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Previously, 記事抜粋222
どうでもいいが、日本のLinkedInは「霊感商法サイトかな?」と見まがうわ(笑)。
「2チャンネルかな?」と思うことも有ったりして(笑)。
ま、アホはほっとくとして。
今回の小噺は酸化物全固体電池にしよか。
1999年に酸化物全固体電池のプロジェクトに参加してた時に研究所の所長さんにこっそり呼ばれて「どや?」って聞かれた時に「積層セラミックコンデンサみたいなもんならできるでしょうけど・・・」言うたら「そんなもんならつくりとうない。それより電池なんか日本でやっても儲からんで。次のテーマ、考えといてくれ。」言われたやつな(笑)。
今、ホントに積層セラミックバッテリーになっとるけどな(笑)。
「薄いのが欲しいから積層せんといてください。」ってのも有るけどな。薄く広げるわけやから割れやすくてたいへんだけど。
言うのもアホクサイが、非焼結は「無し」や。
酸化物型全固体電池における界面構築、高田和典、Electrochemistry, 85(9), 597–600 (2017).
・・・固体電解質の探索研究において,化学的に安定で,大気中で取り扱うことのできる酸化物系材料が最初に選択されたのは自然な流れであり,1970 年代には数々の酸素酸塩[11 ]におけるイオン輸送挙動が調べられ,数々の C-Li3PO4 型の結晶構造を持つ酸化物系固体電解質が見いだされた.300°C で 0.1 S cm^-1 の伝導度を示すLi14Zn(GeO4) 4 が合成され,LISICON(リチウム超イオン伝導体:Li superionic conductor)と名付けられたのもこのころのことである[12].現行のリチウムイオン電池に使用されている有機溶媒の電気伝導度は 10^-2 S cm^-1 台ではあるが,この値のうち電池動作に関わるリチウムイオンの寄与が半分以下である.したがって,リチウムイオンのみが荷電担体である固体電解質において市販リチウムイオン電池と同等の出力性能を確保するために必要とされる値は 10^-3 S cm^-1となる.・・・現時点において 10^-3 S cm^-1 台のイオン伝導度を達成している酸化物系固体電解質は,NASICON 型構造を持つリン酸塩[13],ペロブスカイト型構造を持つチタン酸化物[14],そしてガーネット型構造をもつジルコニウム酸化物[15] である.NASICON 型構造ならびにペロブスカイト型構造の固体電解質の代表的な,そして 10^-3 S cm^-1 のイオン伝導度が確認された組成は各々LiTi2(PO4) 3,Li3xLa2/3xTiO3 であり,いずれも還元されやすい遷移金属であるチタンを含有するため,電池の高エネルギー密度化に必須の金属リチウムなどの低電位負極と直接接触させることができない.それに対して金属リチウムに対する適合性を持つことが確認された固体電解質がガーネット型構造を持つ固体電解質である[16].この特質から精力的な研究が行われ,10¹5 S cm¹1 であったイオン伝導度も現在の基本組成である Li7La3Zr2O12 とすることで 10^-4 S cm^-1 台に[17],さらにNb[18] や Ta[15] を置換元素として導入することで 10^-3 S cm^-1前後にまで達している.このように酸化物系固体電解質においても 10^-3 S cm^-1の伝導度を持つものは開発されてきたが,これらの固体電解質が全固体電池に実用的な性能をもたらすには至っていない.そこには界面形成における硫化物系固体電解質との大きな違いがある.
硫化物型全固体電池で高い性能が達成されたのは,硫化物系固体電解質が高いイオン伝導性を持つこともさることながら,硫化物系固体電解質が比較的柔らかく[19],高い可塑性を持つ材料であるからである.この機械的性質により,硫化物系固体電解質の場合には電池材料の粒子間を接合することが比較的容易であり,例えば電解質粉末を室温で加圧成型するのみでも粒子同士の接合は良好であり,接合面の抵抗(粒界抵抗)はほとんど観測されない[20].それに対して酸化物系固体電解質は一般的に硬い材料であり,粒子間を接合するためには焼結過程が必須であり,さらにこのようにして得られる焼結体においてさえ粒界抵抗は高いものにとどまる.すなわち,これらの電解質において結晶格子内,すなわちバルク中ではリチウムイオンが高速で伝導するが,電池部材とするためにこれらの固体電解質を焼結体とするとバルクに比べて桁違いに高い粒界抵抗のために内部抵抗の高い電池しか構成することができないということになる.もちろん粒界抵抗の大きさは焼結温度に依存し,焼結温度を高めると粒界抵抗は低下する.例えばLi3xLa2/3xTiO3 粉末を 1350°C で焼結した焼結体におけるバルク抵抗と粒界抵抗の比率は 1:20 程度,つまり焼結体は伝導度から期待される値に比べて 20 倍以上の抵抗を示すのに対し[14],焼結温度を 1450°C とするとこの値を 3 倍程度にまで低減することが可能である[21].しかしながら,全固体電池作製時には電解質粒子同士のみならず,電解質粒子と活物質粒子の接合をもとる必要がある.したがって,焼結は電解質粒子と活物質粒子が接触した状態で行われることになるが,このような状態において材料を高温にさらすと活発になった元素拡散により接触界面に反応生成物としての異相が形成する.一例として LiTi2(PO4) 3 と LiCoO2 が接触した界面で焼結を進行させると,イオン伝導性を持たない CoTiO3などが生成し,極めて高抵抗な界面となる[22].これらの固体電解質と比較すると,ガーネット型固体電解質は粒界抵抗の小さな系であるといわれており,10^-3 S cm^-1 の伝導度を示す Nb 置換体や Ta 置換体でもその全抵抗への寄与は極めて小さい.しかしながら,このように粒界抵抗の低い焼結体を得るための加熱温度は1200°C 前後であり,やはり活物質との反応による異相形成の問題を避けて通ることはできず[23–25],かといって焼結温度を 950°C に低下させるだけでもバルク抵抗よりも高い粒界抵抗があらわれる[26].
・・・粒子間の接合が比較的良好で,粒界抵抗の問題を解決することが可能である固体電解質として最近注目されているものがホウ酸リチウム系の固体電解質である.ホウ酸リチウム(Li3BO3)は融点が 700°C と低く,界面の異相形成を抑制することが可能な低温での焼結が可能である.イオン伝導度が 2×10^-6 S cm^-1 と低いためにセパレータ層として利用するのは適当ではないようであるが,セパレータ層には高いイオン伝導性を持つガーネット型固体電解質の焼結体を用い,この焼結体に活物質を接合するための電解質として Li3BO3 を採用した全固体電池では室温作動が確認されている[9].
