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【シティリーグ2会場優勝】レジドラゴVSTAR【全文無料】
執筆:日野(@Tory_pokeca)
監修:せんたろ(@roncha1000)
はじめまして日野と申します。
本稿はシティリーグS1で使用したレジドラゴVSTARに関する記事となります。監修のせんたろがWCSでTop8に入賞されたIanRobb選手のリストを参考に作成しシティリーグS1入間で優勝、limitlessのオンライン大会で優勝含む入賞を3回しました。自分もそのリストを59枚共有し、シティリーグS1矢向で優勝とシティリーグでは2会場で優勝することができました。
シティリーグS1
— せんたろ(Joe Higashi) (@roncha1000) September 15, 2024
超安定レジドラゴで優勝しました🏆
練習してくれたみんなまじでありがとう😭 pic.twitter.com/CItp9tHr9S
シティリーグS1矢向
— 日野 (@Tory_pokeca) September 26, 2024
9-0全勝優勝でした!
めとぽけのみんな特に練習に毎日付き合ってくれた@Snorlax_0143 とデッキや各対面の戦い方を教えてくれた@roncha1000 には感謝しかない
本当にありがとう! pic.twitter.com/47AiSDEj5S
本稿がnote初投稿のため、読みにくい箇所などが目立つかもしれませんので、あらかじめご了承ください。
自己紹介
改めまして日野と申します。
普段は大学ポケモンサークルのめとぽけ(@tmu_pdc)で監修のせんたろをはじめとした友人たちと活動しているプレイヤーです。
ポケモンカードはBWから始めてはいますが、公式大会に積極的に参加し始めたのはSMシリーズからになります。
直近の公式大会の成績は
・CL横浜Top32(シニア)
・CL福岡Day2
・シティリーグS1優勝
このような形で、まだ自分も目立った成績を残しておらず、ポケモンカードの環境理解や各デッキへの理解度も不十分です。本稿を読み、認識の違いなどがありましたら、教えてくださると幸いです。
※監修のせんたろの直近の公式大会の成績
・WCS2022日本代表
・CL宮城Day2
・CL新潟Day2
・シティリーグS1優勝
当日のリストと採用理由
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![](https://assets.st-note.com/img/1727408605-TxjKCf7pFA8nQUJcDGWNubP5.png?width=1200)
今回使用したリストで意識した点は
・過剰にデッキパワーを上げることはせず、安定感のある構築にする
の一点です。ここでは一般に確定枠とされるカードの解説は省き、自由枠の中で自分たちが選択したカードに絞って解説します。
-ピィ-
非エクの押し付けとしてかがやくリザードンがあるものの、基本的には盤面にexやVが並ぶためソウブレイズexやタケルライコex等に2枚先攻されると、順当に2-2-2と取り進められてしまいます。ここでピィを前にすることで、自分はにぎにぎドローによって、大地の器やハイパーボールで減った手札を整えつつ、このサイドレースを崩すことが可能になります。逃げエネ0も何かと便利です。
実際の使い方は、WCS2024の9回戦目やCL東京の準決勝などが参考になるかとおもいます。
-大地の器4枚目-
上で述べた通り、今回の構築では安定感のあるものにしたいと考えていたため4枚目の採用に至りました。手札の1枚トラッシュは、竜無双の技マシンをトラッシュすることができます。またレジドラゴVSATRに手張りすることで、エネルギーつけかえの要求枚数を減らすことができることや、緑の舞によるドローなどエネルギーに触ることでレジドラゴVSTARが技を使うまでのハードルを下げることができ、これが自分たちの考えるデッキの安定感の向上につながると考えました。レジドラゴVSTARをこれから使い始めようと考えている方は、まずは大地の器を4枚にして回し始めることをお勧めします。
