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ドラッカーから学ぶ!「できない人」を「できる人」に変えるマネジメントとは?

 成果を上げさせるための第一歩は、仕事を生産的なものにすることである。

「仕事とはプロセスであり、いくつかの作業で構成される。事前に分解、分析し、本来あるべきプロセスを設計しなければならない。」「仕事の結果は管理できないが、プロセスは管理できる。」ドラッカーの関連書籍から学んだメッセージです。

 仕事の力量には個人差があり、属人的な業務は多く存在すると思います。個性があるということは勿論良いのですが、結果がうまくいかない場合においては改善方向へと導くのがマネジメントの重要な役割の一つです。そして結果を受けてどのようにマネジメントするかがポイントとなります。

 こちらの書籍では、仕事のプロセスを分解し、分解したプロセスの分析を行うことで問題点の改善を行うことが有効であると記されています。「売上が足りない」や「訪問件数が少ない」という結果から視たものではなく、受注・訪問までのプロセス活動を管理することで具体的な打ち出しができると書かれています。そして今回自身のケースに当てはめてマネジメントのあり方を見直してみました。

問い1. あなたの会社の業務で、うまくできる人とできない人の個人差が大きなものは何ですか?

 私が感じている大きな差として感じるものは、「顧客からの情報収集量」です。これは投資情報であったり、受注状況、開発状況、人事情報などがあたります。情報が獲得できる人とできない人とでは仕事の結果に大きく影響がでると考えております。

問い2. 個人差が大きい業務を、7つくらいのプロセスに分けてください。

 私の場合、このように考えました。
①ヒアリング力(質問力) ②情報発信力(業界動向や技術動向、製品情報等) ③課題に対する提案力 ④プロジェクト管理能力 ⑤ドキュメント作成能力 ⑥技術力 ⑦コミュニケーション力

問い3. 分けたプロセスについて「必要なスキル」と「お客様にとっての価値」はそれぞれ何か?

★「必要なスキル」 
 ①ヒアリング力(質問力)③提案力 ⑤ドキュメント作成能力 ⑦コミュニケーション力

★「お客様にとっての価値」
 ②情報発信力 ④プロジェクト管理能力 ⑥技術力

 このような形で業務プロセスを分解することで改善の方向性が示しやすくなります。
 例えば「商談件数が少ない」という課題に対しては「お客様にとっての価値となる情報を再構築し発信を加速させる」「ヒアリング力を高めるためにロールプレイングでOJTする」等が具体的な施策になります。

 仕事のプロセスを分解することは問題点の本質を把握するという意味でもとても重要だと感じました。同じような悩みを抱えておられる方はご参考頂ければ幸いです。
以上、久々の投稿でした!

もし私の記事が貴方にとって有用なものでしたら、サポート頂けると大変うれしいです。よろしくお願いします。