を飾り、花を飾り、プラスチックゴミを分別(賛否両論ありますが)し、客人をもてなす余裕すら生まれました。
引っ越して発見した思わぬメリットとして、
●寝室と「登竜門の仕事部屋」の間に最大3枚のドアがある
●壁を飾ることができる
●山(ガチの山の民から言わせれば丘程度の高さですが)が後ろにある
●見晴らしが良い
●夫が思いの外土地を気に入ってくれている
が挙げられます。今までかなり夫には我慢を強いていたので非常によかったです。私は面倒なのでまだ一切近所を散策していないのですが、夫は何度も出かけて散歩道を開拓しているようです。
以前の家に住んでいた時、気分転換によく出かけていた夫が「玉川上水の側に立って目を閉じて、ここは森の中やと想像している」と言っていたのが不憫でならなかったので(気分転換ってそんなに頑張るものじゃない)、夫が散歩できる緑地や公園、前の土地とは比べ物にならないほど自由度の高い住宅街に囲まれているのは幸いでした。
私は私で、新しい家の中を充実させることに夢中になって、ソファーやダイニングテーブル、グッピーの水槽を置く台、花瓶(前は当時のバイト先からもらったビールジョッキに挿していました)、クッション、壁に飾る絵、カーテンなどを買い漁りました。なんて楽しいんでしょう。
契約は2年ですが、更新しまくって死ぬまで居座りたいと思っています。
この先何があるかはわかりませんが、いい家です。いい家に住めて嬉しいです。引っ越し作業は楽なことばかりではありませんでしたが、頑張って探してよかった。
夫と初めて同棲して以来ずっと住んでいた前の家、流石に恋しくなるかなと思っていましたが、もう夢にも一切出てこないし、引っ越し当日も何も感じませんでした。ウケるね。
武田
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