-リソース回復系(スーパーエネルギー回収,釣り竿,夜のタンカ)
スーパーエネルギー回収は大地の器の4枚採用と考え方は近く、技マシンをトラッシュしながら、手札にエネルギーを引き込むことが可能な1枚です。
また、博士の研究やイキリンコ、レガシースターなどで予想以上にエネルギーをトラッシュしてしまった場合にも重宝します。
すごい釣り竿はエネルギーを戻すのにも役立ちますが、一番はポケモンを使いまわせる点が大きいです。特にアグロ系統(タケルライコex,トドロクツキex等)に対して、複数回かがやくリザードンを使いまわす必要があるため採用しています。すごい釣り竿に関しては入ってない構築を見かけることがないため、最低1枚は固定枠と言っても良いかもしれません。
夜のタンカはかがやくリザードン、キチキギス、レジドラゴVSTAR、エネルギーなどを、状況に応じてボールや大地の器を使わずに手札に加えることができ、使い勝手の良さから採用に至りました。ここに関しては、実際に自分で回してみてすごい釣り竿の2枚目と相談するのが良いかと思います。
-ジャミングタワー-
相手の張ったポケストップやあまり見かけはしないもののニュートラルセンターなどスタジアムを割ることができるようスタジアムを1枚は採用したいと考えていました。
スタジアムの中でもジャミングタワーは
・リザードンexの森の封印石、まけんきはちまき
・ドラパルトexの森の封印石、煌めく結晶
・タケルライコexの勇気のお守り
・サーナイトexのエヴォリューション、勇気のお守り
などTier上位のデッキの多くにポケモンの道具が密接に絡んでおり、1枚で複数の対面を見れることから採用に至りました。特にタケルライコex対面では、勇気のお守りを付けたタケルライコexのHPが290となり、ロストインパクトやかえんばくで倒せないラインになってしまい、ジャミングタワーを採用していないと勝つことがかなり厳しくなります。
タケルライコexが多い今現在の環境では、ジャミングタワーを採用する必要性が高いと感じています。
-キャンセルコロンとナンジャモの3枚目の選択-
キャンセルコロンの採用により、カビゴンLO等で多く採用が見られるオーガポンいしずえのめんexとミミッキュを容易に突破が可能となり、またポケモン入れ替えとプライムキャッチャーの採用とこれら3枚をレガシースターにより使いまわせることから、レジドラゴVSATRはカビゴンLOに優位に試合を運ぶことができる数少ないデッキの一つとされ、デッキの一つの強みになります。
イバラ単に関しても、早期にキャンセルコロンを引き込むことができればレガシースターと合わせて計2回特性ロックを解除するターンが生まれ、そのまま押し切ることが可能となります。
他にもキャンセルコロン+トライフロストでマナフィを無視しながら盤面を壊滅させたり、クレッフィの特性ロックを解除したりと役割が多岐にわたります。
しかしながら自分は大会前日にキャンセルコロンからナンジャモの3枚目に変更する決断をしました。その理由は主に2つあり、1つ目がカビゴンLOは大会形式上トーナメントで勝ち切ることが困難であることから使用者数が少ないことは事前にわかっていたため割り切ることができ、イバラ単に関してもキャンセルコロンを序盤に引き込まなければサイド差が逆転不可能なまで広がってしまうからです。実際にPTCGLや前日の練習段階でキャンセルコロン入りのリストでもイバラ単に対する勝率はそこまで伸びなかったです。2つ目がナンジャモをどうしても3枚入れたかったためです。練習の中でサポートに全く触れずにテンポ負けする試合が多く、またアグロ系統(タケルライコex,トドロクツキex等)に対してナンジャモを打ちたい場面で確実に引き込むためにもナンジャモの3枚目が必要と判断しました。
まとめるとカビゴンLOやイバラ単などより明らかに母数が多いアグロ系統(タケルライコex,トドロクツキex等)を見つつ、デッキの安定感向上につながるナンジャモのほうがキャンセルコロンより価値が高いと判断したということになります。
ここに関しては、自分が出る大会のタイミングでどちらのほうがより価値が高いかを判断するのが良いかと思います。
