LLM Lounge by Masuidrive #3 in Shibuyaに参加して
#2に続き、こちらイベントに参加してきましたレポートです!
来週木曜7/20に LLM Lounge by masuidrive in Shibuya #3 を開催します。
— masuidrive (@masuidrive) July 10, 2023
テーブルごとになんとなくテーマを決めてLLMの話をみんなでディスカッションするイベントです!お待ちしてます🥳 #LLMasui
話すの苦手!って場合はコード書いてるだけでも大丈夫🤣https://t.co/T5nXouXsQq
LocalLLM
前回と同じLocalLLMの卓へ参加しました。
前回はかなり技術よりな話が中心でしたが、今回は事業/使い方よりの話が多かったイメージです。
Llama2 試しましたか?
最初の話題はやはりLlama2でした。割りと実用性がありそうとの話が多かったイメージです。
数個のデータセットで英語以外の言語を引き出せそうなので、追加学習する価値がかなりありそうな印象です。
ローカルであるメリット
他にもあった気がしますが、メモ漏れ&忘れました…
他にもローカルのメリットあるよって方は教えてください。
インターネットが使えない環境で使える
機密情報を入力/学習できる
API提供会社に左右されない
自由に追加学習が行える
LLMの使い方
話題はローカルに限らないLLMの使い方にも波及しました。
社内で何に使ってますか?
自分は本業ではLLM禁止なので使えていませんが、割と多くの企業の方がLLMを利用されているようでした。チャットシステムと連携したボットや否定形データのパースなどのお話が聞けました。
あとは、イントラに眠っている情報をLLMで有効活用したいという企業の方が多そうなイメージです。技術的にはできそうですが、どのように利用するのかというユースケースがまだ固まっていない印象でした。
LLMが何にでも応用が効きすぎて、具体的に何をやらせるのが良いのか難しいのかもしれません。
マルチモーダルになれば…
言語モデルだけでは使い道が限られているけど、マルチモーダルが使えるようになれば、活用範囲が一気に広がるのでは?という議論をしました。
例として、工事の工程写真と設計図などを照らし合わせて、工程管理&報告書作成とかしてくれたら、めちゃくちゃ助かるという感じです。
これが実現したら、知能労働はAI、肉体労働はロボットになって、人間がする仕事もすごく限られるかも…という未来予想もしていました。
これから人間ってどんな仕事をすれば良いんですかね…?
AITuber/AIキャラクタ
自分もですが、AITuberの開発をしている人も数名いたので、話題になりました。また、別分野の方からも新たな視点でお話が聞けて勉強になりました。
現地で動画を見せていただいたAITuberさん
良ければ、うちの子も!
1ヶ月程、休眠してますが開発は続けてます
AIキャラクターってUIとしてどうなの?
プロダクト内でAIキャラクタを利用するのは、人間的な会話ができるということが安心感を与えるので、有用なんじゃないかという話でした。
また、LOVOTのように未知の存在としてキャラクタを定義したほうが、現実との比較によりハードルが上がるのを防げるのではという話が出ました。
個人的な話ですが、AITuberをデバックするのに会話していると、人間と会話しているような気がして、落ち着いたり、満足感を得ることがあるので、AIキャラクタのUI(AIエージェント)は可能性ありだと思っています。
キャラクタの人気?開発者の人気?
キャラクタ以外に、開発者側がエンタメになってるよねって言う話題がありました。純粋にAIのキャラクタのみで勝負して、どれくらいのファンが付くかは知りたいですね。
アンダーグラウンドなAIキャラクタ
単純にマネタイズしたかったら、エロという欲求を満たすようなAIキャラクタをやったら良いのではという話題。
法的・倫理的にどうなの?っていうのはありますが、AIキャラクタの特性を活かすのには、割とありなのかもしれません。
最適化されたコンテンツ生成
配信でAIと会話したいというより、誰かと会話しているのをラジオ感覚で見てたいという話題から、コメントもAIにして、配信をすべて生成AIで作ればいいじゃないという話題へ繋げてみました。
つまり、個人に最適化されたコンテンツが手元でバンバン生成されるような時代が来るんじゃないかと思っています。
しかし、「コンテンツを共有することに面白さがあるのでは?」という指摘もありました。確かにその通りで、「バズってるから」みたいな理由の面白さは、手元で都度生成すると発生しないので、バランスよく共有コンテンツと最適化コンテンツを提供するのが必要なのかもしれません。
なんでAITuber作ってるんですか?
どういった文脈か忘れましたが、聞かれてポロッと口から出たのが「趣味ですね~好きなので」でした。
自分の中では「AITuber開発=育成ゲーム」だと思っています。楽しく、やりたいことができるのが、今のところAITuberって感じです。
「有名にしたい!」とか、「マネタイズしたい!」っていう目的よりも、「かわいいキャラクタを育てるという行為に対して自己満足すること」が目的で今のところ動いているような気がします。
他にも…
整理しきれませんでしたが、以下のような話題も上がっていました。
データセットしんどい
GPUはオンプレか?クラウドか?
LLMの需要は大きい
AIエージェントの1対1、AITuberの1対N(多数)の違い
AITubeを配信以外に進出させる
VTuberのAITuber化
まとめ
今回のイベントでは、エンジニア以外の方や他業種の方と話せたのが面白かったです。バックグラウンドが異なると、見えるものや思いつくものが違うので、こういった機会に新たな視点を得るのは重要だと思いました。