「自分語りをする」ということ
皆様こんにちは。tory-changと申します。(とりちゃん、と読みます)
今回は、私の特技になりつつある
「自分語り」
について書こうと思います。何かの片手間にでも読んでいただけたら幸いです。(※あくまでも学生の主観と実体験からこの文章はできていますので、学術的根拠は皆無です。信用しすぎない程度に読んでください。)
さて本題に入る前に、「自分語りされる側」の話をしましょう。たまに「自分語り」と検索をかけると
「自分語りってキモい」
「自分語りしてる人ってナルシスト多そう」
と辛辣な意見を見かけます。確かに、他人の自分語りなんて興味ない、ただの自慢だと言う人も多いと思います。現に、SNSや動画サイトのコメント欄にて「隙あらば自分語り」と自分語りをよく思ってない方も多く見受けられます。
でもそれは興味ない人、赤の他人の話です。他人の自分語りに興味ない人にも、隙あらば自分語りする人にも
「あなたのことなんて聞いてないよ」
と思うのは、人として割と当たり前なのではないかと思います。だってまじであなたのこと知らないんだもん。知らないから興味ないし興味ないからあなたのことなんて聞いてないよ、となるわけです。
ところが、次のような場合ならどうでしょう。
皆様も学生時代、入学したての頃やクラス替えで自己紹介をしたと思います。自己紹介のあと、他の人から質問をされたという経験はありませんか?例えば、
自己紹介で「アニメが好き」と話したら、「何のアニメ見てるの?」とか「〇〇(アニメのタイトル)知ってる?」と質問された
みたいな。逆も然り、クラスメイトの自己紹介を聞いて同じ趣味を持ってそうな人に話しかけにいったことがある人もいるでしょう。
そう、興味がある人の自分語りは聞こうと思えるという話です。少し考えてみれば、その人に興味がなれけば疑問を抱かないはずです。というか義務感で話しかけられたらしんどいものがあります。
よく、「あの人が熱中して話す姿、私にはわからないけど夢を必死に追いかけてるから応援する」みたいなセリフがドラマとかにありますよね。これもそういうことだと思っています。
前段が長くなりましたが、本題に入ります。自分語りをする側の話をしましょう。自分語りをするにあたって重要なのが、「どうやったらただの自慢にならず自分自身・自分の経験、考えを如何に相手に伝えられるか」だと私は考えます。
そこで大事になるのが、先程の「自分語りをされる側の話」です。自分に興味を持ってない人にいくらバックボーンを語ったって、それは自慢にしか聞こえません。自分に少しでも興味ある人に対し自分語りをすれば、自分のバックボーンであれ経験であれ、相手に「自分とはこういう人間なんだ、自分はこういうことをしたんだ」とより伝えやすくなります。相手は興味があるからこちらに耳を傾けてくれます。
私が過去2投稿とも自分語りをしたのは、Twitterや部活関係での知り合いが増えて「自分はこういう人間なんだ」と伝えたかったからなんですね。知り合いがいなかったら、そして「こんな自分に興味を持ってくれる人がいる」と望みがなかったら、自分語りなんてしていなかったと思います。
ここからは、需要があるかはわかりませんが「自分語りをしたいと思っている人」へ書きたいと思います。
過去に「自分語りをするって自分のこと好きじゃなきゃできない」という話を耳にしたことがあります。いや、そんなことはないです。はっきり言いますが、私は自分のことそんなに好きではないです。好きだったらもっと違う人生送ってます。きっと。
私は、自分語りに必要なのは「自分を好きであること」ではなく「自分を理解すること」だと思っています。己の好きなところも嫌いなところも、全部まとめて「自分」であると。何が好きなのか、何が苦手なのか、よく理解し語ることによって1度『自分』という存在を捉え直す機会にもなります。
前述した通り、自分への興味がない人に向けて語る必要はありません。稚拙な文章でも、擬音の多い言葉でも、自分の好きなもの、嫌いなもの、とにかく何でもいいから、自分のSNSのフォロワーだったり親しい知り合いだったりに語ってみると、自分の中の何かが変わるかもしれません。
まとめると、「自分語りをする」ということは
自分への興味がある人に向けて「自分」を語り、「自分」を捉え直すこと
ということであると思います。これだけ見たら何当たり前なこと言ってるんだ、ってかんじですよね。自分って文字ゲシュタルトしそう。
最後になりますが、やはり思いは形にしなければ伝わらないものです。短くても、稚拙でもいいから、1度自分語りをしてみてはいかがでしょうか。
少なくとも私は、あなたの自分語りが聞きたいと思っています。