※実際、せんたろはミミッキュの突破にキャンセルコロンを使い、自分は上位卓に何人か見られたイバラ単をすべて避けたためお互い正解だったと言えるかもしれません。(笑)
※その他採用候補のカード
-ヌメルゴンVSTAR-
レジドラゴVSTARのミラーマッチやサーナイトex対面で効率よくダメージを刻みながらレジドラゴVSTARの行動回数を保証することができる一方で、ファントムダイブの方が強い場面が多く、使用頻度の少なさと必須な対面がないことから不採用になりました。
-タケルライコex-
特にドラパルトexなどHPが高くロストインパクトでは突破が困難なポケモンを突破するためのカードですが、かがやくリザードン、キュレムと既にスタートして逃げることが難しいポケモンが2枚採用されており、タケルライコexを採用するとスタートして重いポケモンが増えすぎる点や、そもそも使う場面、使うことができる場面が限られているため不採用になりました。
-ヒスイのヘビーボール-
かがやくリザードンやキチキギスexなど、対面や状況によってサイド落ちした場合に困るピン採用のポケモンを拾うことができる唯一無二のカードです。しかし、このカードもそもそも必要な場面でそのポケモンがサイド落ちし、なおかつヒスイのヘビーボールに触ることができたときにはじめて効果的になるカードであり、初動を重視するうえで必須ではないため枠の都合上不採用となりました。
-シンオウ神殿-
環境においてルギアVSTARの使用率がそこまで高くなく、より使用率の多いタケルライコexに強く他対面でも活躍が期待できるジャミングタワーを採用するために今回は不採用となりました。しかし、CL東京でルギアVSTARが2位とこれから数を増やしていく可能性も考えられるため、環境によっては採用の余地があります。
各対面の立ち回り
①リザードンex/ピジョットex/カーストボム 相性:有利
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大抵の場合、レジドラゴVSTAR側がサイドを2枚または次のターンにルチャブルを絡めることで実質的な2枚取りをする展開でスタートします。
目指すゲームは2-2-2で3回の攻撃でサイドを取り切る展開です。(実際にはターンをまたいでルチャブルで倒すなどの展開も多いです。)
仮に相手の動きが良かったり、レジドラゴVSTAR側の動き出しが遅くなった場合にはなるべくピィなどの非エクを前にして2枚先攻させないようにしましょう。レジドラゴVSTARはデッキの構造上どうしてもベンチにV,exを並べる必要があり、先にサイドを2枚取られてしまうと順当に2-2-2と取り進められてしまうからです。
①先にサイドを取り進めた返しに、かがやくリザードン+まけんきはちまきでレジドラゴVSTARを倒された場合は(この展開がリザードンex側の理想的な返しかもしれません)、かがやくリザードンを倒しながらファントムダイブで2面処理できそうな場合はレジドラゴVSTARをレガシースターを温存していたとしても使って動かし、ベンチをうまく絞られた場合にはレジドラゴVSTARとかがやくリザードンを使い、ボスの指令やプライムキャッチャーで無理やり裏のex,Vを倒すことを目指します。リザードンexに1エネルギーがついているなら、4エネ付いたオーガポンexでリザードンexを倒すことも覚えておきたいです。
②先にサイドを取り進めた返しに、アンフェアスタンプでこちらの展開を阻害しながらカウンターキャッチャーでオーガポンexをリザードンexで倒された場合は、2体目のオーガポンexでリザードンexを倒すか、それが厳しそうならレガシースターを切ってでも裏のex,Vを倒すなりしてサイドを2枚進めます。ここでリザードンexを刻まざるを得ない展開になった場合には,ロストインパクトでリザードンexの残りHPを50にし、次のターンにリザードンexがフトゥー博士などで場から消されなければファントムダイブの60点で手負いのリザードンexを倒しサイドを4枚取り切ることが可能です。