酸化物固体電解質も次から次へと改良されたものが出ているから参照論文の年度は新しいんだが、もちろんこんなことは20世紀のうちからわかっとるわけ。
また,低融点の特徴を損なわない範囲でイオン伝導性を向上させた Li3BO3–Li2CO3を用いた全固体電池も報告されており,この電池の複合電極では 660°C の焼結温度で Fig. 3 に示すような良好な活物質と固体電解質の接合界面が得られている[35].ホウ酸リチウムはまた,酸化物としては高い可塑性も有することから,加圧成型で接合界面を形成することも可能である.この特質を生かした全固体電池の提案[10 ]では,Li3BO3 に Li2SO4 を加え,さらにガラスセラミック化することでイオン伝導性を 1.4 ×10^-5 S cm^-1 まで向上させたうえで,255°C のホットプレスで全固体電池を作製することで,活物質と電解質界面の良好な接合を達成しており,この全固体電池も室温作動が可能であることが確認されている.しかしながらこれらホウ酸リチウム系固体電解質のイオン伝導度は現在のところ 10^-6 S cm^-1–10^-5 S cm^-1 であり,そのためこれらの全固体電池の出力電流は 10 µA cm^2 台にとどまっている.この課題の解決に向けて検討されているものが高いイオン伝導性を示す固体電解質粒子をコアとして,その表面に良好な接合性を示す固体電解質の薄膜をシェルとして形成したいわゆるコア–シェル型構造である.例えば焼結過程を経ない Li1.3Al0.3Ti1.7(PO4) 3 の成型体は極めてイオン伝導性に乏しいものであるが,その粒子表面を Li2SiO3 のシェルで被覆することで伝導度は 35倍に向上すると報告されている[36].
俺は活物質側を被覆しとけ言うたんやけどな。薄ければ電子なんて簡単にトンネリングするし、Siはなかなか固溶せんからな。まあ、Nbに変わったけど硫化物全固体電池はそうなっとるな。
焼結過程を経ないと固い酸化物では点接触になるからダメやって言うたねん。1999年にな。
ま、そのころは硫化物はもう駄目って言われてたから、たぶん全固体は無理やろと思って、電解液ならリチウムイオン伝導性が無くても多孔質の被膜でいい(CEIのscaffoldになればいいからな)言うたんやけどな。たぶん、今、そうなってるけど(笑)。
焼結助剤を用いたガーネット型 Li-La-Zr-O 系固体電解質の低温焼結 忠永清治 J. Jpn. Soc. Powder Powder Metallurgy, 69 (2022) 481-483.
・・・LLZ 系固体電解質について,構成している金属の一部を様々な元素に置換することによって,立方晶の低温での安定化やイオン伝導度向上に関する研究が行われている2).これらの元素置換によって,焼結温度が低下あるいは熱処理時間の短縮が一部達成されているが,最終的な緻密体を得るためには,1100~1200°C 以上の比較的高い焼結温度が必要である場合がほとんどである.この問題を解決する一つの方法として,我々のグループでは,焼結助剤を用いることにより 1000°C 以下の焼結で10^−4 S/cm オーダーの高いイオン伝導性を示す焼結体を得ることが報告してきた4-9). ・・・1.2 vol% の液相由来の75Li2O・25B2O3 ガラスと 1.5 vol% の Al2O3 ゾルを焼結助剤として用いた場合に,Ta ドープ LLZ の緻密化がもっとも効果的に進行し,低い活性化エネルギー(9 kJ mol−1)と低い粒界抵抗の寄与(10%)で,室温(25°C)でのイオン伝導度が0.8 × 10^−4 S/cm となることがわかった.
まあ、そういうこと(笑)。
まあ、硫化物でいきましょうってことになって良かったと思うわ。
小型の電子部品でよかったら酸化物全固体でもかまわんけどな。これなんか、けっこうええわ:酸化物全固体電池向け電解質材料を低温で焼結 2023年07月07日
九州大学と物質・材料研究機構(NIMS)の研究グループは2023年7月、酸化物全固体電池に向けて、750℃という低温で焼結可能な電解質材料を開発したと発表した。開発した材料は室温でのイオン伝導率が高く、この材料を用いた全固体電池は、室温環境で80サイクルの充放電が可能だという。
80サイクルじゃ少ないけど。
研究グループは、酸化物固体電解質の中でもイオン伝導度が高い「Li7La3Zr2O12(LLZ)」に、焼結助剤をナノレベルで複合化した独自材料を開発した。この材料は、少量の焼結助剤を添加するだけで効果が得られるという。LLZ中にはCa2+とBi5+をドープ、焼結助剤としてLi-Ca-Bi-O酸化物を適用した。これにより、LLZと助剤の濡れ性・溶解度を向上させた。 開発した材料を750℃で焼結をしたところ相対密度は93%、室温でのイオン伝導率は1.2×10^-3S/cmとなった。
ウエアラブルでなかったらナトリウムイオンでもええやろ。酸化物はナトリウムイオンのほうが性能出るけどな。ま、それでも使うの怖いんやろうな・・・。
さて、午後1時か・・・。ひと眠りしてから会社行こか・・・。
[1] 先に小噺入れといたから、少しわかりやすくなったやろ:4.8-V all-solid-state garnet-based lithium-metal batteries with stable interface. September 18, 2024.
もう、諦めて硫化物やったら?
Garnet-type solid electrolytes with high chemical and electrochemical stabilities are uniquely suitable for high-voltage operation but suffer from poor wettability with electrodes, resulting in large interfacial impedance. Here, we design a highly conductive and interface-friendly garnet-based composite solid electrolyte (CSE) comprising a cubic Li6.1Al0.3La3Zr2O12 porous framework and polyvinylidene difluoride (PVDF) with a three-dimensional continuous structure.
正確にはPVDF-Li-bis(trifluoromethanesulfonyl)imide (TFSI)みたいだね。
Formation of La-N and La-F bonds between ceramic and polymer moieties promotes the dissociation of Li salt and thus leads to highly efficient transport. These coupling effects contribute to a high ionic conductivity (0.437 mS cm−1) and Li transfer number t+ (0.72) at 25°C, while simultaneously enable high electrode/electrolyte interfacial stability. The high-voltage robustness of the developed CSE is demonstrated using TiO2-coated LiNi0.6Co0.2Mn0.2O2/ceramic-based CSE/Li full solid-state batteries, which are stably cycled over 200 times from 3 to 4.8 V with no signs of interfacial instabilities at nanoscale.
