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AIのスタートアップが、あえて「人」をみるメディアを始める理由
はじめまして。
私たちは、ABEJAというスタートアップで、世の中のあらゆる場所にAIを組み入れるための仕事をしています。
このたび、Torus(トーラス=円環)というメディアを始めます。コンセプトは、「テクノロジー化する時代に、あえて人をみる」としました。
AIというテクノロジーを使った仕事をしている私たちが、なぜ「人を見る」メディアを始めるのか。
「AIのことを考え始めると、人とは何かを考えずにはいられなくなる」
ともに働く仲間は皆、口をそろえてこう言います。「人らしさ」の一端を知りたいと、心理学や行動経済学の勉強にいそしむリサーチャーやエンジニアもいます。
テクノロジーに深くかかわっているからこそ、「人らしさとは何か」という問いから離れずにいたい。ということで、私たちは「人」に焦点を当てることにしました。
人に会い、話を聞く。ひとつのことを成し遂げた話から、逃れがたい業や性(さが)の話まで。そこから浮き彫りになる「人らしさ」に思いをはせたいと思います。
それからもうひとつ。
私たちは「テクノプレナーシップ」という言葉を大事にしています。テクノロジーを使ってビジネスにイノベーションをもたらす行動精神のことです。
ABEJAは、この言葉に独自の解釈を加えています。リベラルアーツとテクノロジーの領域をグルグル回りながら、社会のあるべき姿を絶えず問い続けていく。その思考のかたちは「円環」(Torus)で表現されています。メディアの名前は、ここに由来しています。
リベラルアーツは、長い時間をかけて蓄積されてきた広義の「知」から、「価値」や「視点」を得て、自らを取り巻く既成概念、因習から自由になるための学問です。
Torusを通じてさまざまな人の物語に触れた人たちが、自分のなかの「当たり前」から自由になれたら幸いです。
Torus編集チーム一同