③リザードンex側が先にサイドを1枚取り進めた場合は、ブライアを絡めた2回の攻撃、またはカーストボムを絡めた2回の攻撃でサイドを取り切られないよう、カーストボムで気絶するかがやくリザードン以外の非エクはおかないように意識し、レジドラゴ側が2回目の攻撃をした時点でサイドが2,3にならないようにします。サイド2はブライアで負け、サイド3でもカーストボムでこちらのサイドを2にされ、同じくブライアを使われてしまいます。ただしサイド3にしてしまう場合でも、ヨマワルを場から消すことができればネジキ+ブライアという使い方はできないため問題ありません。
リザードンex対面、特に先攻2ターン目からレジドラゴVSTARを動かすことのできる試合ではピジョットexに進化する前の段階でポッポを倒すことができたり、ルチャブルと合わせて盤面からヒトカゲを枯らす展開も多く、またリザードンexで攻撃することはオーガポンexに効率よく倒されるリスクがあることから、リザードンex側が常に重い要求を超える必要があるため有利だと考えています。
②ドラパルト/ピジョットex 相性:五分~微有利
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リザードンexとは異なりドラパルトexが1回の攻撃で倒されるリスクがないため先に攻撃される展開も多いです。最も厳しい展開は先に攻撃されV,exが200ダメージを受けてしまい、フーディンなどと合わせて3回の攻撃でサイドを6枚取り切られてしまうことです。先に攻撃された時点でドラパルトexを1回の攻撃で倒す術がない以上、最低2回の行動が保証されます。そのため、先に攻撃される可能性が高いと感じたら、ピィなど非エクを前に出し200ダメージの受け先を作ることが大切だと考えています。
また、レジドラゴVの2体目を置くタイミングは重要で、適当に置くとそのレジドラゴVを呼ばれ、縛られる形でファントムダイブで裏のレジドラゴVSTARに6点乗せられ、前のレジドラゴVを進化させることができなければ、次のターンにフーディンと合わせてレジドラゴが2面取りされてしまいます。そのため、少なくともレジドラゴVの2体目を置く際には、手張りができ、現状の手札で進化が可能である状況が望ましいです。
①先にサイドを取り進めることができた場合は、最初のファントムダイブで2枚、次のファントムダイブで裏のロトムVなどを倒しサイドを2枚取りつつ、ドラパルトexをロストインパクトの圏内にいれ、ドラパルトexをロストインパクトで倒して2枚取り切ります。先にドラパルトexにロストインパクトを当てた場合はサイドが4で止まるため、ツツジケアやナンジャモ耐性が高くなる一方でロトムVなどのex,Vをフトゥー博士などで消され、リーサルがなくなる場合があるため、相手の手札の枚数などからどちらを取るか選択できると良いかと思います。
②先に攻撃され、V,exが200ダメージを受けてしまった場合には上でも述べたように厳しい試合展開となります。捲る手段としては、先にドラパルトexになっていない後続となるドラメシアやドロンチからファントムダイブで倒しながら、ドラパルトexに4点のせると、相手は再び後続の準備を始める必要が生まれます。返しに相手の手札の枚数によってはナンジャモで手札干渉をしながら、ロストインパクトで手負いのドラパルトexを倒すことで、相手にドラパルトexと技を使うためのエネルギー、またサイドを取り切るために必要ならばボスの指令やカウンターキャッチャーを要求することができます。
リザードンex対面とは異なり、先に攻撃される展開も多く、弱点を突いてスムーズにサイドを進めることができないため厳しい試合展開になることもしばしばあります。しかし、ドラパルトexも2進化特有の出遅れや、技を使うためのエネルギーの供給に手を焼くことも多く、その出遅れをファントムダイブで咎めることが可能であるため、おおよそ5分からやや不利かな、といった印象です。
③タケルライコex/オーガポンex 相性:不利~微不利
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一般的にレジドラゴVSTARが大きく不利とされる対面がタケルライコexですが、立ち回り次第では勝つことが可能です。