イオン伝導度が低い!電解液より一桁低い!
あと、電解液使わんのになんで正極活物質粒子にTiO2コーティングした?要らんことせんでもええやろ。ガーネットとも反応せんのに。
Preparation of ultra-thin porous cubic LLZO framework As-produced powders were first dispersed in EtOH with 2 wt % polyacrylic acid (MW 2,000) dispersant, using an ultrasonic horn at 100 W for 30 min. The suspension was left to settle for 4 h to allow large particles to aggregate. The supernatant was decanted, and the recovered powder was dried. Collected powder, polyvinyl butyral (Sigma-Aldrich), benzyl butyl phthalate (Sigma-Aldrich) at a 7:2:1 weight ratio, and acetone were added to a ZrO2 jar and ball milled with 3.0-mm-diameter spherical ZrO2 beads (with the mass ratio of mixture and ball of 1:6) for 1 h to homogenize the suspension. Suspensions were drop casted on a Mylar substrate. Dried green films were manually peeled off the Mylar substrate and punched to selected sizes as presented in Figure S11. Punched green films were placed in between graphite foils and heated to 1,100°C under Ar flow (100 mL min−1). The graphite foil was used to maintain the integrity and avoid contamination or reaction with common ceramic crucibles. The resulting films had carbon deposits that were removed by reheating to 700°C for 30 min under an air atmosphere and then stored in an Ar-filled glovebox until they were ready for use in CSE fabrication.
割れるやろ・・・めんどくさ。
まあ、こいつは焼結しとるからまだいいんだが、酸化物固体電解質の粉をそのままポリマーに混ぜて使いましたってアホがよーおってな、北米に。そりゃフィラーにしかならんわ・・・。アホか・・・。
Preparation of ceramic-based CSEs: PVDF/LiTFSI in porous cubic LLZO frameworks PVDF (MW ∼543,000, Sigma-Aldrich) and LiTFSI (≥98.0%, Tokyo Chemical Industry Company) with a weight ratio of 3:1 were dissolved in N-methyl pyrrolidone (NMP, 99.5%, Sigma-Aldrich) with a polymer concentration of 15%. Then, the mixture was stirred for 24 h at 55°C in a sealed bottle to obtain the homogeneous gel. To prepare the ceramic-based CSEs, the as-prepared porous cubic LLZO frameworks were immersed into PVDF/LiTFSI gel for 48 h and dried in the vacuum oven at 60°C for 24 h to remove any residual NMP solvent.
酸化物焼結体だと十分な性能が出ないから「なんか染み込ませた」ってのは昔からやる奴がいるんだが、すんげえ残念な感じがするんだよね・・・。
また、ホントの事言われてへそ曲げた奴がおるから、ダメ押しに(笑)。
2014年にカザフスタンにおったときにOak Ridge National Labolatoryのプロジェクト(なんか大学の研究予算がそこから出るらしかった。途上国支援か何かだろうか?)に、現地人のプロジェクトの延長線上で(これが新しいことを教えずに仕事を進める安全な方法だからな)①水系Zn2+/Li+ハイブリッドイオン電池(まあ、LeclancheセルのH+をLi+に代えただけだ)で予算を獲ろうとしたんだが、Oak Ridgeの奴、まじめに「ZnとLiは合金化しません!」とか言うとったからな(笑)。なんで水溶液系でLi合金つくろうとし取ると思ったの?(笑)あと、LiとZnは合金化します(笑)。
2014年にカザフスタンにおったときにOak Ridge National Labolatoryのプロジェクト(なんか大学の研究予算がそこから出るらしかった。途上国支援か何かだろうか?)に、現地人のプロジェクトの延長線上で(これが新しいことを教えずに仕事を進める安全な方法だからな)②リチウム硫黄電池の負極活物質にNi-Sn金属間化合物を使うってので予算を獲ろうとしたんだが、Oak Ridgeの奴、まじめに「Liがいません!」とか言うとったからな(笑)。だからプレリチオ化するって書いて有るやろ(笑)。
まあ、どっちも後で教育科学省から予算獲ったからええけどな。現地人がパクるから使えんかったけど。
ところで、現地人が予算パクらんかったら教えようと思ってたけど、①は実は純sp2炭素三次元集電体上のその場形成(金属Zn)負極のテーマだ。電析は充電と同じだからな(笑);②は純sp2炭素三次元集電体上のNi-Sn金属間化合物保護膜のテーマだ。この後、LiはLi金属からドープしてるが(まあ、正極が硫黄ってことにしてあるからリチウム遷移金属複合酸化物を使うわけにはいかんがな。)、そうせんとバレちゃうからな(笑)。
もうひとつ、ダメ押しいこか?(笑)
ま、BEVシフトして原油消費量を削減(ついでだが、CO2排出量も削減)したいんならもうちょっと賢くなってくれってことだよ。
既に何回か説明してるが、お勉強になるだろうから教えといてやるわ。
その場形成負極自体は2005年に小久見が報告しているんだが、フラットな集電体の上ではちょっとしか析出させられんわな。これだとareal capacityが稼げない。
三次元集電層ってのはLi析出量を増やしてareal capacityを稼ぐには必要不可欠だ。
産総研がカーボンナノチューブシート使って「多孔質の三次元集電層は全固体には向かないと思ってたけど、やったらできちゃいました♡」って論文に出したのは2016年だったか?SEI(電解液分解物)ができないからうまくいったんやろうな。むしろ全固体電池で生きてくる技術だったってわけだ。
SEIができても安定だったら電解液でも使えるかもしれんわな。そのための合金化保護膜なんや。Snが有効じゃないかなと思われるヒントは日本にあるんだが(これは無電解メッキだったかな)、Liと合金化しないCuとかNiとの金属間化合物にすれば安定な保護膜になるんじゃないかなってのが俺の考えだった。俺は電析でやったけどな。
三次元集電層と金属間化合物保護膜の両者を組み合わせれば完璧じゃないかなと思ったけど(二つ目のテーマはそこまで確認できるようにデザインしてあったんだが)、三次元集電層の多孔率をかなり高くしないと集電体と反対の電解液側ばっかり使われる傾向が見えたな。特に高速充電したときにはその傾向が強く出るだろう。
Samsung SDIのカーボンブラック塗工層+Agナノ粒子はちょっとまだ難しいような気がするんだな。カーボンブラックは安いがAgは高いし。
ニッサンがどう来るかな?
