転けてみた夢
通勤中に自転車でこけた。
盛大に頭を打ち、大きなたんこぶができた。痛さと仕事に行かなければという気持ちと、脳出血していたらどうしよう。といういろんな感情を抱えながら出勤し、午前中は働き、午後から脳神経外科に行った。CT検査で異常は見つからず安心するも、漫画みたいなたんこぶができているし、これが青あざになって目の辺りにおりてくるよ。と言われ怯えた。
夫は何度もヘルメットを被るべきと忠告してくれていたのに、ちゃんと受け止めなかった。
反省し(単純にヘルメットなしで自転車に乗ることが怖くなり)、ヘルメットが届くまでは乗らないことにした。
おでこのたんこぶは少しずつ治ったが、顔面に青あざがおりてきて、お笑い芸人の「鉄拳」のように目頭に黒い線の青あざができた。その後、線がじわっと広がり、遅すぎたゾンビメイクのようになった。鏡を見るたび笑えるので変化を写真におさめ、実家のLINEグループに送って笑いをとったりしていた。
そして頭を打って1週間後にとても変な夢を見た。
私は誰かのお葬式に、仲間らしき人々と行こうとしている。全員喪服をきている。
なぜか仲間は暴走族のようで、喪服ながら派手な髪と化粧をしている。
私たちはバイクで葬儀場まで走ろうとしていて、私もバイクにまたがっている(人生で乗ったことはない)。
「おい!いくぞ!」
とレディース総長的女性に言われ発車しようとした瞬間、「ヘルメットがない!」と気づく。
「ヘルメットなしでバイクなんて乗れない!怖いよ!」と焦ったところで目が覚めた。
自分ではすでに笑いに変えているつもりでも深層心理ではとても怖い体験だったのだと思った。