大切になってくるのがかがやくリザードンの押し付けとナンジャモによる手札干渉です。非エクアタッカーのかがやくリザードンでサイドを詰めながら、ナンジャモで裏呼びのハードルを上げるのが基本方針です。どのような試合展開でもかがやくリザードンを複数回使うことがほとんどであるため、すごい釣り竿や夜のタンカを無駄に使わないよう心がけるようにします。
またジャミングタワーも勇気のお守りを搭載したタケルライコexに対しては重要となります。勇気のお守りを付けたタケルライコexはHP290となり、かえんばく、ロストインパクトを耐えるラインになります。そのためかがやくリザードンで勇気のお守り付きのタケルライコexを相手せざるを得ない場合は、できる限りジャミングタワーを合わせることが重要となります。仮にかえんばくで刻んだ場合だと、入れ替えカートを使用することで後にジャミングタワーを置いても倒せないHPラインとなり、1回分の攻撃をすかされることになります。かがやくリザードンでなくレジドラゴVSTARのロストインパクトで刻むと、入れ替えカートと合わせてもジャミングタワーを置けば倒せるラインとなるため合わせて覚えておくと良いと思います。
①先にサイドを2枚先攻された場合は、かがやくリザードンに手張りを一回でもできていれば、手張り+エネルギー付け替えでかえんばくを使うことができます。さらにここでナンジャモを合わせることができれば、相手は返しのターンに手札4枚から前のかがやくリザードンをどかして技を使う要求が生まれます。この要求を少しでも重くするために、先後問わずバトル場にピィを置き、テツノツツミをケアしつつ1枚でも多くボスの指令やポケモンキャッチャーを使わせることが大切です。
また、レジドラゴVSTAR側もこの要求を押し付けるために、序盤はレジドラゴVでなくかがやくリザードンを育てましょう。
それでも要求を超えられた場合には、再びかがやくリザードンを前にしながらナンジャモを合わせましょう。ここで、プライムキャッチャーで裏のキチキギスを倒すことができるとより要求をあげることができます。
②相手の動きが悪かったり、前のピィをどかせずに番を返してきた場合は、積極的に攻め、先にサイドを2-2-2と取り切ることを目指します。ファントムダイブは勇気のお守りや入れ替えカートにより、プランを崩される可能性が高いため、なるべくロストインパクトで倒しきることを心がけましょう。レジドラゴVSTARを2体動かすことは難しいため、レジドラゴVSTAR1回、かがやくリザードン2回の計3回でサイドを取り切りましょう。
③上記の展開のどちらもかなわなかった場合は、相手の残りサイドを1になるように意識し、ナンジャモで手札干渉をしつつ、プライムキャッチャーでキチキギスにファントムダイブで気絶しないよう刻み、逃げられないことを要求しサイド4枚取りを目指します。
やはり裏呼び手段が豊富で、高いHPで常に高火力を出してくるタケルライコexには不利な戦いを強いられがちですが、戦い方次第ではタケルライコexに互角に試合を展開することも可能です。CL東京の準決勝では、タケルライコex対面でピィの押し付け、かがやくリザードンを序盤から育てての早期の押し付け、ナンジャモによる手札干渉を見ることができるため、戦い方の参考になるかと思います。
④サーナイトex 相性:微有利~有利
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サーナイトex対面は相手の動きに応じて動きが大きく変わるため、決まったゲーム展開にはなりにくいです。そのためここでは、サーナイトex対面で意識していることを書こうと思います。
基本的にはレジドラゴVSTAR側の動き出しは2体目のレジドラゴVに最低でもエネルギーが1枚付いた状態でスタートしたいです。下手に後続の育つ前に動き出すと、アンフェアスタンプ+混乱で足止めされ、後続を育てる暇なく1体目のレジドラゴVSTARが倒されてしまいます。
また、仮に先攻2ターン目にレガシースターを温存しながらトライフロストが通る盤面であったとしても、不用意に撃たないことを心掛けたいです。