中国も合金(化)保護膜は結構やっているが三次元集電層の研究がまだ不足しているかな?
[23] 「イランは無防備」 「50年に1度の大チャンス」...中東大戦へのカウントダウンが始まったのか? 10/9(水)
イスラム組織ハマスがイスラエルを奇襲して1年。この間、イスラエルの軍事力は1973年の第4次中東戦争に敗れそうになったときから、さらに弱体化しているように見えた。あれから半世紀。今のイスラエルはイランとその代理勢力に対し、一気に戦略的優位に立っている。ベンヤミン・ネタニヤフ首相が言うように「今後の中東地域のパワーバランス」を有利に展開させつつある──。以上が、ここ数カ月のイスラエルによる数々の圧倒的な攻撃について、軍事や安全保障の専門家らが言い立てていることだ。
あー、そうですか。知らんけど。
今年の春以降、イスラエルはイラン革命防衛隊の幹部らを殺害し、イランの首都テヘランではハマスの政治局長を、パレスチナ自治区ガザではハマス軍事部門の司令官を暗殺。レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに対しては、10月1日に驚くほど手際のいい攻撃を行った。同じ1日にはイランがイスラエルへの大規模な報復攻撃に踏み切ったが、イスラエルの軍事・技術的な優位が再確認される結果に終わった。イランは、イスラエルの空軍基地とテルアビブにある情報機関モサドの本部に前例のない大規模な弾道ミサイル攻撃を仕掛けたが、イスラエル側には死者も重傷者も出なかった。迎撃に成功した主な要因は、最先端の多層防空システムにある。だが軍事的にも外交的にも、本当の試練はこれから訪れるのかもしれない。
たしかに規模は小さくなかったが、総攻撃って感じでもなかったわな。
50年に1度のチャンス イスラエルが下さなくてはならない決断はこれだ──今までと同様、ガザのハマス掃討とレバノン国内のヒズボラの無力化に力を入れるのか。それともイランの指導層や、場合によっては核開発計画の阻止まで含めてイランの政権打倒を狙うのか。一方、イスラエル最大の同盟国であるアメリカに問われるのは、大統領選を約1カ月後に控えた今、ジョー・バイデン大統領と民主党の大統領候補であるカマラ・ハリス副大統領が、政治的に危険なエスカレーションを回避できるかどうかだ。共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ前大統領は、イランによるイスラエルへのミサイル攻撃で「世界的な大惨事」へあと一歩まで来たとし、バイデンとハリスの指導力不足を非難した。紛争がイランとその代理勢力との存亡を懸けた戦いの様相を呈するなかで「イスラエルにとって審判の日がやって来た」と指摘するのは、米保守系シンクタンク民主主義防衛財団の上級研究員ルエル・マクル・ゲレヒト。「国内では強硬論が優勢だ。イスラエルはリスク許容度の設定を変更したのではないか」イスラエルのタカ派であるナフタリ・ベネット元首相はX(旧ツイッター)に、「イスラエルは今、中東情勢を変える50年に1度の大きなチャンスを手にしている」と投稿した。「わが国には正当な理由があり、手段もある。ヒズボラとハマスの機能は麻痺し、いまイランは無防備だ」ゲレヒトは「イスラエルがイランからの挑発に強硬措置を講じなければ、イランに核の保有を許すことになる」と指摘。イスラエルにとってイランの核開発計画への攻撃は、戦略的に不可欠だという考えも示した。「イランを大々的に攻撃しても──その原油産業施設や軍事施設、最高指導者のアリ・ハメネイを含む指導層を攻撃したとしても、核兵器のインフラを標的にしなければ、イランの策謀への抑止としては意味がない」しかしバイデンとハリスは、こうしたエスカレーションを何としても避けたい。中東の紛争が大規模なものに発展すれば、米軍はほぼ確実に巻き込まれ、アメリカ国民に死傷者が出かねない。これが投票日直前に選挙の形勢に大きな影響を与える「オクトーバー・サプライズ」となれば、ハリスの勝利は危うい。外交面で緊急の課題は、バイデンが影響力を発揮し、イスラエルによるイラン攻撃のエスカレーションを抑止して全面戦争を食い止められるかどうかだ。実際、10月1日のイランによる攻撃は、バイデンとハリスが抑止を働きかけると踏んだ上で、タイミングを計って行われた可能性が高い。民主主義防衛財団の上級研究員で、イランのミサイル能力に関する専門家のベーナム・ベン・タレブルは、イランが全面戦争の回避を試みる米政府の「土壇場の踏ん張りを当てにしているのではないか」との見方を示した。
巷では、①まず原油施設、②イランが強硬姿勢を崩さなければ次に核施設って意見が多いようだが、最終目標である核施設が先ってケースも有るのかな?
ウクライナも「アメリカの言いつけ」を破ってロシア領内への攻撃を行うことで戦況を盛り返したしな。米政府の「土壇場の踏ん張り」を期待するイランって甘いんじゃないだろうか?
