7日目 ジャントレ#002
1週間連続執筆!イエイ!
作曲楽しいです。昨日のnoteでは新曲に滅茶苦茶苦心してますみたいなことを書きましたが、それでもまあ楽しいものは楽しいのです。走り切る道中は辛いマラソンみたいなもの……なんか例えを間違えたような。
では早速ジャンル・トレーニング#002のお時間です。今回のお題は「アイリッシュ・ミュージック」。曲を公開する前に軽くアイリッシュ音楽について解説した方が良さそうですね。前回アートコアの時しそびれたんで、今回は長文だらだら書きますよ―。
まあ軽い説明に留めますが。じっくり説明するほどの知識はないです……。何なら間違った知識の方が多いかも。お気をつけ下さい。
アイリッシュ・ミュージックの作り方
主な使用楽器
フィドル(バイオリンと同一の楽器です。ビブラートをかけないなど奏法に拘りあり)
イリアン・パイプス(笛のカテゴリに入るのかな? 特徴的な音です)
ハープ(アイリッシュで最も古い楽器、らしいです)
ティン・ホイッスル(アイリッシュと言えばコレ。口笛っぽい音)
アイリッシュ・フルート(普通のフルートとの違いはちょっと分かんない)
バグパイプ(イリアン・パイプスに似てる……ような気がする)
バンジョー(アメリカ産の楽器ですが現代ではよく使われるそうです)
マンドリン(同じくアメリカ産楽器、たまに使われるそうです)
アコースティックギター(クラシックなのかスチール弦なのかちょっと分かんないです。現代風に作るならスチールでもいいのかな?)
アコーディオン(伝統的な楽器ではないですが、結構使われている印象です)
バウロン(伝統的パーカッション。コンガとかと組み合わせるとリズムが豊かになる)
コンガ、ボンゴ等(バウロンのお供で出てくる別の地域の伝統楽器)
タンバリン(これもアイリッシュ圏ではないですが、リズム楽器です)
恐らく現代のアイリッシュ音楽ではこの他にも様々な楽器が自由に使われていると思います。特徴さえ抑えておけばピアノとか入れたって自由かなと思います。
なお、使用楽器を調べる際にはここのサイトを参考にしました。
スケール
昨日も書きましたが、ドリアンスケール、ミクソリディアンスケールが主に使われます。それぞれのスケールの説明までは流石に書きません笑
マイナーが作りたければドリアン、メジャーが作りたければミクソリディアンと使い分けができそうです。
アイリッシュっぽさを出すにはスケール特有の音を頻繁に使えばいいそうです。ドリアンなら6番目の半音上がる音がそうですね。
同じく昨日も書きましたが、スケールの制約が入ると途端にメロディ作りづらくなりますね……。まだまだ修行が足りない。
構成
前半8小節×2をチューン、後半8小節×2をターンと呼び、合わせて1コーラスとします。ターンはチューンに比べて全体的に高い音になるとか。
1コーラスが終わったら、また同じコーラスを繰り返すか次の曲に進むかを演奏者はその場のノリで選ぶそうです。僕はとりあえず1コーラスを繰り返す方向で曲を作りました。
リズム
ジグ:6/8系統のリズム。「タタタタタタ」のダブルジグ、「タタタタタタタタタ」のスリップジグ(9/8)、「タタタタタタタタタタタタ」のシングルジグ(12/8)の3種類あります。今回僕が作ったのはダブルジグですね。ちょっと「タタタ」感が少なかったかな?と思わなくもない。
リール:4/4のリズム。一番ポピュラーなのがこれかな?めっちゃアップテンポなリズムです。1小節の中身は大体全て8分音符。「タタタタタタタタ」と2拍子のように聴こえるのが特徴。
ホーンパイプ:4/4のリズム。比較的ゆったり目で「タータタータ」という少し跳ねるリズムです。
装飾音
メロディで同じ音程が2つ続いた時などに、後ろの音の前に装飾音を入れることがあります。これを入れると結構アイリッシュっぽくなりますね。音源によっては装飾音が予め入っていることもあります。僕も雀の涙ほど使ってみました。
ユニゾン
書き忘れるところだった。各楽器は基本的にユニゾンさせます。現代アイリッシュ音楽ではハモったりもしますが、伝統的アイリッシュでは基本はユニゾンです。
伝統的アイリッシュは西洋音楽とは別起源なので、コード等の概念も無かったようです。現代アイリッシュでは当たり前のように用いられているアコギも昔は無かったそうで。
僕が作った曲は伝統と現代の合いの子みたいなものなので、ユニゾンをさせつつギターはコードを鳴らします。
ここのサイトが詳しい
初めてケルトを作る人は皆ここ読むんじゃないかな、と思えるほど情報量盛り沢山です。
#002「アイリッシュ・ミュージック」
曲をアップしたのでこちらに載せます。2コーラスに短い後奏つけて〆ました。RPG風の音楽を目指したつもりです。
どうでしょうか。大丈夫でしょうか。曲作って一番に聴くことが大丈夫かってのはいかがなものかと思いますが、いやあ見事に自信が無い。メロディが露骨にダサくないかが心配です。
ほんのりとしたダサさなら問題ないんです。ゲーム音楽って時にそういうのありますから。ゆるダサ歓迎です。
あと気になるのはアイリッシュ感あるのかというところですかね。
作曲始めたての頃は曲作った直後って割と万能感に浸れたんですが、最近は「この曲は昨日作った曲よりマシだろうか」とかそういうこと気にしがちですねー。向上心が増したのか単にナイーブになったのか、図り知れぬところです。
そんなわけでジャントレ#002でした! こんな長文読み人いるんだろうか……? まあブログっていうのは読む人居なくても書いてて面白いものですから、気にしちゃいけませんね(ブログではないですが)。
次回のジャンルは「ア・カペラ」ということで、ボイパとかゴスペラーズ履修すればいいのかな? ちょっと制作に時間かかると思います。
SynthesizerVでボイパってできるんだろうか……? 疑問に思いつつ突き進むなり。