これもトライフロストの返しにアンフェアスタンプ+エヴォリューションからすぐに盤面の復帰は可能であり、次のターンにまだ山札にはリソース回復系のカードやボスの指令、プライムキャッチャーが残っている状態でレガシースターを切ることになり、落ち方によってはこちらがサイドを進める代償に残りのサイド3を詰め切るだけのリソースが残らない可能性があるためです。そのため、序盤はファントムダイブ、状況に応じてルチャブルなども絡めながらサイドを3まで進め、最後にトライフロストでサイドを取り切るのが理想的な展開だと考えています。
この他に意識する点は、アンフェアスタンプ耐性および混乱解除の逃げ0要素としてミュウexを置いておきたいです。また、マシマシラの混乱解除のためにプライムキャッチャーと入れ替えは温存すること、悪エネルギー付きマシマシラ2面を作られないようラルトス、キルリアでなく積極的にマシマシラを倒すことを心掛けたいです。
⑤ルギアVSTAR 相性:不利
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レガシーエネルギーなどで最低でもレジドラゴ側が4回以上の攻撃を要求されるのに対し、ルギア側はかがやくリザードンで倒せないHPラインのルギアVSTARやガチグマで2~3回ボスの指令を打つだけで勝つことが可能です。また、アヤシシVやチラチーノなどレジドラゴVSTARを一回の攻撃で倒す手段も持ち合わせています。
ルギアVSTAR対面で1番の勝ちパターンはルギアVを早期に倒し、場からルギアVを消すことです。似たような形で、アッセンブルスターが遅れているうちに逆転不可能なまでのサイド差を広げるなどもあります。
しかしこの展開は完全に相手依存になってしまうため、もし少しでも勝率の改善を図りたいと考える方は、シンオウ神殿を採用することでレガシーエネルギーを無効化してサイドを2-2-2取り進めたり、ギフトエネルギーを無効化してナンジャモの返しにボスを要求することが可能となります。
当日のマッチング
せんたろの方はシティリーグに参加してから日が経ってしまい、実際の試合状況と異なる可能性があります。予めご了承ください。
◆シティリーグS1入間 9/15
■1回戦 ≪古代BOX≫先〇
少しでも遅れると間に合わない対面のため、レガシースターを使って2ターン目から積極的に動き始め、ファントムダイブでサイド取り切って勝ちました。モモワロウexスタートだったのも大きかったです。
■2回戦 ≪サーナイトex≫後〇
ラルトスが2体しか並ばなかったため、ルチャブルとファントムダイブでキルリアをすべて倒して相手の動きが止まり、最後はミミッキュをキャンセルコロンで無効化して倒して勝ちました。
■3回戦 ≪リザードンex≫後〇
キュレムスタートしてサイド1枚とられた返しに、リザードンexをオーガポンexで倒しました。その後オーガポンexが倒され相手の残りサイドが3枚となり、ブライアを使われて倒されると負けてしまうので、ボスの指令を使ってファントムダイブでサイド1枚とりながらマナフィに60ダメージ乗せることで自分のサイドをブライア圏外の3に止め、次のターンにルチャブルでマナフィを取りながらリザードンexを倒してサイド取り切って勝ちました。
■4回戦 ≪ロストバレット≫先〇
相手の方が事故で止まっているところをファントムダイブで押し切って勝ちました。
■5回戦 ≪ドラパルトex≫先〇
ファントムダイブを序盤から撃たれ苦しい展開でしたが、最後相手がドラパルトexに触るためのハイパーボールがサイド落ちしており、ドラパルトex自体も引けずそのまま逆転して勝ちました。
■6回戦 ≪イバラ単≫後×
何も動かず手張りでレジドラゴVを育てるも、ボスでレジドラゴVを呼ばれ倒され続け負けてしまいました。
■Top8 ≪大空洞タケルライコex≫後〇
序盤はピィを前にしてサイド1枚を押し付けつつにぎにぎドローから準備をし、お互いにボスの指令でサイドを2取るまで待ち合う展開となりました。先にボスの指令を引き込めたため、ロストインパクトでサイドを2枚進めることができ、そのまま順当に2-2-2でサイドを取り切って勝ちました。