レッドラインを越えた 特にバイデンが7月に米大統領選からの撤退を表明して以降、アメリカ外交はあまり進展が期待できない状況が続いている。しかもネタニヤフは以前から公然とバイデンを軽視し、アメリカからの自制の要請を繰り返し無視したり、アメリカが提案するガザ停戦案に同意すると見せかけて結局は拒否したりしてきた。それでも少なくとも過去1年間、ネタニヤフはおおむねアメリカの要請に従い、ヒズボラやレバノンとの新たな戦闘を始めないようにしているように見えた。だが、9月に入って状況は一変。イスラエルは米政府への事前通告なしに、ヒズボラ戦闘員の通信機器を狙った妨害工作を実行して大勢の死傷者を出し、新たな戦線を開いた。さらにその後イスラエルは、ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララとイラン革命防衛隊の司令官アッバス・ニルフォルーシャンを相次ぎ暗殺。レバノン南部への限定的な地上侵攻に踏み切った。バイデンにとって最大の問題は「米政府が窮地に追い込まれていることだ」と、イスラエルのシモン・ペレス元大統領の上級顧問だったニムロド・ノビクは言う。「アメリカとイスラエルの隔たりが露呈すれば、イランを含むあらゆる敵対勢力が勢いづく」民主主義防衛財団のタレブルは、今後イスラエルが何をするにせよ、「かなり大規模なものになる」と予測する。今回の攻撃でイスラエル側に死傷者が出なかったために全面戦争は回避できたが、イランは他国に対する「史上最大規模の弾道ミサイル攻撃」という「レッドライン(越えてはならない一線)」を越えたと彼は指摘する。アナリストらは、マスード・ペゼシュキアン大統領が率いる穏健派のイラン新政府が、制裁解除と引き換えにアメリカとの核交渉を再開しようとしているなか、イランはイスラエルへの反撃を慎重に調整しようとしたと考えている。
慎重に調整したと思いますよ。それはありありと伝わってくる。それでもちょっと見込みが甘いかと。
イランのジャバド・ザリフ副大統領は、2015年の核協議の際のイラン側の交渉責任者だった。10月1日のミサイル攻撃には、高性能固体推進薬を推進力とする約180発の弾道ミサイルが使われた。これまでより強力なもので、事前通知から攻撃までの時間は4月の攻撃時より短かった。イラン政府が約3000発といわれる膨大な量の武器を使い切らないよう小出しにしていることも明らかだ。米インディアナ大学のフセイン・バナイ准教授(国際政治)は「イランはイスラエルに対し、軍事標的を狙った限定的な交戦は構わないと示唆している」と言う。「だがもしネタニヤフが、イランによる10月1日のミサイル攻撃への報復として、それを超える規模の攻撃を行う選択をすれば、イランはエスカレーションを抑える戦略を放棄せざるを得ない可能性がある」
本格的な「でいり」は歓迎しない、と。
バイデンの影響力は? それでも、まだバイデンがこの問題でイスラエルに対して影響力を発揮できる可能性はあるかもしれない。イランとの戦争が拡大すれば、アメリカは軍事面および諜報面で、イスラエルに今とは桁違いの協力を行う必要がある。さらにイスラエルの国家安全保障当局には、とりわけハマスやヒズボラの掃討が終結には程遠いという認識から自国の過信や傲慢を警戒する声が多くある。「彼らは経験豊富で思慮深く、冷静なプロだ」と、ノビクは言う。「米軍に敬意を持ち、バイデン政権からの前例のない支援に感謝し、アメリカの国家安全保障に影響を及ぼす問題については米政府と緊密な調整を行う必要性を真剣に受け止めている」バイデンは10月2日、イスラエルがイランの核施設を攻撃することを支持しないと記者団に表明した。また、アメリカと西側の同盟諸国がイランへの新たな制裁を検討していると明らかにした。しかし米当局者は、イスラエルはイランに何らかの攻撃を行うだろうと予想している。「イスラエルが今後どうするかについて、イスラエルと話し合う予定だ」と、バイデンは言った。そして、ほかのG7指導者との間には「イスラエルには反撃の権利があるが、その反撃はイラン側の攻撃と釣り合う規模にすべきだという点で合意がある」と語り、「イスラエルには助言を行っており、近いうちに(ネタニヤフと)協議する予定だ」と付け加えた。バイデンの助言は受け入れられるのか。それとも、より大規模な戦争が勃発するのか。答えは今後数週間のうちに明らかになる。 From Foreign Policy Magazine マイケル・ハーシュ(フォーリン・ポリシー誌コラムニスト)
フォーリン・ポリシーはLinkedInで前にも何回か参照したことが有るが、俺も時々チェックする。
もっとも、米国ってこっちのニュースのほうが注目される国だ:揺れる胸が「丸出し...」カイリー・ジェンナーの過激衣装に批判殺到 10/9(水)
注目を集めているのは、ジェンナーがXに公開した映像だ。彼女はスポーツブラ姿で登場し、新作リップを宣伝。この動画は15万回以上再生され、一瞬で注目の的に。ファンからは「虜になった!」 「新色、素敵」 「私たちの女王!」といった熱狂的なコメントが多数寄せられた。
しかし、否定的な意見も少なくなかった。「こんな格好で宣伝?」 「リップにお金をかけすぎ」 「彼女の商品はもう買わない」など、批判的な声も上がっている。
ジェンナーの大胆なプロモーションは賛否を巻き起こしており、彼女のカリスマ性と影響力が改めて浮き彫りになった。
ところで、小さな問題だが・・・
日米電池戦争は日米半導体戦争のような結果にはならなかったな。
[29] 昨年の記事だが:世界でグリーンアンモニア計画急増、広汽集団も燃焼エンジンを開発 野澤 哲生 日経クロステック/日経エレクトロニクス 2023.09.22
再生可能エネルギー由来の電力で水を電気分解(水電解)して造る「グリーン水素」は、欧州を中心に非常に数多くの生産プロジェクトが進められており、全体を把握するのが難しいほどになっている。一方、そのグリーン水素を基に合成する「グリーンアンモニア」もグリーン水素の後を追うかのように生産計画が世界で増え始めた(表1)。 その多くが2030年ごろに年間100万トン前後、大型プロジェクトでは同2000万トンの生産規模を想定している。ちなみに最近の日本のアンモニアの需要量は年間100万トン前後。グリーンアンモニア生産計画の規模がいかに大きいかが分かるだろう。表中の生産規模の合計は年間約5600万トン(0.56億トン)。世界のアンモニアの需要量同約1.5億トン前後の4割弱に達する。
けっこうなことだが、石炭が使えるところには石炭を使わせることも考えていかないと。
ここで「ウザい」のは英国だ。
オーストラリアでゴチャゴチャやってんのも英国が後ろで糸を引いているのではないかと思う。
