電気工事施工管理技士 実技問題記述例 感電災害
感電災害の防止対策
電気工事に関する、感電災害の防止対策として、次のものがあげられる。
〇 充電部には接触防止のための囲いや、絶縁覆いを設けること。
〇 電動機械器具を使用する場合に、漏電遮断装置を接続するかアースを設ること。
〇 アーク溶接機の自動電撃防止装置や漏電遮断機が、常に正常に働くよう整備しておくこと。
〇 ハンドランプなど手持型の電灯には、口金に接触したり電球の破損を防ぐための、丈夫なガードを取付けること。
〇 電線コード類の接続は、コネクターを用いること。
〇 電気機器や配線の絶縁を常に良好な状態に保ち、漏電を起こさせないこと。
〇 むやみに露出充電部に接近しないこと。
〇 電気機器や配線に対して、日常点検や保守管理を励行すること。
〇 電気作業における絶縁用保護具・防護具・用具を用いた、標準作業を行うこと。
〇 対地電圧を人体に危険のない程度に低く抑えるため、電気機器の金属ケースを接地すること。
〇 感電災害が予想される電路、人が容易に触れやすい電路には、漏電遮断器を設置すること。
〇 二重絶縁構造の電気機器、超低電圧の電気機器を使用すること。
〇 低電圧電源を使用するとともに、非接地電路を採用する。
〇 作業者の安全を確保するために、充電電路に絶縁用防具を装着すること。
〇 感電事故を防止するため、作業者は絶縁用保護具を着用すること。
〇 停電させた電路への不意の通電による危険を防止策を講じること。
〇 停電に用いた電源スイッチを作業中施錠し、停電作業中であることを明示してた表示類を、電源スイッチの近傍に設ける。
〇 作業のために停電した場合は、検電器具を使用して停電を確認すること。
〇 誤通電または、他の電路からの誘導による不意の通電の危険を防止するため、短絡接地器具を用いて、電路を確実に短絡接地する。