■Top4 ≪レジドラゴVSTAR≫後〇
Top8での試合と同様に、ピィでサイド1を押し付けつつにぎにぎドローから盤面を準備し、先にボスの指令を絡めてサイドを2枚取れたため、そのまま2-2-2で押し切って勝ちました。
■決勝 ≪ソウブレイズex≫先〇
相手のソウブレイズexに弱点を突かれてオーガポンexを倒されることを避けるために、オーガポンexを出さずに技を撃つ準備をしました。プライムキャッチャーでイキリンコexを倒しながらソウブレイズexに20ダメージ乗せてかがやくリザードンで倒せる圏内にいれて、そのままソウブレイズexを2体倒してサイドを取り切って勝ちました。
◆シティリーグS1入間 9/15
■1回戦 ≪リザードンex≫先〇
先攻を取ることができましたが、手札にボールがなくレジドラゴVを置けずに終了。何とか先攻2ターン目にナンジャモからレジドラゴVにエネルギーを張り、ピィのにぎにぎドローを打つことに成功しました。その後、レガシースターを温存しつつ、ファントムダイブでサイドを2枚進め、返しにかがやくリザードン+負けん気ハチマキで前のレジドラゴVSATRを取られたが、裏のリザードンにエネルギーがつかなかったため、リザードンを縛る形でサイドを2枚進め、最後に自分のかがやくリザードンで裏のロトムVを倒して勝ちました。
■2回戦 ≪リザードンex≫先〇
カーストボムで50点を裏のレジドラゴVに乗せながら、前のオーガポンexをバーニングダークで倒される厳しい展開からスタートしました。ベンチもロトムVとリザードと、ファントムダイブから3枚取りが狙えない盤面にされてしまったので、後続が2体続かないことを願いながらナンジャモで相手の手札を減らしつつ前のリザードンexをオーガポンexで倒すと、相手は何も引けずにピィのにぎにぎドローを使ってきたので、プライムキャッチャーでロトムVを呼び出し、ファントムダイブでピィと合わせて3枚取りをして勝ちました。
■3回戦 ≪ドラパルトex≫後〇
マナフィスタートで裏にドラメシアを置いて番を返してきたため、ナンジャモを打つ価値は低いとみてイキリテイクから展開。相手はドラメシア2体とロトムを置き番が返してきたため、ルチャブル+ファントムダイブからマナフィ+ドラメシアの2面取りでサイドを進めました。返しに封印石を残してすべての手札を使いドラパルトexを動かしてきたため、ドラパルトexを刻むよりロトムをファントムダイブで取りながら、裏のドラパルトexをロストインパクトの圏内に入れるほうが要求を上げられると判断し実行。相手の方は上から何も触れずに手負いのドラパルトexで攻撃してきたため、ロストインパクトで倒して勝ちました。
■4回戦 ≪ロストギラティナ≫先〇
全9試合の中でもっとも苦しい試合でした。
手札にはポケモンとリソース回復系しかなく4ターンほどボスで裏を呼ぶこと以外は何もできませんでした。相手の方もこちらの動きを見て、アビスシークや花選びでロストと手札を順当にためてから引き裂くで動き始めました。そのタイミングでネストボールを引き込めたので、倒された返しにキチキギスからレジドラゴVSTARを引き込み、レガシースターからナンジャモを回収しかがやくリザードンを前にして終了。(このタイミングでキュレムがサイドに落ちていることを知りかなりしんどかったです。)
相手の方は1ターン手札と盤面を整えるのに使用し、その次のターンにボスの指令からキチキギスexを倒してきました。
この時点でサイドが2-6かつ相手の盤面にはスターレクイエムが打てる状態のギラティナVSATRが2面とかなり厳しい状況でした。
幸いボスの指令がロストとトラッシュに1枚ずつ見えており、エネルギーもあと数枚残っているか程度だったため、かがやくリザードンでギラティナVSATRを2ターンかけて削り、ファントムダイブでギラティナVSTARを盤面から消し、相手のデッキがアンフェアスタンプの採用か、プライムキャッチャーがサイド落ちしていることを祈ることにしました。