ということで木質バイオマスを叩かねば:“It’s all about the money. The wood pellet industry is a monster out of control.” 「全ては金であり、木質ペレット産業は手に負えない怪物だ」 出典元:Mongabayより
こうしたグリーンアンモニアの生産計画急増の背景は大きく2つある。(1)既存の化学肥料に対して二酸化炭素(CO2)フリー化を求める圧力が高まっていること、(2)圧縮しなければ運搬が難しく長期保管も困難な水素に代わる水素キャリアとして、あるいは、利用時に水素に戻さず、そのままCO2フリー燃料として使って天然ガスやガソリンを代替する需要の高まり――の2つである。
そっすね。(2)は特に再エネの季節変動を調整するために必要だね。
肥料や火薬を“グリーン化” 日本を別にすると世界におけるグリーンアンモニアの需要はごく最近まで、(1)が主体だった。これまで化学肥料は、天然ガスを改質した“グレー水素”を基にした“グレーアンモニア”が原料だった。ところが、脱炭素化の圧力はこうした化学肥料や火薬の原料としての硝酸の生産事業者にも押し寄せており、グリーンアンモニアに対する需要がこの数年急速に高まってきた。 例えば表1中の豪Queensland Nitrates(QNP)は、そうした肥料や火薬のメーカーで、これまで用いていた年間2万トンのグレーアンモニアを、丸ごとグリーンアンモニアで代替する意図で、グリーンアンモニアの生産計画に参画している。 デンマークTopsoeなども元は肥料向けグレーアンモニアのメーカーだったが、今では天然ガスの改質時にCO2の多くを回収した“ブルー水素”を基に生産した“ブルーアンモニア”が主体になっている。しかも今後はそれをグリーンアンモニアで代替しようとしている。
これはこれでいいよ、別に。
燃料としての用途は日本が先駆け 一方、IHIや日揮、三菱商事、三井物産など日本のエネルギー系のメーカーや商社は数年前から(2)、つまりCO2フリー燃料としてのブルーアンモニアやグリーンアンモニアに注目し、サプライチェーンの構築などを進めてきた(図1)。当初の用途は、石炭火力発電プラントにおける石炭とアンモニアの混焼だ。既にIHIやJERAなどは、ブルーアンモニアの混焼実験を始めている。三菱パワーは、石炭ゼロのガスタービンでアンモニア100%、つまり専焼の火力発電システムの実験を進めている。ところが、こうした使い方には国内外から激しい批判が出てきた。国内からの批判で多かったのが、「エネルギーキャリアとしてアンモニアを推進しているのは日本だけ」というもの。これは、表1のように海外でも多数のアンモニア利用計画が進んでいることを知らないからだろう。肥料の脱炭素化はきっかけに過ぎず、生産したグリーンアンモニアを様々な用途に使おうとしている事業者も多い。
知らなかっただけだ。アホだったけど今は少し利巧になったねと言ってあげよう。
海外からの批判で多いのは、石炭火力の延命にアンモニアを使っているのではないかという指摘。ただ、当初からアンモニアの専焼を推進している三菱パワーはもちろん、多くが当初は混焼でもいずれは専焼を目指している点で、的外れである。
碌に調べてもいないのだ。そういう傾向のある連中だということを覚えておこう。
あと、割り算も苦手だ(笑)。
海外発の批判のうち、最も強烈だったのが、再生可能エネルギーに関するリポートを数多く出している調査会社の米BloombergNEFによる批判だ。 具体的には、同社は2022年9月28日に「日本のアンモニア・石炭混焼の戦略におけるコスト課題」という20ページ超のリポートを、英語だけでなくわざわざ日本語版も作成して発表した。 批判のポイントは大きく2つ。(i)海外から輸入するブルー水素の石炭火力との混焼または専焼はコストが今後数十年ほとんど下がらない、(ii)日本で造るグリーンアンモニアはコスト高で、2030年時点で再生可能エネルギーと蓄電池の組み合わせにコスト競争で敗れ、その構図は2050年まで続く――というものだ(図2)。ただ、このリポートには疑問点が多い。議論の根拠となるコストの推定結果などはおおむね正しいと思える一方で、批判自体はやはり的外れだからだ。 というのは、日本の事業者で、日本で造ったグリーンアンモニアを混焼や専焼の柱に据える発電事業者は出ていない。加えてブルーアンモニアをずっと使い続けようとする発電事業者もいないのである。 JERAなどブルーアンモニアの混焼実験を進める発電事業者の多くは、それを一時的な選択と位置付ける。グリーンアンモニアで一定の供給量が確保され、しかも価格が下がってくれば、その時点でそちらに乗り換える計画だ。それはほぼ必然的に、オーストラリアのような再生可能エネルギーが安い場所で合成したグリーンアンモニアになる。つまり、BloombergNEFのこのリポートは、自らの現実的でない仮定に対して批判していることになる。
俺がちょくちょくBloombergをアホ扱いしている理由もよくわかるでしょう。
中国のデータで日本メーカーを批判 もう1つ、このリポートではアンモニアを燃焼させることで温暖化ガスの亜酸化窒素(N2O、笑気)が出ることを批判しているが、そのデータは中国の研究機関のもの。アンモニア燃焼時に窒素酸化物(NOx)の排出量を極力低減する研究開発を進めてきた日本のメーカーや研究機関のデータには触れていない。
北京と東京は地下鉄でつながってると思ってる奴らだからね(笑)。
さらに言えば、このリポートでは燃料としての水素には何も触れていない。本来、アンモニアは水素キャリアとして、運搬コストや保管コストを低減する役割がメインだった。アンモニアを燃やすのがコスト高なら、水素に戻して燃やすのはさらにコスト高になるはずだが、それにはほとんど言及していないのである。
アホだから(笑)。
「燃料ではなく肥料に使え」が主題か このリポートには、こうした整合性が低い、あるいは、フェアとはいえない形での“批判”が多数あり、それがかえってこのリポートで本当に伝えたいことを分かりにくくさせている。ただその一方で、リポート中、ある一貫したメッセージが複数回語られている。それは、「クリーンアンモニアは、燃料として使うのではなく、肥料の脱炭素化に使うべきだ」というメッセージ。これが、このリポートの著者が本当に伝えたいことなのだろうと推測できる。 アンモニアを燃料として本格的に使い出すと、量の確保が最優先事項となり、本来肥料に向けられていた分までもが燃料用に回されかねない。悪くすると世界的な農作物の高騰や食料不足につながる。グリーンアンモニアの生産量が一定量を超えるまでは燃料としての利用は避けるべきだというのは、一理ある。
まあな。
バイオ燃料にも同じ理由で叩けるものが有るからこっぴどく叩いてあげましょう(笑)。
