ギャンパレ再始動によせて
ギャンパレの良さって、困難な状況に置かれてから、その困難にどう立ち向かっていくか、チームで色々な立ち向かい方で「Beyond the mountain」してきたのがめちゃくちゃかっこいいっていうところだよね。
だから、個人的にはGO TO THE BEDSとPARADISESへの分裂自体が試練だと思っていたけど、その試練にどう立ち向かっていくかを見てたんだけど、ベビを活かすユアミキマイカココドクが仲間思いなのが伝わってきてとても良いなって思ってたし…まあ、GP個々の話はまた今度。
12月31まで分裂状態からの1月1日の再結成発表→1月2日のライブに向けて準備っていうのはあまりにも準備時間が短すぎるし、それでドラマを生み出そうとしてもあまりにも付け焼き刃すぎるから、できないメンバーを責めることはできない。どちらかというと、それを仕掛ける大人の責任というか、見せ方の工夫が足りない。っていうのはいつものことか。
だから急遽組まれた新年一発目のライブは、ジグソーパズルのピースがばらまかれた状態っていう感じ。また明日からピースをかき集めて、組み上げるようなライブが始まっていく状態なのかなって。言うならば、スクラップ・アンド・ビルド・アンド・スクラップの最後のスクラップのスの字くらいのところ。
ギャンパレ未経験メンバーの3人については、これからどうやって完成に近づけていくのか、周りのメンバーがどう助けていくのかが楽しみだし、それを感じられるかが鍵。
そういった意味で新しいギャンパレが今までの楽曲にどういった色を付けていくか、特にキラ・メイに関してはたくさんの面白い要素を秘めてると思うから、本当に期待したい。必死になりながら助けられてるチャンベイビー、面白かった。
贔屓目になってるかもしれないけど、テラシマユウカの進化は凄くて、PとGの時に増えた歌割りと繰り返されるメンバーチェンジによる何度もやり直したおかげで、知らないうちにめちゃくちゃ鍛えられてて、前のギャンパレと比較して見ることで段違いにかっこよくなってたのが最高だった!
ギャンパレTwitterアカウントの動画で「新しいGANG PARADEをどう受け止めるか」みたいなインタビューがされていたけど、いきなり「どう受け止めるか」ではなくて、誰かが言っていたように「良かったら受け止める」ということに終始する。これからの話である。
ただ、じゃあ何を良いとするのかってなった時、今日のライブを点として見てしまうとただ「できてないから良くない」になっちゃうから、ある程度の期間通して見ることが本当に重要。
どんどん良くなっていく、という過程をどれだけ楽しめるかという視点がギャンパレを楽しむにはとても必要だと思う。今までのツアーもそうだったじゃん、ツアー初日とツアーファイナルで全然別物になるのが醍醐味だよね。
最初は負けてるのに、がむしゃらにやってたらいつの間にか勝ってたじゃん。
もっかい、そんな最高を見せてくれることを願って。
追伸:あとコロナ禍のソーシャルディスタンス形式公演で同じ曲何回も繰り返すのだけは納得できない。衣装もヤバい。