相手の方が2体目のギラティナVSTARを削ったタイミングでスターレクイエムをかがやくリザードンに切ってきた返しに、レジドラゴVSTARでギラティナVSTARを2面取りしました。しかしここでナンジャモを打つことができなかったため、ガチグマとプライムキャッチャーで負けだと考えていたら、ウッウで前のレジドラゴVSTARを刻んできたため、サイドから拾ったキュレムのトライフロストで勝ちました。
対戦後に最後のサイドがプライムキャッチャーだったことを教えてもらい、運がよかったのか悪かったのか複雑な気持ちになりましたが、苦しい展開からも勝つことができて良かったです。
■5回戦 ≪リザードンex≫先〇
先攻1ターン目でジャミングタワーによる妨害を挟みながら、先攻2ターン目でレガシースターを切りつつ、ベンチにエネルギーの付いたオーガポンex2とレジドラゴVを用意しながらファントムダイブで後ろのマナフィに6点を乗せルチャブルの圏内に入れる順調な滑り出しでした。返しにアンフェアスタンプを打ちながら、リザードンexで前のレジドラゴVSTARを刻まれるも、返しにルチャブルでマナフィを倒しながら、ボスの指令で裏のロトムVを倒しました。
ネジキからカーストボムでレジドラゴVSTARを倒しつつカウンターキャッチャーで裏のレジドラゴVをかがやくリザードンで倒されても、残り少ない山札からキチキギスと緑の舞でボスの指令かエネルギー付け替えを引き込めれば勝ちの状況でしたが、カーストボムからプライムキャッチャーを拾えたので他のカードを引き込むことなく勝ちました。
■6回戦 ≪サーナイトex≫後〇
先攻1ターン目にクレッフィを前にされましたが、山札上から博士の研究を引くことができ、そこからレジドラゴVを置きつつピィのにぎにぎドローで手札を増やしました。レジドラゴV2体目が育つまで似たような状況が続き、育ったタイミングでファントムダイブでサイドを進めました。マシマシラの混乱で1度自傷したものの、2度目でファントムダイブで2面取りができたため、残りサイド3枚をレガシースターから落としたキュレムのトライフロストで取り切って勝ちました。
■Top8 ≪ロストギラティナ(再戦)≫先〇
相手の方が後攻1ターン目でアクロマの実験からギラティナVにつながるカードを引き込めずにキュワワー2面で返してきたため、前のキュレムでトライフロストを打って勝ちました。
■Top4 ≪ソウブレイズex≫後〇
相手の方が先攻1ターン目で順当にエネルギーをトラッシュしながらカルボウを2面置きするも、先攻2ターン目で止まってしまいカルボウ2面で番を返してきたため、ルチャブル+ボスの指令+ファントムダイブでカルボウを盤面から消して、そのまま押し切って勝ちました。
■決勝 ≪サーナイト(再戦)≫先〇
先攻2ターン目は無理をせずにぎにぎドローから入り、先攻3ターン目に後続のレジドラゴVに手張りができたためファントムダイブから動き始めました。しかしここでラルトス4点のキルリア2点かラルトス6点で悩んでいたのに焦りからラルトス5点、キルリア1点を置いたため返しのターンにマシマシラ+クレセリアで綺麗にダメージをレジドラゴVSTARに返されてしましました。思い返すとラストスに6点が良かったかなと思います。
先攻4ターン目にルチャブル+ファントムダイブでクレセリアをトライフロスト圏内に入れながら悪エネ付きのマシマシラとラルトスを倒しました。
返しのターンに悪エネ付きマシマシラでクレセリアの1点をどかしながら、サーナイトexで前のレジドラゴVSTARを倒してきました。
盤面をサーナイトex、サーナイトex、キルリア、マシマシラ、クレセリアと相手の方が上手くトライフロストで負けない盤面を作ってきました。
最後のほうがかなり記憶があやふやですが、レガシースターからプライムキャッチャーとスーパーエネルギー回収を拾い、オーガポン、レジドラゴVSTARが草エネルギー1枚で技が打てる状況になるよう、ロストインパクトでサーナイトexを倒したかと思います。返しのターンに相手の方がリファインからナンジャモを引き込めなかったため、プライムキャッチャーで裏のポケモンを倒して勝ちました。
終わりに
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改めまして、ここまで読んで下さりありがとうございました!!