1年後、正反対の主張に ところが、驚いたことにBloombergNEFはほぼ1年後の2023年9月6日、「Ammonia: From Fertilizer to Fuel of the Future(アンモニアは肥料から未来の燃料へ)」というタイトルのリポートを、ポットキャストで発表した(図3)。内容は、「グリーンアンモニアのコストは当初は高くても長期的、具体的には2030年代後半から2040年ごろには十分下がり、燃料として価格競争力を持つようになる」というもの。前述のリポート、特にその“メイン”の主張とはまさに正反対の内容である。 同じ媒体でも、著者が変われば主張が異なることは十分あり得る。しかも、この1年で水電解装置の価格などが劇的に下がり、グリーンアンモニアの生産コストも大きく下がっている。わずか数カ月先の変化も織り込めないで数十年先の予測ができるのだろうかとは思うが、以前の主張に固執せず、状況の変化に対応したことはむしろ良いことだろう。
成長したんだよ、Bloomberg(笑)。
いや、2024年になってからたしかに「アンモニアは必要」ってしばしば言うようになっているよ米国。
元々、アメリカから出た話だと思うしね、グリーンアンモニア。それを耳打ちされたんじゃないの(笑)。
[45] 「プーチンをヒグマから守った男」が次のロシア大統領に…これから25年間に世界で起こる「大事件」
わずか25年前から、世界情勢は恐ろしく変化した。だがこの先25年は、さらに大きな変化が待ち受けている。一体どうなるのか─―前回記事『アメリカはむしろ「台湾侵攻」を待ち望んでいる…その裏にある「恐ろしすぎる理由」』に引き続き、多角的な視点から精緻に予測してみよう。
ソビエト連邦は崩壊しとったしな。
プーチンを熊から救った男
ひょっとして・・・:熊を素手で撃退した63歳空手家 「大山倍達を超えた」 2016.09.02/「大山倍達を超えた」「漫画で読んだ話みたい」――。群馬県長野原町の河原で釣りをしていた63歳の男性が、襲いかかってきた熊を素手で撃退したというニュースがネット上で大きな話題を集めている。 男性は地元で名の知れた空手の高段者。「目があった瞬間に飛びかかってきた」という熊に応戦し、数分間にわたる格闘を繰り広げた。最終的には、熊の右目を指で突いて退散させたという。
いや、最近はうちの実家付近でも熊が目撃されることも有ってな。この前帰省して墓掃除(裏山に有るので、お墓。)しとった時にも藪のほうで「ガサガサッ!」と大きな動物が動いているような音がしたんよ。で、ちらっとだが、黒い影が見えた。家に入って父親に言うと「イノシシじゃないか」と言うんだが、俺もイノシシは、生きた状態でではないが、近所の狩猟愛好家が撃ち殺して血抜きしてるのは見たことが有るのでたぶん見間違えない。仕方ないのでナタ一つ持って裏山を見回ったが・・・死を覚悟しました・・・。もう逃げていなくなってたけどね。
ま、ヒグマじゃねーけどな。
さらに地政学に詳しいアメリカのジャーナリストのロバート・カプラン氏は、台湾侵攻に続く米中衝突が「第三次世界大戦」につながるリスクを指摘する。「2050年までに、世界規模の大戦争がまず間違いなく起こると見ています。その発端としてもっとも可能性が高いのは、アジア太平洋で米中が衝突するケースです」そうなったとき、真っ先に中国陣営に加わるのは北朝鮮だ。金一族の独裁体制が続いている場合はもちろん、2050年までに中国の一部になっているとの予測もある。「金正恩(40歳)の妹の金与正が跡を継ぐと言われていますが、男系継承が続いた北朝鮮では考えにくい。跡継ぎが決まらないまま金正恩が60代半ばを過ぎれば、体制が不安定化したところでそのまま中国に飲み込まれるとも考えられます。『世界の警察官』から下りたアメリカは軍事費の負担を軽減させるため、韓国をはじめ各地から米軍を撤退させていくはず。そのタイミングで韓国に左派政権が成立し北朝鮮に歩み寄れば、朝鮮半島がまとめて中国の影響下に入ってもおかしくない」(立命館大学教授の上久保誠人氏)中国と4000キロメートル以上の国境を接し、西側世界との対決姿勢を明確にしているロシアもまた、中国側に立つ。キヤノングローバル戦略研究所理事・特別顧問の宮家邦彦氏が背景を解説する。「ロシアは周囲に緩衝地帯をつくることで、自国の安全を担保してきました。しかし冷戦後、旧東側諸国がほとんどNATOに加盟してしまったうえ、将来的にはウクライナも間違いなく加盟するでしょう。西方が敵国であふれている状況で、中国と対立するわけにはいかない。たとえ従属することになったとしても、良好な関係を維持するしか道はありません」
ロシアの中国への隷属はウクライナに攻め込んだことで確定に近づいたわ。
25年後にプーチン大統領は96歳。後継者としてさまざまな人物が噂されてきたが、ここにきて新しい候補が浮上している。「5月に大統領補佐官に抜擢されたアレクセイ・デュミン(52歳)です。もともとはプーチンの警護官だった人物で、過去に彼をヒグマから守った経験もあると言われます」(外務省関係者)
あ、大山じゃなかった。
2014年のクリミア侵攻時、デュミンはロシア軍の情報部門で特殊作戦を指揮しており、領土拡大に熱心な人物とも言われる。彼が大統領となれば、米中戦争を好機と捉えて中国側で参戦し、北方領土の先にある北海道に侵攻してもおかしくない。
今どき領土拡大に熱心なアホ。ただ、「あっち側」では大真面目にこんなこと考える奴がいるから。
だから核武装が必要だと言っとるんだが・・・。
あ、ノーベル平和賞おめでとうございます:ノーベル平和賞に日本被団協 予想外れ世界のメディアが驚き 毎日新聞 2024/10/11
まあ、いろいろ気を使っていただいて(笑)。
どの国が中ロ側に立つのか 現在の国際情勢を手がかりにすると、将来的にどの国が中ロ側に立つかが見えてくる。有力な候補がイランだ。「現在、中国とロシアとイランは基本的に協力し合っています。ウクライナ戦争ではイラン製の無人機と北朝鮮製の武器弾薬が使われ、中国も水面下で支援しています」(前出の宮家氏) ただし中ロとの連携をさらに深めるために、越えるべき「体制安定化」というハードルは高い。「最高指導者のハメネイ師を頂点とする現在の政治体制について、イラン国民の間では不満が広がっている。『第二次イラン革命』が起こって体制が大きく変われば、内政に注力し海外への関与を減らしていくでしょう。ハマスやヒズボラなどイスラム系のテロ組織への支援を打ち切れば、中東ではイスラエルが相対的に勢力を拡大していく。強いイスラエルがガザを併合し、パレスチナ問題が決着するかもしれません」(前出のカプラン氏)
こういうことも無くなるだろう:イランの反政府運動で死亡した10代女性、治安部隊が性暴力後に殺害か 極秘文書をBBCが入手 2024年5月1日
帰趨を決めるのはインド 中国とロシアが手を組めば、軍事作戦に情報戦やサイバー攻撃などを組み合わせて、巧妙な「ハイブリッド戦争」を仕掛けてくるに違いない。それに対して、日本を含む西側陣営はどういった顔ぶれで臨むのか。ヨーロッパ諸国(EU)が味方する可能性は高いが、今後25年間でEUが世界のGDPに占める割合は約17%から10%未満へ低下する見通しだ。加えて、25年後までにアフリカから数百万人の規模で移民・難民が押し寄せ、EU域内で2015年の「欧州難民危機」のような大混乱が生じる恐れもある。カギを握るのは、2050年には人口約16億人、GDP世界第2位の大国となっているインドだ。中国とは60年以上にわたって国境紛争を抱えていて、2020年には戦闘で死者も出ている。またアメリカ、日本、オーストラリアとともに、インド太平洋地域で中国に対抗する戦略的な同盟「QUAD」のメンバーでもあるため、膨張する中国を食い止めようと動くだろう。「度重なる経済危機と災害で、隣国パキスタンは崩壊が近いとも言われます。その空白地帯に敵対するインドが入り込めば、さらに強大な国になるでしょう」(カプラン氏)
インドは独立・中立を保とうとするでしょう。核も有るしね。
まあ、日本には無理だろうなと思っているが、言わずにはおれん。
こうしてアメリカvs中国、つまり新しい「連合国」と「枢軸国」に世界が分断されるのが、想定しうる第三次世界大戦のシナリオだ。ただし過去2度の大戦とは異なり、明確に勝敗がつかないまま終わるだろう。世界規模でサプライチェーンが張り巡らされた現代では、敵国のダメージが自国の経済に跳ね返るからだ。大戦を経た世界ではかつてのアメリカのような覇権国は現れず、米中印などの大国が各地域の覇権を握り、それぞれの縄張りを牛耳るボスになる。在韓米軍に続いて在日米軍も撤退、あるいは縮小すると予想される中、日本はアジアの最前線でどう振る舞うべきか。
だから、核武装・・・まあ、無理か。
学歴コンプレックスに基づく暗いルサンチマンの国だし(笑)。
自民党は(上級国民除く)国民総B層化目指しとるし・・・。
「共産党政権が続けば、技術流出やスパイ容疑で逮捕されるリスクを懸念した企業が中国を見限り次々と撤退していくはず。TSMCの工場を熊本に誘致したように日本がその受け皿になれば、むしろ安全な国として世界での評価も高まるでしょう。地道に各国から信頼を勝ち取ることこそ、日本の発言力にもつながるはずです」(前出の上久保氏)激動の時代だからこそ、日本にとって大きなチャンスとなるかもしれない。「週刊現代」2024年10月5・12日合併号より
いや、国防できん国が・・・。
[46] 俺が自民党をボロクソに言いながらも隠れ自民党支持である理由:「核禁条約」へのオブザーバー参加や批准を求める声、野党から相次ぐ 立憲 共産 2024年10月11日
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)へのノーベル平和賞の授与が発表されたことについて、立憲民主党の野田佳彦代表は11日夜、「原爆の被害の実相を語り、核兵器の非人道性、核兵器廃絶、平和を訴え続けた結果であり、これまでのたゆまぬご努力に心からの敬意と感謝を表する」とのコメントを出した。日本政府に対しては、「核兵器禁止条約の締約国会議に必ずオブザーバー参加するよう求める」とした。
欧米人はますます「日本、チョロいな♡」思うだろーな。
野田氏はコメントで、「核兵器の非人道性がさらに世界に広まり、国際社会における核兵器廃絶への声がさらに強くなることを願う。世界のリーダーにも訴えかけ、今の世界的な軍拡・核兵器拡散の流れを変えることにつながることを望む」と強調。「被団協の皆様の長年の運動の結実ともいえる核兵器禁止条約に、わが国がせめてオブザーバーとして参加しなければ、唯一の戦争被爆国としての核廃絶に向けての本気度が問われる」と指摘した。
外国にも使い勝手よしひこ。
同党の長妻昭代表代行は朝日新聞の取材に対し、「驚いた。ロシアがウクライナに核使用をちらつかせ、中東情勢も緊迫する中、抑制を促すメッセージを打ち出したと言える」と評価した。 長妻氏も「米国と軍事同盟を結んでいるドイツもオブザーバー参加している。被爆国の日本だからこそ、参加する意義がある」と述べ、今回の受賞を契機に、日本も核兵器禁止条約へのオブザーバー参加にかじを切るよう政府に求めた。そのうえで「唯一の被爆国として米国に忖度(そんたく)しすぎるのではなく、条約の意義や段階的な禁止だという点をきちんと説明し、理解を得るべきだ」と指摘した。
ドイツはアタマがビョーキだから。
元々そうなのか、negative Flynn effectのせいなのか、知らんけどな。
昔はもうちょっとマシだったような・・・少なくとも10年前は・・・。
日本維新の会の馬場伸幸代表は「心からお祝い申し上げる」との談話を発表。「今回の受賞に呼応すべく、我が国政府も『核兵器のない世界』への出口と言える重要な核兵器禁止条約の締結国会議へのオブザーバー参加を検討すべきだ」と主張した。
料理人・・・。
共産党の田村智子委員長は、「核兵器禁止を求める国際的なうねりを生み出してきた被爆者のみなさんに心から敬意を表する。今こそ、核兵器禁止条約を日本政府も批准し、核兵器廃絶を世界に働きかけるべきだ」とのコメントを出した。
中国に向かって言え、アカ!
小池晃書記局長は朝日新聞の取材に対し「日本被団協は核兵器廃絶を訴え続け、それが核兵機禁止条約に実ったことが、国際社会から高く評価されたということだろう」との見方を示した。そのうえで「核なき世界を目指すという流れが世界の本流だと今回のノーベル平和賞は証明した」と指摘。「日本政府はノーベル平和賞を踏まえ、核兵器禁止条約に参加する決断をすべきだ」と主張した。
ロシアに向かって言え、アカ!
国民民主党の玉木雄一郎代表はX(旧ツイッター)に、「これまでの核廃絶や被爆者援護の取り組みに心から敬意を表する。党としても唯一の戦争被爆国として被爆の実相を世界に伝えるとともに、恒久平和・核廃絶に向けた道を共に歩んでいければと思っている」と投稿した。
ま、無難な外交辞令か・・・。
社民党の福島瑞穂党首は自らが「とってもうれしいニュースが飛び込んできた」と語る動画をXに投稿した。「二度と核兵器を使わせない、使ってはならないと頑張ってきた、証言をしてきた被団協は『核兵器禁止条約の批准を』と言っている」とした上で、「この受賞を生かして日本で禁止条約、批准していきましょう。批准していきます」と呼びかけた。
だから、中国とロシアに・・・。まあ、バカだからな、福島瑞穂・・・。
あー、ハマコ―が懐かしい・・・。
by T. H.